崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

花を咲かせるために

2012年07月06日 05時19分07秒 | エッセイ
ベランダのシンビジュームの花が半開した。2年前古希記念に沖縄の弟子からもらったものである。しかし冬の寒さで葉が凍って、死にかかっていたものを再生させ、花を咲かせたのである。この花を咲かせるに長く待っていた。根をおろして十分落ち着かないと花は咲かない。植えかえては成長はしてもすぐに花は咲かない。咲かせるためには待つことである。韓国の有名な詩人の徐廷柱の詩「菊の傍で」を思い出す。菊の花を咲かせるためにホトトギスが鳴き、雷が鳴り、霜が降り、眠れない夜を過ごしながら待って、やっと私のおねえちゃんのような菊の花が咲いたとある。
 今日は数年間出版をサポートして勧めてきた『樺太・瑞穂村の悲劇』が完成し、それを持ってくることになっている。訳者を決め、翻訳を完了させ、出版社を見つけるまで時間をたっぷりかけて本が出来るようになった。著者や訳者たちが喜ぶべきであるが、私はそれ以上、はじめ、進行させ、待つなど「咲かせる」喜びは大きい。ほかにもまた出版社で進行中のものがある。その発行を待つことも楽しみである。

국화 옆에서

한 송이의 국화꽃을 피우기 위해
봄부터 소쩍새는
그렇게 울었나 보다

한 송이의 국화꽃을 피우기 위해
천둥은 먹구름 속에서
또 그렇게 울었나 보다.

그립고 아쉬움에 가슴 조이던
머언 먼 젊음의 뒤안길에서
인제는 돌아와 거울 앞에 선
내 누님같이 생긴 꽃이여.

노오란 네 꽃잎이 피려고
간밤엔 무서리가 저리 내리고
내게는 잠도 오지 않았나 보다.

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