河童の歌声

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タープあれこれ

2017-05-19 11:04:13 | キャンプ
タープというのは、居間の上を覆う天井です。

テントは言わば寝室ですが、
タープは、いつも過ごす部屋の屋根に当たります。
つまり、タープが無いと、雨が降ればずぶ濡れ、
天気がいいと、太陽光にさらされる事になります。

タープの初期は、多分レクタングラー型だったのだと思います。
つまり、ただ長方形の布切れ。





しかし、この長方形は設営するのにテクニックと労力を要するのです。
これを一人だけで張れる人はかなりのベテランですが、
それとて強風時に張ろうとしたら・・多分無理だと思います。

そして、設営後も雨風に絶えず気を使い、
状況によって、張り綱を締めたり緩めたり、あるいは増設したりと、
いつも気を使っていなければなりません。
しかし、大人数でのキャンプでは圧倒的に優位です。





私も一時期これを使っていましたが、
夜間の雨にはいつも悩まされていました。
張り方がまずいと雨がタープの上に水たまりを作ったりするのです。
しかも、テントの周囲が張り綱だらけで、つまづき易く危ないのです。

いつだったか夜中に土砂降りの雨が降ってタープに雨水が溜まっているのを、
住人が気付かないで寝ていたので、
重みでタープがひしゃげていたのを見た事があります。
タープのポールは歪んで破綻していたみたいでした。

レクタングラー型をもっと使い易くしたのに、
ヘキサタープがあります。
これはレクタングラー型に比べ設営がし易いのですが、
視界が悪くなるというのが欠点です。





私はキャンプでは視界の良さを最も優先しますので、
ヘキサタープは一度も使う気にはなりませんでした。
殆ど風景も見えないキャンプなど、決してやりたいとは思わないのです。

それで私が買ったのは、その変形みたいな形のタープでした。
つまり、タープの中央にポールが立ち上がっていて視界が広がっているのです。





このコールマンのタープは好きで、かなりの間使いましたが、
ある時、強風に耐えられずにセンターポールが曲がってしまいました。
修理したものの、何となく限界を感じたのです。

そんなキャンプ場の中にスクリーンタープというのがありました。





このタープのメリットは、虫が入らないという事なのですが、
完全に締め切って虫が入らない様にしている人はむしろ少なかった様に思います。
みんな、いい加減に開放していた人が多かった感じでした。
ですが、雨が溜まる事も無さそうで。その点では優位感がありましたね。

ですが、私は虫が入らない事より、
スクリーンでキャンプ場という世界から遮断する様なムードが好きになれませんでした。
このタイプは最初はとても魅力的に見えたのですが、
思ったほどは普及しませんでしたね。

そんな事で私が買ったのは、
現在使っているコールマンの製品、こういった形式を何と言うのか?





このタイプの良さは、何と言っても設営が楽。
一人でも難なく設営できるのです。
そして、雨が降っても雨水が溜まる心配は皆無。
視界はどっちを眺めても問題なく良いし、
ただひとつ心配があるすれば強風。
強い風に下からあおられたら、凧の様に舞い上がってしまわないか?

でも、現在までそんな事はまるで無く、
私のキャンプライフに、このタープは決定です。
これがダメになっても、また同じ形式のを買うつもりです。

本当に、テントといいタープといい、
キャンプという趣味は実に試行錯誤で無駄のかたまりみたいなものです。
そういったのがイヤという方は、ロッジにでも泊まる事ですかね・・?

尤も「私は旅行に行った時まで自炊するのはイヤ、
上げ膳据え膳がいいのよね」とのたまった女性も居ましたが・・・








コメント (2)
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