千恵子@詠む...

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化石と化した裁判所が 常岡浩介の準抗告棄却

2015年03月02日 | 詠む
化石と化した裁判所が 常岡浩介の準公告棄却

捜索差押(ガサ)に準抗告を申し立てていたジャーナリスト常岡浩介氏に、東京地裁から届いた棄却決定、読んでいたら激しい怒りがこみあげた。87年に筆者らがガサされて以来何ら進歩がないのである。優等生ヒラメ裁判官は、今もまかり通る。裁判所は、いつまでこんなデタラメ裁判を続けるんだろうかと、暗澹とした思いにかられた。
 
発端は、ある北大生がIS、いわゆるイスラム国の戦闘員になるためにシリアへの渡航を計画し、常岡氏がそれに関わったという屁理屈で「私戦予備罪」の容疑を受け、10月6日にガサ。押収物は、ビデオカメラやデジカメ、スマートフォン、パソコン、タブレット端末など計62点。これに対し常岡氏は準抗告を申し立てたのだった。
 
刑法93条の私戦予備・陰謀罪、その起源は1880年(明治13年)の旧刑法で、適用例がないから化石化している。それを適用するのは無茶苦茶な話だ。シリアに渡航しても北大生本人がISの戦闘員になるとは考えられなかったと常岡氏は述懐している。
 
問題の準抗告棄却決定。まず、捜索差押許可の裁判の取り消しは「同裁判が刑事訴訟法429条の準抗告の対象とならず、差押許可の裁判の取消しを求める申立ては、同裁判に基づく差押処分が既に完了しており、同令状の有効期限も経過しているのであるから、申立ての利益を欠き」と片付けた。十年一日の如く同じ文面の繰り返し。
 
80年代に尊敬すべき木谷明裁判官・当時は浦和地裁、が取り扱った、動労連帯高崎労組が申し立てた捜索差押の準抗告の決定で、木谷氏は詳論した上で「捜索許可の裁判も対象になる」と判示した。←これ、画期的! なのに理由を付さずに棄却するのは許されない。
 
さらに、その後の決定文も縷々述べているが、棄却決定の決まり文句「一件記録」を理由に、申立てを悉く退けた。この点はさすがの木谷氏も超えられず、やはり「一件記録」を用いた。そもそも「一件記録」とは、警察が提出してきた非公開の捜査書類、三人の裁判官による合議体が、準抗告申立の裁判で、一方的な警察の主張を認めてしまう。なんのことはない、裁判所が警察とグルだという証左ではないか。
 
憲法35条の否定になるから、それらは誤りだ、と前々からガサ子ちゃん倶楽部が訴えてきたことだ。裁判所は全く変わっていない。裁判官の頭の中も、いまだに化石だ。
 
秘密保護法が問題になっているが、秘密保護法違反でガサされてはたまらない。このままではこの国は、ガサ漬けで人々を弾圧する警察国家へと急加速していく。
 
(家宅捜索にあった愛猫たみちゃん写真を載せようと思ったけど、プライバシー配慮でイメージ映像)

クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより
 
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眞須美さん集会やるよ14日 佐藤優も特別報告

2015年03月02日 | 詠む

彼女のことが嫌いでも、彼女の無実は知ってください
林眞須美さんは犯人なのか?
和歌山カレー事件 噂の深層 東京報告集会


3月14日(土) 午後6時開演

文京区民センター 2A会議室 都営三田線「春日駅」そば

入場無料★カンパ大歓迎

弁護団からの報告のほか、京都大学の河合潤教授によるヒ素の鑑定に関する解説、佐藤優の特別講演、講談師神田香織、支援する会の代表鈴木邦男MCジョー横溝など

おまけ。下記は関西救援連絡センターニュースより、転載。----------------------

■ 和歌山カレー事件&PC訴訟 第五回口頭弁論 (3月6日午前11時半)
  次回は被告側が反論予定

前回、12月19日の口頭弁論では、被告(国)の第二準備書面に対して、以下の反論がなされた。

(1)2013年最高裁判決は、秘密面会の「利益」すなわち「秘密交通権」が、最審請求弁護人の固有の利益であることを積極的に認めた判決であり、、最高裁判決の射程を制限的に理解することは不当である。「特段の事情」とは、弁護人との面会が認められないような「きわめて特殊な事情」を意味することは、立法経緯および立法関与者の解説からも、明らかであり、秘密交通権を制限する理由は存在しない。

