千恵子@詠む...

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれや
と交差の果てへ

「ビッグ・アイズ」夫の支配ふりきって マーガレットは絵描きなりけり

2015年01月26日 | 詠む

映画「ビッグ・アイズ」

(詐欺師の夫)   (絵描きマーガレット)

50年代、横暴な夫に耐えかねて娘と家を出たマーガレット。

仕事をした経験もなく、エスプレッソを大麻と勘違いするような田舎者。おひとよし。

ほら吹き男と結婚するも、自分の絵を夫の名前にされてしまう。詐欺師のために1日16時間も籠って絵を描く。

最愛の娘にさえ嘘をついて、絵を描き続ける。ポップアートは大量に複製される。詐欺師は大儲け。

真実を言おうとするとマーガレットや娘に火をつけて脅かす。実際に、アトリエに火を付けて殺されそうになる。支配して当然の夫に、またもや逃げ出す。

1年後に見つかったとき、マーガレットは闘うことを決意する。

しかし60年代、内気なマーガレットは静かな抗議なのである。

ティム・バートン監督としては異色の作品。

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奥さまは愛国! 右に行く女たち

2015年01月25日 | 

奥さまは愛国! 右に行く女たち

その女性は、私の会社の隣人で、とても裕福に暮らしていた。都内の一等地に大きな一軒家を購入し、子供は有名私立に通い、夫は大企業に勤め、自身は専業主婦。どこから見ても、「勝ち組」である。彼女の家からは時折、夫が暴れ彼女が叫ぶ声が聞こえてきた。警察沙汰になったこともあった。ある日、私は彼女に「DV被害者支援」のパンフレットを渡した。彼女はパンフレットを見た瞬間に激怒した。そしてこう言い放ったのだ。「あなたみたいな女、大嫌いなのよ。被害者意識が強くて」。

どんなに殴られていても、そのことを私に知られ、同情される方が彼女には屈辱だったのだろう。被害者になることは彼女にとって弱者になることだから、それは負けることだから。

ここまでの文章は、北原みのりの文章の抜書きである。お隣に住む女の選民意識、勝ち組意識の呪縛に驚かされる。そこここにいる女のなかにある、意識のひとつ。こんな女たちに、一体どう呼びかければよいのだろうか。

四年前の東日本大震災のときに数日間泣き続け、翌年の第二次安倍政権が誕生してから殆どテレビを観なくなった北原みのり。その彼女がいわゆる「行動する保守」の女たちを取材する。

変わりばえしないサヨク・スローガンの「つまらなさ」、ひとに訴える気持ちのないデモンストレーションに、わたしもうんざりする。叫べば叫ぶほど、通行人との距離が出てくる。いっぽう愛国派の「花時計」やら「そよ風」グループの言葉の「わかりやすさ」は、どうだ。とくに手作り感あふれる街頭行動に、北原はフェミニズム・アクションを始めた頃の自分と重ねて回想する。

在日三世であり日本に帰化した朴順梨。幼い頃から少数派を生きてきた。だからマイノリテイの立場から悩み考える。日本が好きだと思いながらも、日本人たちから受けた心無い言い方や態度に、辛い気まずい思いを抱えてきたのだった。そして現在、ヘイト・デモの参加者には、女性が結構いる。彼女たちは「韓国人を叩き出せ!」って叫んだ後に家に帰って、子供の食事とか作ってるんだろうか、その二面性はどうなんだろう。困難を極めた対面取材、執筆は朴順梨の人生の棚卸しでもある。そう、著者の二人は、読んでいるこちらが苦しくなるほど悩み、時に心が折れそうになりながらも対話を続けた。苦悩に満ちた取材をし、よく書いてくれた、ありがとう。

◇北原みのり・朴順梨 『奥さまは愛国 〈普通の主婦〉が愛国運動にはまっている』 河出書房新社

雨宮処凛がゆく! 『奥さまは愛国』を読んで。の巻

クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより
 

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マイケルとJAMって何だ川口だ  安冨歩と2月4日と

2015年01月24日 | 詠む

安冨歩 トークイベント

開催日付:2015年02月04日(水)

開催時間: 19:00〜21:00
開催場所: 川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン
プレゼンテーションスタジオ
埼玉県川口市川口1-1-1キュポ・ラ7階
Tel:048-227-7622 
http://www.mediaseven.jp

