自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

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潜伏キリシタンの地 﨑津集落

2017年01月19日 | 熊本・福岡2017
宣教師フランシスコ・ザビエルにより、16世紀半ば、キリスト教は九州から布教が始まり、織田信長時代には庇護も受けたが(信長って、新しいもの好きだったんだろうね。 衣装もきらびやかになり始めたのもこの時代だし、日本で初めてワインを飲んだのも、信長と言われている・・・・)、豊臣秀吉時代には「バテレン追放令」が出され、徳川家光時代、さらに弾圧が激しくなり、江戸幕府、キリスト教は、禁教とされる。

天草は、そんな日本のキリスト教史からは、外せない場所。

島原・天草一揆の後、天草も長崎奉行所の支配を受けることとなり、絵踏みなど厳しくキリシタンを取り締まる仕組みが整えられる。天草﨑津の人々は、表向きは仏教徒を装いながら、潜伏キリシタンとして信仰を継続した。1805年の「天草崩れ」とよばれる取締りの記録では、崎津村民の約70%が潜伏キリシタンであったと報告されているそうだ。凄いね〜(;^ω^)

﨑津教会は、ゴシック様式の教会で、現在の教会は、1934年(昭和初期)、フランス人宣教師ハルブ神父の時代に再建された。(明治以来3回の建て直しが行われた。) 堂内は、珍しい畳敷きになっている。ステンドグラスに畳・・・なんだか不思議な空間だ。この教会が建てられた土地は、弾圧の象徴である絵踏みが行われた場所とされている。 天草は、ルイス・デ・アルメイダ神父によってキリスト教の布教が行われ、禁教令以後、激しい弾圧を受けながらも250年間に渡って「潜伏キリシタン」として信仰が守られてきた土地。

静かな漁村、﨑津集落

このお家、渋いね〜。漁の作業を終えた手袋とか桶とか干されている。

静かな漁港

水が澄んでいる

小さな集落を歩いていると、、、﨑津教会が見えてくる

観光客少ない(;^ω^) 熊本の中心からは、ここまで3時間もかかるから、熊本に住んでいる人もなかなか来れないようだ。

教会のすぐ近くには、みなと屋という旅館の跡地に﨑津資料館がある。

村のジオナマ

キリスト教のことはあまりよく解らない自分だけど、今まで自分が旅してきたヨーロッパとも結びついてくる。ここに来れて良かった。
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