(2)「60分」の面会時間制限に関しては、一方的に通告したのであり、「程度」とか「一定期間の延長を容認する」などの表現は用いておらず、後になって、制限が「合理的」かつ「相当」なものであったかのように跡づけようとする姑息な主張である。

(3)「不足の事態に即応できるよう、面会の実施中、PHSを携帯」した職員が監視していると被告は述べているが、明らかに秘密交通権を侵害する措置であり、「死刑確定者と最審請求弁護人との面会について」(乙十六号)は、違法/違憲な命令である。

(4)「心情の安定」を権利制限事由とすることは、刑事施設法案等をめぐる議論や立法過程からも明らかなように、「処遇法」は禁じている。また自殺の可能性を示唆する客観的事実はない。職員面接の目的は、処遇に対して不満を示す行動を調査するためのものであり、自殺・自傷の可能性を裏付ける証拠ではない。

(5)十全な弁護活動・防御活動という観点からは、未決拘禁者と再審弁護人の弁護活動に、何ら違いはない。弁護人らが自らのパソコンを使用して弁護活動・防御活動することを、大阪拘置所長は妨害してはならない。被疑者・被告人について、パソコンの内部検査の必要性が認められていない以上、既決の死刑確定者・受刑者においても同様である。

次回の口頭弁論で、被告(国)は、以上の原告の主張に対して反論すると主張している。

■ 和歌山カレー事件再審請求の現在

 判決確定後約二ヶ月、2009年7月22日、和歌山地裁に再審請求。裁判の最大の争点は、カレー鍋に混入された砒素が林家関係から見つかった砒素と同一かどうか。決め手となったのは検察が提出した中井泉東京理科大学教授の多数の鑑定書で、裁判所はそれにしたがって眞須美さんを有罪と断定。しかし、中井鑑定は、現在、京都大学河合教授によって不正確にして間違いであると指摘され、学会でも問題になっている。また、眞須美さんがカレー鍋の近くにいて怪しげな動作をするのを見たという近所の住民の証言も信用できないことが明らかになってきている。再審請求の結果はまだ出ていないが、眞須美さんの再審無罪は少しずつ現実味を帯びてきている。

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対談だ「虚構の法治国家」なり  郷原信郎と森炎本

2015年03月01日 | 詠む

「虚構の法治国家」 郷原信郎 森炎 講談社

元・検事の郷原信郎 、元・裁判官の森炎

このふたりならではの対談。

「裁判官は検察官の言いなりになっている」といった指摘に対して、森は「言いなりになるというより、むしろ、積極的に検察にもたれかかりたいという精神性」と言う。「もたれかかる」ではなく「もたれこみ」だと。以下、本文に詳細、17頁あたり。

--------- 目次 緑字は千恵子のメモ -------------------

1 検察と裁判所、両者を一つの有機体としてとらえないと、本当の意味での批判は成り立たない。

第1章 「巨人」=「検察」「寄生虫」=裁判所の異様な関係

23 無罪判決を出すのは「壊れた裁判官」 ぎやあ

第2章 冤罪を再生産する法権力のメカニズム

53 帝銀事件

61 財田川事件

68 足利事件

73 東電OL殺害事件

91 黙秘。はじめから真実を述べようとしない者は保護に値しない うわー

93 陸山会事件

第3章 相次ぐ不祥事で崩壊した「検察の正義」

108 検察ファッショ

120 市民団体 うちらだ

128 厚労省郵便不正事件

149 ストーリー田代

第4章 美濃加茂市長事件から考える裁判所と検察

170 美濃加茂市長事件

177 同席者は見ていない。過酷な取り調べで痙攣を起こして意識を失うところまで追い込められ、こわっ

181 ヤミ司法取引

186 告発

 

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「オオカミのようにやさしく」お話は 身近になるな今日この頃は

2015年02月28日 | 詠む

オオカミのようにやさしく」 ジリアン・クロス 作 青海恵子 訳 岩波書店

テロリストの父を持つイギリス娘の話。

数年前に読んだときは遠い国の話だと思った。英国では20年以上前に行った時に地下鉄で「爆弾に注意」のアナウンスが流れていたっけ。

この頃は私闘予備・陰謀という古文書のような罪名によってジャーナリストが家宅捜索されたり、民間軍事会社(自称)武器商人の青年が斬首されたり、15歳の英国の少女がアイシスに参加するとか現実味を帯びてきている。