対象:どなたでも(定員40名、先着)
料金:500円

マイケル・ジャクソンとJAMすること

安冨歩さんは、マイケル・ジャクソンのコンサートDVD「ライブ・イン・ブカレスト」に出会い、マイケルを20世紀最大の思想家の一人として研究しています。中でもJAMという曲の内容から社会の中で“JAM”することとは何なのか、マイケルが真剣に訴えてきたメッセージを曲や歌詞を読み解きながら語っていただきます。

講師名: 安冨歩 (東京大学東洋文化研究所教授)

講師プロフィール:1963年大阪府生まれ。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。東京大学東洋文化研究所准教授を経て現在教授。主な著書に『誰が星の王子さまを殺したのか』(明石書店)他多数がある。ウェブマガジンERISにて「マイケル・ジャクソンの思想」を連載中。

 申込方法:以下のいずれかの方法でお申込ください

■来館(メディアセブンカウンターにて申込) 
■メール event@mediaseven.jpまで必要項目(開催日・氏名・ふりがな・生年月日・〒・住所・電話番号)を記入の上送信。
■下記の「このイベントに申し込む」をクリックし、必要項目を入力してお申込みください。

*先着順での受付になります。
*お席に余裕がありましたら、来館のみ当日でも受け付けます。

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「ジョン・ラーベ」南京の民すくうため 尽力するはナチ党員

2015年01月23日 | 詠む

映画 「ジョン・ラーベ 南京のシンドラー」

副題の「南京のシンドラー」には違和感がある。スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」は最後の場面が似非ヒューマニズム感なので、一緒くたにしないでほしいなあ。

主人公のシーメンス社の南京支社長は、悩み苦しみながらも行動する愛すべきひと。

悪の凡傭アイヒマンとは、えらい違いだ。

2009年に独・仏・中国合作で作られたが、日本では5年間未公開。市民たちが上映権を購入したといういわくつきの映画。

反日映画というより、反日本軍映画だよね。

日本軍の暴虐がすさまじい。天皇(裕仁)の叔父、皇族が酷い奴。天皇一族の戦争責任を問わなかったから、いまの日本になってしまったのかもしれない。

大作だ。拍手。

握手の場面が何度も出てくるのが意味深い。

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入墨をされた「慰安婦」写真みる 安世鴻の重重プロジェクト

2015年01月22日 | 詠む

重重プロジェクト

2012年に新宿ニコンサロンでの安世鴻写真展に行った。

昨日は彼の活動報告を聴いた、ほんとうにたくさんの性奴隷「慰安婦」の写真を撮っているんだ。

長く中国に住んだハルモニは朝鮮語を忘れてしまっている。でも歌は覚えていると。、

インドネシアの写真は、十人くらいが全てスカーフを被っていた。モスレムなんだ、やはり。多数派の宗教に入るしか暮らしていけないのかも。

そして、腕に入墨された写真。70年が経ってもまだ残っている。

少女に、勝手に日本名をつけて彫り、JAPANと彫る。

まるで家畜に烙印を押すかのように。ひどいなあ、

 

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「司法書士楓の事件ノート」なり バー・パウロニア近藤誠と

2015年01月21日 | 詠む

バーテンダー司法書士楓の事件ノート」 近藤誠 自由国民社

いまどきの司法書士の様子が、わかる。

初心者向けの法律本とも言えるか。ライトノベルっぽいけど。

コンビニ印鑑証明。決済に使うのは困難なんだ、やはり。

相続業務は、争族業務か。

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「トゥーマスト」砂漠の民は銃をとり そしてギターのドキュメンタリイ

2015年01月20日 | 詠む

映画 「トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間で

サハラ砂漠を遊牧していた民。

20世紀初めのフランスによる植民地支配。アルジェリア、ニジェール、リビア、マリ、プルキナファソの5つの国に分散した。

ムーサ(写真の左)は、リビアのカダフィ大佐の元へ兵士としての訓練に参加するが、彼がそこで手に入れたものは、カラシニコフ(銃)ギター(音楽)だった。

写真の右の彼女の歌は独特。また、彼らの踊りも。

力強く 武器のごとく怒りに満ちた言葉たち。だが愛するは、血で綴られた"抵抗"と"自由"の二語 (トゥアレグ族の詩より)

2月28日(土)より、渋谷アップリンクにて公開。

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いま語る「しのだづま考」シンポだよ 西新宿にて28日なり

2015年01月19日 | 詠む

えへへへ、辛淑玉ちゃん出るから行く!

