電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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いわゆる無条件降伏とは、かの要求条項〈ポツダム宣言〉の明文が示すごとく、軍隊に対する要求に過ぎない。いかなる方式で、いわゆる保障占領を行うかのごときは、今後彼我(ひが)の交渉によっていかようにも定められるところで、要は彼にその保障の目的を達せしめれば足るのだ。彼らとてもいたずらに多数の軍隊を異境に派遣し、自国民を苦しめ、あるいは占領地域民と紛擾(ふんじょう)を起こす危険を冒すがごときは、断じて好むところではない。
( 石橋湛山 )
『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p63 )
戦後の学界、言論界の大ボス・大内兵衛(おおうちひょうえ)への告発状
第2章 「日本は第二次大戦の主犯」と言う歴史の偽造家
大内兵衛(おおうちひょうえ)
明治21年生まれ。東京帝大卒。東大教授、法大総長、東大名誉教
授を歴任。東大経済学部を左翼の巣窟にした張本人。昭和55年没。
東京大学をはじめとする戦後日本の大学に、数えきれぬほど多量の
「進歩的文化人」を送りこんで、鬱然たる大内山脈を築き上げた手
配師の親玉、戦後日本の幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)が
大内兵衛です。世の大学教授には時として隅におけぬ政治屋がいる
ものですが、大内兵衛は学界支配の名人でした。東大定年のあとは
法政大学の総長として乗りこみ、学生を前に訓示して、読むべき出
版物を指示し、雑誌は『世界』、新聞は『朝日』と、「進歩的文化
人」の聖典(バイブル)を教えたことはあまりにも有名です。
2-4 ポツダム宣言を正確に読みとった石橋湛山
そして、いったん歴史の偽造をはじめると、それを繰り返し積み重ね、常習犯となるのが落ち着く先であるようです。大内兵衛は、次のように鷺(さぎ)を烏(からす)と言いくるめます。
連合軍に對してイタリー、ドイツ、日本がそれぞれ降伏したのであ
った。降伏はポツダム宣言を前提としての無條件降伏であった。
(同前)
この文章は、念入りに構成された詐術(トリック)によって成りたっています。最後の文章(センテンス)は「降伏は」ではじまっているのですが、それは具体的にどこの国の「降伏」を指すのか、わざと慎重に明示を避けているところが曲者なのです。この「降伏」が日本の降伏を指すことに誤解の余地はありませんが、同時に、当然のこと「イタリー、ドイツ、日本」を含めているとも読みとれます。そこに手品の種(タネ)があるわけで、日本の降伏は、イタリーおよびドイツと同じ形態において行なわれたかのごとく示唆するのが狙いでありましょう。
ここのところに隠された嘘があります。ポツダム宣言を受諾したときの日本は、国家の統一が保たれており政府は健在であり議会も機能していました。国全体が滅茶滅茶になっていたドイツとは、おのずから事情を異にしていました。
したがって、わが国は国家として無条件降伏したのではありません。無条件降伏をしたのは帝国陸・海軍なのです。この肝心要(かなめ)のところを、いちはやく石橋湛山が明晰に論じています。これがポツダム宣言の正確な読みとり方なのです。
いわゆる無条件降伏とは、かの要求条項〈ポツダム宣言〉の明文が
示すごとく、軍隊に対する要求に過ぎない。いかなる方式で、いわ
ゆる保障占領を行うかのごときは、今後彼我(ひが)の交渉によって
いかようにも定められるところで、要は彼にその保障の目的を達せ
しめれば足るのだ。彼らとてもいたずらに多数の軍隊を異境に派遣
し、自国民を苦しめ、あるいは占領地域民と紛擾(ふんじょう)を起
こす危険を冒すがごときは、断じて好むところではない。
(昭和20年9月8日『東洋経済新報』「いたずらなる疑惑を去れ」
橋湛山全集13巻)
