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英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

5手詰 【出題編】

2009-10-09 11:39:03 | 詰将棋
 『将棋世界』10月号(先月号です)
 「実戦に役立つ5手7手詰」中田章道七段 より


 まずは、ノーヒントで考えてみてください。




 ……解けましたでしょうか?
 (詰め将棋に慣れた方なら人目かもしれませんが)初手は意外と広いですね。
 大きく分けると、▲3二馬か、桂打ちか、香打ちが見えますが、普通に詰にいくと、たとえば、▲3二馬ですと



△1三玉と逃げられ、



2四の地点が開いているので、捕まりません。

 同様に▲3四桂も△1三玉で、▲1九香と迫っても



2四の地点が開いているので、△2四玉とするりと逃げられ、▲1四馬と追いすがっても、



3五(または3四)に逃げられると、捕まりません。


 初手に戻り、▲2三香と打っても、同様に2四の地点が開いているので、捕まりません。



 というわけで、ポイントは2四の地点です。ここを、埋めてしまう工夫が必要なのです。

 解けなかった方は、再チャレンジしてみてください。
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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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解けました (Non)
2009-10-09 20:41:17
▲24香△同角と下準備をしてから▲32馬△13玉▲25桂までの5手詰です。
返信する
Unknown (夕焼け)
2009-10-09 23:52:16
・・・・

・・・・



フッフッフッフッ・・・


分からんし(^∀^)


上のコメントでカンニングしてしまった・・・


え?え?え?
これって基本です?
確か前の授業は駒の動き方じゃなかったっけ?
イキナリこんなにレベルが上がっちゃうワケ?^^

英殿!
ブログ一周年おめでとうございます~
返信する
簡単でしたか ()
2009-10-10 16:02:57
Nonさん、こんにちは。
回答、ありがとうございました。

正解です。2四香と捨てるのが、逃げ道を封鎖する詰め将棋の手筋です。

でも、実を言うと、本題はこれからなのです。
それについては、新しいエントリーで取り上げます。
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基本じゃありません ()
2009-10-10 16:03:44
基本じゃありません (英)
2009-10-10 11:58:58
夕焼けさん、こんにちは。

ええと、基本じゃないです。
「詰め将棋の面白さを語りたい」という趣旨です。『気まぐれ講座』に近いものではありますが、『気まぐれ講座』の続きとしては、意識していませんでした。
気まぐれに記事を書いたので、その意味では『気まぐれ講座』かもしれません。

ちょっと、複雑ですが、なるべく図面を多くして説明しますので、よろしかったらお付き合いください。

>ブログ一周年おめでとうございます~

ありがとうございます。
夕焼けさんのコメントは、こちらのテンションもあがります。
返信する
ノーヒントで10分。 (yutanpo23)
2009-10-10 17:21:30
英さん、こんにちは。

初手の2四香が見えれば、一瞬なのですが(笑)初手に10分掛かりました。

将棋世界の付録に詰め将棋がありますが、筋が見えないと、2~3分で初手を見てしまいます。
短手数の場合、初手が分かればスムーズに解けることが多いですね。
返信する
詰将棋の醍醐味 ()
2009-10-10 19:07:41
 yutanpo23さん、こんばんは。

 10分もお付き合いいただき、ありがとうございます。
 まず、10分熟考できるということは素晴らしいことです。
 それに、サクッと解けることも気持ちいいですが、苦労したあげくに、ピカっと答えが見つかるというのは、まさに詰将棋の醍醐味です。
 また、う~んと考えて、解答を見て、「そうだったのか」と納得するのも、素敵なことだと思います。

 でも、今回、この詰将棋を取り上げたのは、もっと奥があるのです。
 よろしかったら、発展編もご覧ください。
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