---------------以下、転載

すべての人の人権がまもられる世に!
いま語る「しのだづま考」シンポジウム開催


☆と き: 2015年1月28日(水)18:30〜20:30

☆ところ: 西新宿・芸能花伝舎 稽古場S−3
     地下鉄丸ノ内線西新宿下車徒歩6分
     (〒160-8374 東京都新宿区西新宿6−12−30 03-5909-3066)

☆参加費: 無料(カンパ歓迎)

☆パネラー: 鎌田慧 (作家)

      辛淑玉 (人材育成コンサルタント)

      金城実 (彫刻家)

      中西和久 (俳優)

                
中西和久ひとり芝居『しのだづま考』に対し全国演劇鑑賞団体連絡会(以下、演鑑連)幹部から「四つの女の話やろう?」との極めて悪質な差別発言がなされました。

この発言は絶対に許せない、そして中西和久さんの演劇活動を応援しようとの思いから、永六輔さんを代表に『しのだづま考』応援団が2013年秋に結成されました。

これまで、演鑑連と公益社団法人日本劇団協議会(以下、劇団協)等へあらゆる方法で対話を求めてきました。しかし、差別発言当事者からはなぜか「社会常識に反する」との理由で、演鑑連は「差別発言はなかった」との理由で拒否されました。この間の現状報告もかねて今回は「応援団」の呼びかけでシンポジウムを開催いたします。演鑑連と劇団協へは今後も対話を求め参加要請を続けていきます。

「応援団」にお入りいただいている皆さん、そしてこの事件について興味を持たれた方はどうぞ、ご友人・知人お誘いあわせの上、ご参集ください。                          

☆主催: 『しのだづま考』応援団
   東京都中央区築地7−16−3−403 応援団事務局
☆お問合せ: TEL:090-3474-0931(清原) FAX03−3545−0933

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ジミー達つくったホール燃えたけど 民衆史だねケン・ローチ版

2015年01月18日 | 詠む

映画「ジミー、野を駆ける伝説

原題:ジミーズ・ホール ↑ わけわかめの副題は止めてほしいぞ。

珍しく同居人が観たいと騒ぐので、三駅となりの映画館まで愛車グランマ二世号で疾駆。

踊りの島、アイルランド。悪辣な地主、教会、官憲。

コミュニストのレッテル貼り。そして裁判もなしで国外追放。

最後は神父も変わったと。なにより若人たちが、希望の星。

自転車に乗りたくなる映画。ふふっ。

 

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「刑務官佐伯茂男の苦悩」とは 軛じわじわ小笠原和彦

2015年01月17日 | 詠む

刑務官佐伯茂男の苦悩」 小笠原和彦 現代書館

下の句、最後は著者名なので、字余り短歌

出版元の啖呵

>圧倒的なリアリティで死刑囚と刑務官の関係を描き出す衝撃のノンフィクション・ノベル!

ノンフィクション・ノベル!?って、何だよ。どっちだよ。

はい。創造物です。

テレビ無い歴40年のわたしは、ワイドショーを見たことがないので知らなかったが...導入部分で電車を乗り越すほど夢中になってしまった。

刑務官が、わたしと同じ58歳。親近感が沸いた。彼の視点のほかにも、いろんな死刑の要素が絡まった展開。

 

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「奥さまは愛国」なんだ驚きだ 朴順梨&北原みのり

2015年01月16日 | 詠む

奥さまは愛国」 朴順梨 北原みのり 河出書房新社

こんな女たちがでてきたんだ。安倍が首相になる時代だものな。

よく取材してくれた二人に感謝。

北原みのりの会社の隣人。裕福な家庭で、夫が暴れ警察沙汰。「DV被害者支援」のパンフレットを渡したら激怒された。どんなに殴られても、知られて同情される方が屈辱なんだ。102頁 (このくだりは上にある署名部分の下線クリックすると元・愛国の雨宮処凛の文章がでてくる)

「戦時に生まれていたら、自分は慰安婦になる。愛する男性を命がけで支える」とツイッターに書く女。149頁

女たちの絶望の深さが、愛国女性の盛り上がりに結びついているのかも。214頁

 

零戦に乗りこむ夫のために、幼子二人と無理心中する妻。靖国神社の物語というか実話。236頁

---------- 目次 --------------

第一章 2013年5月 花時計

第二章 排外デモと女たち

第三章 朝鮮学校で愛国を考える

第四章 日本に奉仕する女たち

第五章 国は家族なのか?