そもそも常識でごく簡単に考えても、国家がすべての主体性を放棄して無条件降伏するなど、まったくこの世にありえない絵空事です。それなら無条件降伏した国は、全国民を抹殺されてもそれに甘んずべきだということになるではありませんか。降伏とは、国家を保全するための手段なのですから、降伏したのちといえども降伏した国家は今後の国益を守るために、できるだけの手段を講じて自己主張しなければなりません。湛山は力説します。
中央政府のないドイツにおいてはどうか知らぬが、わが国において
は必然当方からも政府が参加して、いかなる工業がどれほど日本の
平和経済に必要なるかの査定に当るものと思われる。私はここにわ
が国としては、先方の故意または不注意の無理を十分防ぎうる交渉
の余地を持つと考える。もしまたそれでも彼らが無体な態度に出る
なら、世界の世論に訴えてその非を訂正せしめる手段もある。
(同前)
石橋湛山こそが真の愛国者でありました。その逆に、国家そのもの自体が無条件降伏したのだとあえて強く言い張る輩(やから)は、次のような戦術をひそかに企んでいる“夢見る連中”なのです。
(1) 日本がポツダム宣言を発した国によって完全占領されるのも当然だ、と念を押しておく。
(2) 安保反対、米国軍を去らせる。
(3) 再軍備反対、自衛隊を消滅させる。
(4) その結果として、日本はソ連に占領される。
(5) そうなれば、日本は共産主義を強制される。
(6) それまで辛抱していたソ連派の頭目が、傀儡政権の長になる。
このように事が運べば、労することなく念願かなってわが国は共産主義国家になります。このときソ連による全面占領を合理化するためには、日本がすでに国家として無条件降伏してしまっているのだから、ソ連の進駐は合法的だと言えるための論理を準備しておこうというわけです。
現実に反した架空の論理を固執する輩(ともがら)は、けっして無知や不明や錯覚なのではなく、必ず胸に奥深く一物を秘めているものですよ。
⇒「朝鮮戦争、アメリカ犯人説」へつづく
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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いわゆる無条件降伏とは、かの要求条項〈ポツダム宣言〉の明文が示すごとく、軍隊に対する要求に過ぎない。いかなる方式で、いわゆる保障占領を行うかのごときは、今後彼我(ひが)の交渉によっていかようにも定められるところで、要は彼にその保障の目的を達せしめれば足るのだ。彼らとてもいたずらに多数の軍隊を異境に派遣し、自国民を苦しめ、あるいは占領地域民と紛擾(ふんじょう)を起こす危険を冒すがごときは、断じて好むところではない。
( 石橋湛山 )
『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p63 )
戦後の学界、言論界の大ボス・大内兵衛(おおうちひょうえ)への告発状
第2章 「日本は第二次大戦の主犯」と言う歴史の偽造家
大内兵衛(おおうちひょうえ)
明治21年生まれ。東京帝大卒。東大教授、法大総長、東大名誉教
授を歴任。東大経済学部を左翼の巣窟にした張本人。昭和55年没。
東京大学をはじめとする戦後日本の大学に、数えきれぬほど多量の
「進歩的文化人」を送りこんで、鬱然たる大内山脈を築き上げた手
配師の親玉、戦後日本の幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)が
大内兵衛です。世の大学教授には時として隅におけぬ政治屋がいる
ものですが、大内兵衛は学界支配の名人でした。東大定年のあとは
法政大学の総長として乗りこみ、学生を前に訓示して、読むべき出
版物を指示し、雑誌は『世界』、新聞は『朝日』と、「進歩的文化
人」の聖典(バイブル)を教えたことはあまりにも有名です。
2-4 ポツダム宣言を正確に読みとった石橋湛山