今朝のニュースでは、英国移民二世がジハーディー・ジョンとして特定されたと。

 

 

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「フラガール物語」なり常磐の音楽舞踊学院50年

2015年02月27日 | 詠む

フラガール物語 常磐音楽舞踊学院50年史」 清水一利 講談社

映画「フラガール」は邦画だから見なかったが、裏面史いや正史50年を知ると感動する。

自前でダンサー養成で年間4億円かかる。ハワイからプロを呼ぶと1億円で済むが、そんなことはしない。もともと閉山になった炭鉱の家族を考えた常磐ハワイアンセンターなのだが、大激論になったそうだ。(133頁ほか)。

2011年の大地震、津波、原発事故、そして風評被害。二百日の長期休業でも「スパリゾートハワイアンズ」は社員の解雇者を出さなかったという。拍手。

講談師神田香織がいわき弁で語る「フラガール物語 常磐炭鉱余聞」も、観たくなった。

池田浩士の石炭の文学史を思い出して、感慨が深い。

--------------- 目次 -----------------------

第1章 東北にハワイを — 中村豊と二人の講師

第2章 スタートライン

第3章 冬の時代

第4章 映画『フラガール』を経て

第5章 東日本大震災と「全国きずなキャラバン」

付録 スパリゾートハワイアンズの挑戦 — ハワイアンセンター物語・常磐DNA

 

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異世界の弁護士かつやく物語 ラノベKADOKAWA季菜こもちなり

2015年02月26日 | 詠む

「異世界弁護士 (バリスター)」   季菜こもち KADOKAWA

中学生の作文みたいな物語。これがライトノベルか。

正義をめざした検事が挫折し、異世界に行って弁護士として活躍する展開。

職務質問に対して、任意かどうか確認する場面は大事ね。

でた。証拠捏造で公務員特別職権濫用罪フロッピー前田とか有名になったからか。

-------------- 目次 --------------------------

 
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アスファルト罅割れに咲く...けなげさよ 塚谷著「スキマの植物図鑑」

2015年02月25日 | 詠む

「スキマの植物図鑑」 塚谷裕一 中公新書

上の句で「けなげ」と詠んだが、実は「楽園」なのだった。

太陽ひとりじめの特等席。

アスファルトが乾燥を防ぎ、雨はまっさきに流れてくる。

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イラクへとよたび出動そげき手の あわれなまつご「アメリカン・スナイパー」

2015年02月24日 | 詠む

映画「アメリカン・スナイパー」

精緻な愛国映画。病んだ米国の兵士群像スパイスが、効いている。

プロデューサーてもある主役ブラッドリ^・クーパーは、160人を殺した米兵役。そして心優しい父親役は、20キロ増量して臨んだそうだ。

監督のクリント・イーストウッドは、美しいメロディを作曲している。

極東の属国の住民としては...最後の一人いがいの米国人が、みんな善人。かたや、アルカイダの狙撃手は凶悪なうえ精神異常者みたいに描かれているのが気になる。

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乱歩賞「よろずのことに気をつけよ」 川瀬七緒の呪いものなり

2015年02月23日 | 詠む

「よろずのことに気をつけよ」 川瀬七緒 講談社

2011年の江戸川乱歩賞、受賞作。

呪いの専門家よろず、でてくる。

18歳の少女、真由の成長譚でもある。

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ブックレット「イスラム・ヘイトか、風刺か」は 第三書館ならではなのか

2015年02月22日 | 詠む

イスラム・ヘイトか、風刺か ― Are you CHARLIE?」 第三書館

このチラシ自体が侮蔑的なんだけどなあ。

2010年には公安流出のイスラムデータ、まんま出した第三書館。現代書館本に警察批判があるやつ。

今回は、ムハンマド(教祖)モザイクがかけられている。

足立正生監督の文章が良い。

>初版は3千部だが「取次の配本がなく店頭には置かない」(紀伊国屋書店)「要望があれば取り寄せるが、店には置かない」(三省堂書店)との声が相次ぎ、店頭に並ぶ例は少なそうだ。(共同)

