今回のテーマは
結婚することの意味 ~結婚は誰のためにするのか?~
(結婚の意味ではなく、「結婚する事」(式を挙げること)の意味というのが肝要)
このドラマ、冒頭に谷川教授(小市慢太郎)がテーマの概論の講義をしてくれて親切である。
「独身の当事者以上に、ある意味では切実にこの問題と向き合っている人たちがいる。さて、それは誰?」
政治家?、ウエディング業界?……もちろん、これらも正解だが、独身者の親たちが最も一生懸命かもしれない。
現代の結婚は当人同士の自由意思によるものだが、それだけではなさそうだ?
……結婚とはいったい誰のものなのだろうか?
という前振りでした。
結婚することの意味(意義)………ドラマの中でも、登場人物は考える
①戸籍が変わるなど、法律的、社会制度的に変化する
②社会や世間に結婚した事を報告する。それによって、周囲からの扱かわれ方も変化する(結婚しているのだからと残業や飲み会の誘いも気を使う。一人前と認められ、重要な仕事や責任も課せられる)
③(都会になるほど、或いは現代になるほど、意味は薄れてきているが)親族同士に新たなつき合いや結びつきが生まれる
④親たちの義務、そして夢、望み
⑤本人たちの気持ちのけじめ
もちろん⑤が一番の肝心なのであるが、それだけではないのが結婚することの大変さであり、素晴らしさである。
結婚式を挙げることは手続きの意味もあるけれど、③④⑤は新郎新婦に「(本人だけでなく家族も)幸せになって欲しい」という皆の思いの集大成なのだと。
結婚式の「サムシングフォー」も、そういう思いの集大成なのかもしれない。
ドラマは千春(菅野美穂)の妹の「出来ちゃった婚」(「授かり婚」というらしい)が題材。
ここまで姉に言いたい放題の妹だったが、今回も姉が結婚しないから、親の思いが全部自分に掛かってくる。罪ほろぼしするべきと無理なお願いをする。
このドラマ、ドラマの前半から中盤過ぎまで、結婚していない事で、千春が辛い思いをする。それを観るのが辛くて、視聴を止めようかと何度も思った。今回も、そうなのかと思い、スイッチを切ろうと思った。が、せっかくだから、最後まで観てみたら、違った。そういうシーンはそこだけで、妹の式を挙げることに向けて、皆が人を思いやるというもので、個人的には良かった。楽しく観る事が出来た。
お気に入りのシーンは、
照れ屋の谷川教授の花束を教え子(花屋のバイト)が、張り切って思い切り派手な花束を作成しようとしている状況を、春子(天海祐希)が、
「派手なの選んでる……もはや隠せない…」
と申し訳なさそうに謝っているところ。
それにしても、春子さん、すっかり千春の保護者だなあ。
【ストーリー】番組サイトより
田中千春(菅野美穂)は、桐島春子(天海祐希)から赤いリボンがついたマンションの合鍵をもらう。千春は、居場所ができた感じがする、と喜んだ。
千春が勤める旅行代理店では、親同士がお見合いをするという一泊ツアーを取り扱うようになっていた。そのパンフレットを見た千春の後輩・鈴村真里子(福田彩乃)は、申し込む人なんかいるはずない、と言う。が、何と申し込んでいたのは、真里子の親だった。真里子は、つい最近も、上京してきた親から、結婚もしないでどうするのか、と泣きつかれたらしい。そんな話で盛り上がっていると、千春の携帯電話に、母親の紀子(市毛良枝)から電話が入る。結婚する予定になっている千春の妹・千夏(中村ゆり)が、突然、結婚式はしないと言い出したらしい。するとそこに、思い詰めた顔の千夏が現れる。
千春は、千夏から事情を聞いた。友人たちに祝ってもらうだけでいい、という千夏に対し、ちゃんとした結婚式を挙げなければだめだと紀子が反対したという。それでも千夏は、月末に友人たちだけを招いて簡単に済ませるつもりでいる、と千春に告げる。
同じころ、工藤純平(玉木宏)は、法事のため、実家に帰っていた。そこで純平は、叔父の良雄(田窪一世)から、結婚していないことやいまだにアルバイト生活を送っていることに対して意見され、困惑する。そんな純平に助け船を出したのは、商社マンの兄・遼平(眞島秀和)だった。
その夜、千夏は、無理を聞いてもらって春子のマンションに泊まる。事情を知った春子は、母親が娘の結婚を喜べないのは良くないから時間をかけて話し合うべきだ、と千春に助言する。
あくる日、仕事を終えた千春が帰り支度をしていると、とある病院から電話が入る。診察中に気分が悪くなった千夏を、休ませているという連絡だった。千春は、病院に駆けつけ…。
結婚することの意味 ~結婚は誰のためにするのか?~
(結婚の意味ではなく、「結婚する事」(式を挙げること)の意味というのが肝要)
このドラマ、冒頭に谷川教授(小市慢太郎)がテーマの概論の講義をしてくれて親切である。
「独身の当事者以上に、ある意味では切実にこの問題と向き合っている人たちがいる。さて、それは誰?」
政治家?、ウエディング業界?……もちろん、これらも正解だが、独身者の親たちが最も一生懸命かもしれない。
現代の結婚は当人同士の自由意思によるものだが、それだけではなさそうだ?
……結婚とはいったい誰のものなのだろうか?