そして、いったん歴史の偽造をはじめると、それを繰り返し積み重ね、常習犯となるのが落ち着く先であるようです。大内兵衛は、次のように鷺(さぎ)を烏(からす)と言いくるめます。
連合軍に對してイタリー、ドイツ、日本がそれぞれ降伏したのであ
った。降伏はポツダム宣言を前提としての無條件降伏であった。
(同前)
この文章は、念入りに構成された詐術(トリック)によって成りたっています。最後の文章(センテンス)は「降伏は」ではじまっているのですが、それは具体的にどこの国の「降伏」を指すのか、わざと慎重に明示を避けているところが曲者なのです。この「降伏」が日本の降伏を指すことに誤解の余地はありませんが、同時に、当然のこと「イタリー、ドイツ、日本」を含めているとも読みとれます。そこに手品の種(タネ)があるわけで、日本の降伏は、イタリーおよびドイツと同じ形態において行なわれたかのごとく示唆するのが狙いでありましょう。
ここのところに隠された嘘があります。ポツダム宣言を受諾したときの日本は、国家の統一が保たれており政府は健在であり議会も機能していました。国全体が滅茶滅茶になっていたドイツとは、おのずから事情を異にしていました。
したがって、わが国は国家として無条件降伏したのではありません。無条件降伏をしたのは帝国陸・海軍なのです。この肝心要(かなめ)のところを、いちはやく石橋湛山が明晰に論じています。これがポツダム宣言の正確な読みとり方なのです。
いわゆる無条件降伏とは、かの要求条項〈ポツダム宣言〉の明文が
示すごとく、軍隊に対する要求に過ぎない。いかなる方式で、いわ
ゆる保障占領を行うかのごときは、今後彼我(ひが)の交渉によって
いかようにも定められるところで、要は彼にその保障の目的を達せ
しめれば足るのだ。彼らとてもいたずらに多数の軍隊を異境に派遣
し、自国民を苦しめ、あるいは占領地域民と紛擾(ふんじょう)を起
こす危険を冒すがごときは、断じて好むところではない。
(昭和20年9月8日『東洋経済新報』「いたずらなる疑惑を去れ」
橋湛山全集13巻)
そもそも常識でごく簡単に考えても、国家がすべての主体性を放棄して無条件降伏するなど、まったくこの世にありえない絵空事です。それなら無条件降伏した国は、全国民を抹殺されてもそれに甘んずべきだということになるではありませんか。降伏とは、国家を保全するための手段なのですから、降伏したのちといえども降伏した国家は今後の国益を守るために、できるだけの手段を講じて自己主張しなければなりません。湛山は力説します。
中央政府のないドイツにおいてはどうか知らぬが、わが国において
は必然当方からも政府が参加して、いかなる工業がどれほど日本の
平和経済に必要なるかの査定に当るものと思われる。私はここにわ
が国としては、先方の故意または不注意の無理を十分防ぎうる交渉
の余地を持つと考える。もしまたそれでも彼らが無体な態度に出る
なら、世界の世論に訴えてその非を訂正せしめる手段もある。
(同前)
石橋湛山こそが真の愛国者でありました。その逆に、国家そのもの自体が無条件降伏したのだとあえて強く言い張る輩(やから)は、次のような戦術をひそかに企んでいる“夢見る連中”なのです。
(1) 日本がポツダム宣言を発した国によって完全占領されるのも当然だ、と念を押しておく。
(2) 安保反対、米国軍を去らせる。
(3) 再軍備反対、自衛隊を消滅させる。
(4) その結果として、日本はソ連に占領される。
(5) そうなれば、日本は共産主義を強制される。
(6) それまで辛抱していたソ連派の頭目が、傀儡政権の長になる。
このように事が運べば、労することなく念願かなってわが国は共産主義国家になります。このときソ連による全面占領を合理化するためには、日本がすでに国家として無条件降伏してしまっているのだから、ソ連の進駐は合法的だと言えるための論理を準備しておこうというわけです。
現実に反した架空の論理を固執する輩(ともがら)は、けっして無知や不明や錯覚なのではなく、必ず胸に奥深く一物を秘めているものですよ。
⇒「朝鮮戦争、アメリカ犯人説」へつづく