生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

心をみつめる視点:体験の解釈:その5:幸福な日々の為の自問自答集の第4章

2014年02月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
構成概念が固い事例で一番多いのが「自分の理想から人を裁く人」でしょう。はたから見ると、その人は、非常におそまつなのですが、何故か、その人は人を批判し、裁くのが好きなようです。自分の理想像から他者を裁き、自分のストレスを解消している事例です。正しい信仰生活をしている人は本当に自然体で、人を裁くことに恐れを感じていて、自分の至らなさは当然理解していますし、恐れ多くて人の事を批判しません。謙遜は傲慢の始まり、という感じの謙遜ではなく、己の分をわきまえた感じです。宗教を持つ人、持たない人、信念の強い人、弱い人、頑固な人、そうでない人、どんな場合でも、この理想から人を批判する事例は私を含め、人間業の恐ろしい所でもあり、また、必要な部分もあります。自分が至らない人物である、という想いから、何もしない人もいますが、そうすると人類の発展も学問の向上もなくなりますから、この問題は結論が出ません。ただ少し、理想と現実の識別だけは意識して生きていかないと自分とその周囲を非常に不幸にする場合がある事を意識化しておきたいだけです。ストレスが蓄積すると防衛機制上、感情の転移現象が起き、八つ当たりが激発する人間の心の仕組みがあります。弱い人間業ですので、自分流でいいですから、出来るだけ、ストレスの蓄積を避け、厳しい現実に柔軟に対応出来る修行をして、互いに明るく元気に爽やかに生き抜く知恵を身につけていきましょう。それが自分と周囲を幸せにするコツのようです。冗談を言い、大いに笑い、許し合い、さっぱりした喧嘩をして、構成概念に束縛されない日々を送りたいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:189>

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