という前振りでした。
結婚することの意味(意義)………ドラマの中でも、登場人物は考える
①戸籍が変わるなど、法律的、社会制度的に変化する
②社会や世間に結婚した事を報告する。それによって、周囲からの扱かわれ方も変化する(結婚しているのだからと残業や飲み会の誘いも気を使う。一人前と認められ、重要な仕事や責任も課せられる)
③(都会になるほど、或いは現代になるほど、意味は薄れてきているが)親族同士に新たなつき合いや結びつきが生まれる
④親たちの義務、そして夢、望み
⑤本人たちの気持ちのけじめ
もちろん⑤が一番の肝心なのであるが、それだけではないのが結婚することの大変さであり、素晴らしさである。
結婚式を挙げることは手続きの意味もあるけれど、③④⑤は新郎新婦に「(本人だけでなく家族も)幸せになって欲しい」という皆の思いの集大成なのだと。
結婚式の「サムシングフォー」も、そういう思いの集大成なのかもしれない。
ドラマは千春(菅野美穂)の妹の「出来ちゃった婚」(「授かり婚」というらしい)が題材。
ここまで姉に言いたい放題の妹だったが、今回も姉が結婚しないから、親の思いが全部自分に掛かってくる。罪ほろぼしするべきと無理なお願いをする。
このドラマ、ドラマの前半から中盤過ぎまで、結婚していない事で、千春が辛い思いをする。それを観るのが辛くて、視聴を止めようかと何度も思った。今回も、そうなのかと思い、スイッチを切ろうと思った。が、せっかくだから、最後まで観てみたら、違った。そういうシーンはそこだけで、妹の式を挙げることに向けて、皆が人を思いやるというもので、個人的には良かった。楽しく観る事が出来た。
お気に入りのシーンは、
照れ屋の谷川教授の花束を教え子(花屋のバイト)が、張り切って思い切り派手な花束を作成しようとしている状況を、春子(天海祐希)が、
「派手なの選んでる……もはや隠せない…」
と申し訳なさそうに謝っているところ。
それにしても、春子さん、すっかり千春の保護者だなあ。
【ストーリー】番組サイトより
田中千春(菅野美穂)は、桐島春子(天海祐希)から赤いリボンがついたマンションの合鍵をもらう。千春は、居場所ができた感じがする、と喜んだ。
千春が勤める旅行代理店では、親同士がお見合いをするという一泊ツアーを取り扱うようになっていた。そのパンフレットを見た千春の後輩・鈴村真里子(福田彩乃)は、申し込む人なんかいるはずない、と言う。が、何と申し込んでいたのは、真里子の親だった。真里子は、つい最近も、上京してきた親から、結婚もしないでどうするのか、と泣きつかれたらしい。そんな話で盛り上がっていると、千春の携帯電話に、母親の紀子(市毛良枝)から電話が入る。結婚する予定になっている千春の妹・千夏(中村ゆり)が、突然、結婚式はしないと言い出したらしい。するとそこに、思い詰めた顔の千夏が現れる。
千春は、千夏から事情を聞いた。友人たちに祝ってもらうだけでいい、という千夏に対し、ちゃんとした結婚式を挙げなければだめだと紀子が反対したという。それでも千夏は、月末に友人たちだけを招いて簡単に済ませるつもりでいる、と千春に告げる。
同じころ、工藤純平(玉木宏)は、法事のため、実家に帰っていた。そこで純平は、叔父の良雄(田窪一世)から、結婚していないことやいまだにアルバイト生活を送っていることに対して意見され、困惑する。そんな純平に助け船を出したのは、商社マンの兄・遼平(眞島秀和)だった。
その夜、千夏は、無理を聞いてもらって春子のマンションに泊まる。事情を知った春子は、母親が娘の結婚を喜べないのは良くないから時間をかけて話し合うべきだ、と千春に助言する。
あくる日、仕事を終えた千春が帰り支度をしていると、とある病院から電話が入る。診察中に気分が悪くなった千夏を、休ませているという連絡だった。千春は、病院に駆けつけ…。
貴重ですね。
ただ、私はそろそろ脱落しそうです。
今回もネットサーフィンしながら見ていたので、後半はあまり覚えていません。
菅野美穂の可愛さだけでは持ちません。
花屋のシーン良かったですね。
いいかげんに春子ももっと描いてほしいですよね。
結婚しない可能性なら春子の方がよっぽど高いのに。
他の感想は短評をお待ちください。
ところで、BlogPeopleというブログのコミュニティサイトがあるのですが、
そこで自動的にトラックバックが飛ばせる機能があって、この度「ドラマレビュー(国内)」というカテゴリーを立ち上げました。
とても便利そうなので広めてほしいと思いましてお知らせしました。
詳しくは、上記のURLの記事およびリンク先を御覧ください。
よろしくお願いします。
このドラマは、「結婚」というテーマが決まっているので、展開に柔軟性がないのが弱点ですね。しかも、「結婚」というテーマは重い。
ダブルキャストということなのですが、今のところ菅野さんが主役で、今回は特にそうでした。ドラマとしては見やすくなったのですが、天海さんが勿体ない使われ方です。
BlogPeople、拝見しました。
面白くて便利そうですね。ただ、私としては、記事読んでからトラックバックをしたいと思っているので、若干抵抗を感じるというのが、正直なところです。
ドラマの感想、情報、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。