英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

自己満足

2017-06-03 13:05:41 | 日記
 今日のお昼前、山間部の街道のセンターライン付近で、小鳥がもがいていた。
 車を脇に停めて近づくと、スズメより少し小さめで、緑の筋がある野鳥であった。おそらく、車に撥ねられたのだろう。平衡感覚を失っているのか、頭を地面につけてもがいている。
 そっと手ですくうが、抵抗はしない。ちゃんとした姿勢は保てなくて、やや斜めを向いている。元気はある。
 このままにしておくのは、車に引かれてしまうので、道路わきの山べたに置くが、じっとしたまま動かない。
 放置して帰りかけたが、思い直して動物病院に連れて行くことにした。
 
 動物病院に行って受付で事情を話すと、保護した時間と場所、私の名前を尋ねられた。
 暫く待ったあと、診察。

 やはり、車に撥ねれれたようで、肩の骨が折れており、もう一方の肩のあたりも外傷が見られるとのこと。

「この鳥はもう飛べません。ペットならそれでもいいのですが(飼い主からエサを貰える)、野生動物の場合、致命的です。野生動物は法律で飼うことは出来ません。
 残念ですが、安楽死させることになります。あとはこちらで(処置)します」


 ≪治せないのか≫と思ったが、獣医さんもつらいだろう。

 あのまま山べたに放置した方が良かったのではないか……
 停車して近づいた時、もう1羽近くにいたような気がした。
 怪我が悪化したり、蛇などに襲われてしまうかもしれないが、あの場所に置いておくべきだった。家族や彼女がいたかもしれない。治癒する可能性もないとは言い切れない…


 余計なお世話、自己満足の行為だったのかもしれない……… 
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (三味線オヤジ)
2017-06-04 02:51:58
それが君の良いところです。
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やさしさにふれて (コウジ)
2017-06-04 09:06:39
その小鳥は感謝してたと思いますよ。
やさしさにふれて、安らかになれたのではないかと思います。
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そうなのかな? ()
2017-06-04 11:16:24
三味線オヤジさん、どうもです。

>そこが君のよいところです

独り善がりで、自己満足で、余計なことをしてしまうところが、よいところですか?
いえいえ、よいと判断して行動に移すことを評価してくれているのだと思いますが、判断が間違っていることが多いので、はた迷惑な奴になっています。
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だと良いのですが ()
2017-06-04 11:25:51
コウジさん、こんにちは。
ありがとうございます。

安らかになってくれたのなら、良いのですが。

獣医さんに、元の場所に返すと主張する事もできたと後悔しています。
返信する
なかなかできることでは (エスカルゴ)
2017-06-06 10:25:42
英さん、こんにちは。お久しぶりです。

わざわざ車を止めて、野鳥を保護し、動物病院へ持って行った、というところまでで、すでに十分な行為だったのではないでしょうか。これだけでも、なかなかできることではないと思います。英さんの優しさです。私が野鳥なら、英さんに感謝すると思います。

野鳥が安楽死になってしまったというのは、結果論だと思います。そのままにしておいたり、元に戻したりしていては、孤独でもっと悲惨な最期を迎える可能性も十分あったと思います。車や外敵もあることでしょうし、野ざらしよりもましだったと思います。獣医さんも、それなりのやり方をしてくださるのではないでしょうか。

家族や彼女、う~ん、そこまで考えますか。英さんの類まれなる能力ですね。私なら、そこまで考えない気がします。もしツレがいたなら、すぐに気づくのではないかという気がしますし。すべてを総合的に判断しても、手当して治癒する可能性を求めて獣医さんに見せる方が良い判断だと思えます。もしこれが人間だったら、絶対に放置しないですよね?

英さんは良いことをしたと思いますから、あまり悩まなくてもいいと思います。もちろん、野鳥が安楽死になったのは悲しいと思いますけど。こういうところでいろいろなことを思えるところが英さんの良さ、ですね。是非ポジティブにとらえてくださいね。
返信する
ありがとうございます ()
2017-06-06 11:36:08
エスカルゴさん、こんにちは。

 慰めの言葉、ありがとうございます。

>そのままにしておいたり、元に戻したりしていては、孤独でもっと悲惨な最期を迎える可能性も十分あったと思います

 私のそう思ったのですが、もう少し考えて、行動すべきだったと思っています。
 あれから、もう少し調べたのですが、野鳥保護センター(野生鳥獣担当機関)に電話相談する方が良かったとか、原則として野生動物は飼えないけれど許可申請すべきだったとか(ほとんど許可は下りないそうですが)……

 野生動物を保護する場合、かなりの覚悟が必要なことがわかりました。でも、「野生動物は法律で飼えない」ということは理解できるのですが、環境破壊をしてきている人間が、そこだけ厳格にすることができるのか、疑問に感じました。

>家族や彼女、う~ん、そこまで考えますか。英さんの類まれなる能力ですね。

 最初、停車した際、そばにもう一羽いたと思います。
 それはともかく、道端に撥ねられた動物の死骸を見つけた時は、やはり、家族のことを想像するので、私はアニメなどの観すぎかもしれません。

 エスカルゴさんや三味線オヤジさん、コウジさんのお言葉で、少し気持ちが軽くなりました。ありがとうございました。
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