河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

大巨人アンドレ・ザ・ジャイアント

2017-09-24 07:16:59 | 格闘技
大巨人伝説アンドレ・ザ・ジャイアント


プロレスラー・アンドレ・ザ・ジャイアント(フランス)は、
1946年生まれ、1993年没(46歳)
「人間はどこまで大きくなれるか、その生きた見本」とまで言われました。
身長223センチ。体重236キロ。足の大きさ38センチ。

本名は、ジャン・フェレだと言われています。
パリの家具運送会社で働いている所を、
体操選手だった(元オリンピック選手)のプロレスラー、
エドワード・カーペンティアーに見いだされてプロレスラーになります。

当初は、モンスター・ロシモフと名乗っていました。
1970年に初来日した時も、その名前でした。
1973年から改名し、アンドレ・ザ・ジャイアントと名乗る様になります。



アンドレをボディースラムで投げ飛ばしたレスラーは何人か居ます。
彼をボディースラムで投げる事が、一種のステータスだった時期もありました。
日本人でも、
アントニオ猪木・長州力・ストロング小林の3人がいますが、
本当はアンドレが他のレスラー達への思いやり、
そういった格好いい場面を作らせてやろうという気持ちで、
投げさせてあげたんで、
本気だったら誰も彼を投げられなかった、とも言われています。


他のレスラー達と一緒だと、その巨大さが際立ちます。
彼は、並のレスラー2人を相手に試合をした事もあるのです。
2人の普通のレスラーが本気でやっても彼の巨大さの前には、
中々勝てませんでしたが。
しかし、世界的にも一流のレスラー相手だと、
2人相手というのは、いくら何でも無理で、
アンドレとはいえ、本気仕様ではないとそれは無理でした。



日本の誇る大巨人・ジャイアント馬場といえど、
アンドレと並ぶと普通の人に見えてしまいます。
ジャイアント馬場・・209センチ。135キロ。
対するアンドレ・・223センチ。236キロ。

私は高校生の時、ジャイアント馬場を1メートルの至近距離で見ましたが、
「世の中にこんな大きな人間が居るんだ」と、
心底、驚愕しました。
その馬場が、普通の人に見えるその巨大さ。
まさに唖然、呆然ですね。

アンドレの得意技はいくつもありますが、
その中でもボディープレス。
彼が236キロの全体重をかけて相手を圧し潰す様は、
まさに(圧巻)のひと言でした。

アンドレの並外れた言動はいくらでもありますが、
中でもその飲酒量が半端ではなかった事は語り草的になっています。
缶ビール118本。ワイン19リットルを飲み干した。
飛行機にあったビール200~300本を全部飲んでしまった。
大ジョッキ89杯、ビール327本を開けた時はさすがに気絶した・・
まるで人間とは思えない途方もない数字の羅列。

彼は先端肥大症に悩んでいて、
体重がどんどん重くなって行く事をしきりに気にしていたそうです。

彼はいつも鉛筆かボールペンを持っていたそうです。
何で?
その頃の電話はみなダイヤル式でした。
彼はそのダイアルに指が入らなく、電話をかけられなかったのです。
全く、異常にデカイという事はそういった事なんですね。

彼は生涯独身だったと言われていますが、
実は奥さんと娘さんが居たんだという話もあります。
ジャイアント馬場にも奥様が居ましたね。

【プロレス】若き日のアンドレ・ザ・ジャイアントを知っているだろうか?



巨人型のレスラーの多くは大成した試しがありません。
しかし、アンドレは大成功しました。

晩年の彼はアメリカに広大な牧場を買って過ごしていましたが、
増え続ける体重ゆえに歩行もままならなくなっていたそうです。

1993年。
彼は父親の葬儀にフランスへ行きます。
そしてパリのホテルで、急性心不全により46歳で急死しました。

思えば、その巨大さ故にレスラーとして大成し、
沢山の富を築きましたが、
人間としては、その巨大さは、悲し気に映るという、
相反する矛盾、皮肉な人生でもありました。合掌。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする