『将棋世界』10月号(先月号です)
「実戦に役立つ5手7手詰」中田章道七段 より

まずは、ノーヒントで考えてみてください。
……解けましたでしょうか?
(詰め将棋に慣れた方なら人目かもしれませんが)初手は意外と広いですね。
大きく分けると、▲3二馬か、桂打ちか、香打ちが見えますが、普通に詰にいくと、たとえば、▲3二馬ですと

△1三玉と逃げられ、

2四の地点が開いているので、捕まりません。
同様に▲3四桂も△1三玉で、▲1九香と迫っても

2四の地点が開いているので、△2四玉とするりと逃げられ、▲1四馬と追いすがっても、

3五(または3四)に逃げられると、捕まりません。
初手に戻り、▲2三香と打っても、同様に2四の地点が開いているので、捕まりません。
というわけで、ポイントは2四の地点です。ここを、埋めてしまう工夫が必要なのです。
解けなかった方は、再チャレンジしてみてください。
「実戦に役立つ5手7手詰」中田章道七段 より

まずは、ノーヒントで考えてみてください。
……解けましたでしょうか?
(詰め将棋に慣れた方なら人目かもしれませんが)初手は意外と広いですね。
大きく分けると、▲3二馬か、桂打ちか、香打ちが見えますが、普通に詰にいくと、たとえば、▲3二馬ですと

△1三玉と逃げられ、

2四の地点が開いているので、捕まりません。
同様に▲3四桂も△1三玉で、▲1九香と迫っても

2四の地点が開いているので、△2四玉とするりと逃げられ、▲1四馬と追いすがっても、

3五(または3四)に逃げられると、捕まりません。
初手に戻り、▲2三香と打っても、同様に2四の地点が開いているので、捕まりません。
というわけで、ポイントは2四の地点です。ここを、埋めてしまう工夫が必要なのです。
解けなかった方は、再チャレンジしてみてください。
・・・・
?
フッフッフッフッ・・・
分からんし(^∀^)
上のコメントでカンニングしてしまった・・・
え?え?え?
これって基本です?
確か前の授業は駒の動き方じゃなかったっけ?
イキナリこんなにレベルが上がっちゃうワケ?^^
英殿!
ブログ一周年おめでとうございます~
回答、ありがとうございました。
正解です。2四香と捨てるのが、逃げ道を封鎖する詰め将棋の手筋です。
でも、実を言うと、本題はこれからなのです。
それについては、新しいエントリーで取り上げます。
2009-10-10 11:58:58
夕焼けさん、こんにちは。
ええと、基本じゃないです。
「詰め将棋の面白さを語りたい」という趣旨です。『気まぐれ講座』に近いものではありますが、『気まぐれ講座』の続きとしては、意識していませんでした。
気まぐれに記事を書いたので、その意味では『気まぐれ講座』かもしれません。
ちょっと、複雑ですが、なるべく図面を多くして説明しますので、よろしかったらお付き合いください。
>ブログ一周年おめでとうございます~
ありがとうございます。
夕焼けさんのコメントは、こちらのテンションもあがります。
初手の2四香が見えれば、一瞬なのですが(笑)初手に10分掛かりました。
将棋世界の付録に詰め将棋がありますが、筋が見えないと、2~3分で初手を見てしまいます。
短手数の場合、初手が分かればスムーズに解けることが多いですね。
10分もお付き合いいただき、ありがとうございます。
まず、10分熟考できるということは素晴らしいことです。
それに、サクッと解けることも気持ちいいですが、苦労したあげくに、ピカっと答えが見つかるというのは、まさに詰将棋の醍醐味です。
また、う~んと考えて、解答を見て、「そうだったのか」と納得するのも、素敵なことだと思います。
でも、今回、この詰将棋を取り上げたのは、もっと奥があるのです。
よろしかったら、発展編もご覧ください。