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気になるな沖縄と金網と吾 与那覇大智Oギャラリー

2015年01月15日 | 詠む

昨日安冨歩ライブに行ったら、気になる作家を知った。

金網が、どうとかこうとか。観るっきゃないな。

---------------------------------------------- 以下、転載。

与那覇大智

会期: 2015年1月12日(月)−18日(日)

時間: 12:00−20:00

場所: Oギャラリー  東京都中央区銀座1−4−9 第一田村ビル3F

左が与那覇大智            中央が作品            右が推奨してた安冨歩

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新年会...寿司屋いけずに如月は恵方巻とも無縁の福利

2015年01月14日 | 詠む

職場の新年会は、4年前の帝国ホテルのに行ったきり。

如月の恵方巻は、なしだよ。

あーあ。福利厚生って、そんなもんかあ。

(歌と関係ないが、明るい写真を使ってみたかった。)

下段の右から3番め。メキシコ、オアハカの民族衣装

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原発と東大話法のけぞるね 安冨歩...明石書店と

2015年01月13日 | 詠む

原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語  安冨歩 明石書店

異種格闘技的 Live Vo.八木啓代、P. 阿部篤志、Cl. 大熊ワタル+Vo.安富歩の予習なり。

東大話法って、こずるいとの噂なので一度使ってみたいなんて軽い気持ちで読んでたら「ぞー!」と仰け反ってしまった。

香山リカ、30年くらい前から「こっち側」の論陣に出てたけど、彼女も東大話法なんだ。びっくり。小出裕章=「ネオむぎ茶」って、そこまで言うか!?

夏目漱石の「明暗」の分析とかは胃潰瘍になりそうなので斜め読み。さすが学者だ安冨歩

職→役→立場ってのも興味深い分析。日本史は忘却の彼方だったけど、なるほど感あり。

さて、1月14日(水) 大塚 Welcome backね。

---------------- 目次 ----------------------

はじめに

 東大話法一覧

第1章 事実からの逃走
 
 燃焼と核反応と
 魔法のヤカン
 名を正す
 学者による欺瞞の蔓延――経済学の場合
 名を正した学者の系譜
 武谷三男の「がまん量」
 高木仁三郎・市民科学者
 小出裕章と「熊取六人組」
 玄海原発プルサーマル計画をめぐる詭弁との闘い

第2章 香山リカ氏の「小出現象」論

 香山氏の記事の出現
 原発をネットで論じている人々の像
 ニートや引きこもりの「神」
 仮面ライダー・小出裕章
 小出裕章=「ネオむぎ茶」説
 「原発問題=新世紀エヴァンゲリオン」説
 インターネットの意味
 関所資本主義の終焉
 お詫びのフリ
 真理の探求へ
 真理の探求からの逃避
 香山氏はなぜこの文章を書いてしまったのか

第3章 「東大文化」と「東大話法」

 不誠実・バランス感覚・高速事務処理能力
 東大関係者の「東大話法」
 東大工学部の『震災後の工学は何をめざすのか』
 東大原子力の「我が国は」思想
 工学研究の「計画立案」
 東大原子力の中期計画
 東大原子力の野望
 東大原子力の長期計画
 東大原子力文書の東大話法規則による解釈
 傍観者
 池田信夫氏の原発についての見解
 池田信夫氏の「東大話法」
 鈴木篤之氏の「東大話法」
 「東大話法」の一般性

第4章 「役」と「立場」の日本社会

 「東大話法」を見抜くことの意味
 「立場」の歴史
 夏目漱石の「立場」
 沖縄戦死者の「立場」
 日本版プラトニズムとしての「立場」
 職→役→立場
 原子力御用学者の「役」と「立場」
 天下りのための原子力
 福島の人々が逃げない理由

第5章 不条理から解き放たれるために

 原発に反対する人がオカルトに惹かれる理由
 槌田敦のエントロピー論
 化石燃料と原子力
 地球温暖化
 出してはならないもの
 人間活動の生態系
 人間の破壊
 熱力学第二法則と人類の未来
 原子力のオカルト性
 「日本ブランド」の回復へ

 あとがき

 

 
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自転車が六千円とは嬉しいな 三段ギアは觔斗雲なり

2015年01月12日 | 詠む

うちの自転車は2台とも、あえて個人商店で購入したもの。

ぼろぼろになった1台を馴染みの鈴木自転車屋まで持っていった。お金を掛けても直して使いたかったの。

見立ては、前輪後輪とものタイヤ交換で4千円×2=8千円。

リサイクル6,500円のほうが安いと忠告された。それも三段ギア車。

決心して買うことにしたら、6千円にまけてくれたうえに防犯登録料5百円をサービスしてくれた。

わーい、うれしい。これで同居人と自転車ぴゅんぴゅん。觔斗雲だーい。

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