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何という感動、ラデツキー行進曲

2021-12-19 10:57:00 | 音楽
ラデツキー行進曲 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート


「音楽」
私は音楽が大好きです。
音楽は、文字通り(音)を楽しむものです。
それを体現しているのが、これだと思います。

私が音を楽しみ、心酔している瞬間には、
お願いですから、余計な音、雑音はやめてください。
おい、エリカ(妻)よ、今、俺に話しかけるんじゃないぞ。
俺が音楽に心から酔っている瞬間だけは、黙っていてくれ。
音というのは出した瞬間から、音であり、
美しい音であろうが雑音であろうが、聴こえてしまうんです。
だからお願いだから、私が(音)の世界に酔っている瞬間だけは、
私を音楽の世界に心地よく居させてください。

さて、このコンサートは毎年オーストリアを舞台に行われているみたいです。
毎年、違った指揮者が指揮しているみたいです。
私は一生に一度でいいから、このコンサートに行ってみたかった。
私がこれに行くという事は現実として、あり得ません。
だからこれは(夢)なんです。(夢)の世界なんです。

このコンサート会場に居られるという事がどれほど幸せな事か。
この「ラデツキー行進曲」を、ここで聴けるという事が、
どれだけ世界中の音楽好きには(夢)である事か。
本当にウットリするばかり。
「なんていいんだ。音楽ってこんなにも素晴らしいものか。」
鳥肌が立つ、まさに鳥肌が立つのです。

「夢心地」「桃源郷」というのは、
つまり、こういう事なんですね。
何かを夢の様に想い、夢の様に感じ、
いくら思い描いても辿り着けない遠い世界。
そのとまどいとやり切れなさ、もどかしさにイラつきながら音を聴き、
きっと何か達成感が起こるだろうと悩む。

でも、そんな結果ははなから在ろう筈はなく、
今の感動は一体なんだったんだろうと割り切れなく、
もどかしく何度も何度も、ラデツキー行進曲を聴く私。


コメント
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