ほとんど書店に並ばないらしい。自粛する書店か。

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強姦の被害者ふたり子や孫も アイスランドの「湿地」なり

2015年02月21日 | 詠む

「湿地」 Reykjavik Thriller アーナルデュル・インドリダソン 東京創元社

この頃の北欧ミステリーは秀逸なものが多い。アイスランドもの。

強姦の被害は、めぐりめぐって子どもや孫にも及ぶ哀しい物語。

警察小説なのだが、刑事と娘の掛け合いに味がある。

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城崎さん獄から獄へ...ぐるぐるだ 米国の地から属国日本と

2015年02月20日 | 詠む

 日本赤軍の容疑者、きょう逮捕へ 米国から帰国予定 朝日新聞2月20日

>服役中の77年、日本赤軍が日航機を乗っ取って拘束メンバーの釈放を求めたダッカ事件で、政府の「超法規的措置」で釈放され、日本赤軍に加わった。

日本赤軍って、もうないんじゃないの? あ、過去形だから日本語としては正しい??

>ジャカルタの米大使館が砲撃された事件に絡み、98年2月に米連邦地裁で禁錮30年を言い渡され、米国の刑務所に収監された。今年1月、釈放され、収容施設に移っていた。

先月、釈放されってこと? 入管施設に入れられてたの??

>現住建造物等放火未遂の疑いで同日中に逮捕する。

裁判員裁判?

救援連絡センター機関紙「救援」

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ノルウェー福祉施設の諸相なり アンネ・ホルトの「悪魔の死」むざん

2015年02月19日 | 詠む

「悪魔の死」 アンネ・ホルト 集英社文庫

20年ほど前に、ノルウエー元法務大臣の書いた「女神の沈黙」を読んだ。

主人公はレズビアン。女性と同居しているが、親しい同僚にしかカミングアウトしていない状態。このたび警部となった第三弾。

児童福祉施設の女性所長が殺される。子どもと職員たちの様相。

最後は、うーむ。

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アンデスの伝統楽器いろいろと ラテンアメリカ探訪なのよ

2015年02月18日 | 詠む

会報や郵便連絡なくメールのみのせいか、400円という嬉しい会場費。

そのうえ秋葉原だと定期券で行ける、うれしい。

文化、音楽、料理と多様な面からの発表を続けている企画。

------------------------------------------ 以下、転載

第128回ラテンアメリカ探訪

「音、モノ、つながり

多様なるボリビア・アンデス伝統楽器の世界」

南米の国、ボリビアのアンデス地方には、豊かな音楽文化が存在しています。

その魅力のひとつは他の地域になかなか類を見ない多種多様な伝統楽器の存在です。葦の笛ケーナ、小さな弦楽器チャランゴ、丸太をくりぬいてつくるボンボなどを初めとして、その数は数百種類に上ると言われています。

これらの楽器は、美しく力強い音楽を奏でる道具であると同時に、人々の生活実践を反映し、社会関係を創り出していく媒体としての役割も担っています。

この発表では、実際の楽器の演奏なども交えながら、ボリビアの伝統楽器の魅力やその社会的な背景について、余すことなく皆さんと語り尽くすことができればと考えています。

アンデスの音楽は聞いたこともないという方から、ボリビア音楽を長年アクティブに演奏・研究されてきた方々まで、様々な方の参加をお待ちしています。 

発題= 相田豊 (東京大学大学院)

日時=2015年2月23日(月)午後7〜9時

会場=千代田区和泉橋区民館5階洋室D
https://plus.google.com/115185897511989913373/about?gl=jp&hl=ja
JR秋葉原駅昭和通り口下車、駅前の昭和通りを岩本町方向に歩き、最初の信号を渡っ て右折。書泉ブックタワー隣り。駅から徒歩3分くらいの距離。書泉の大きなビルを 目指せば、すぐわかります。

会場費=400円

メキシカン・ガールズ・モード オアハカの衣装がわたし

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「モルデカイ」髭はヴァジャイナ連想か? あそこと訳す字幕版なり

2015年02月17日 | 詠む

清く正しく美しいわたし(自称)なのだが、ろくでなし子ちゃん逮捕事件いらい「まんこ」に過敏反応するようになってしまった。

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

ジョニー・デップ扮する詐欺師もどき美術商「モルデカイ」。自慢のチョビ髭は、高貴な妻グウィネス・パルトローにヴァジャイナみたいと言われてしまった。ヴァギナみたいだと。

キスを拒否されてしまうのだよ。髭アレルギーで。

さて、ヴァジャイナ。

どう訳するのかと思ったら、「あそこ」。

あそこ、ねえ。

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