映画館で地震。
2021/03/20
食材の買い出しのついでに、エヴァを観に行った。
とうとう最後のエヴァ。
公開が再延期されたときの『共に乗り越えましょう』にはぐっときたな。
平日の様子は知らないけど、土日のこの辺は渋滞がひどい。
間に合うように出たつもりではあったものの、全然車が進まなくてヒヤヒヤした。
ギリギリで滑り込めてよかったよ。
最初の10分くらいは、別の映画の予告編とか映画ドロボーとかだしな。
で、地震。
全体を通して割と少なめな、迫力ある戦闘シーンに揺れが来た。
主人と顔を見合わせて(地震だね)(まただね)と。
前回はもう少し揺れが小さかったのと、勘違いかな?音響の振動かな?なんて正常性バイアスがあったんだけど、今回はすぐ地震と認識した。
映画中だろうが何だろうが、地震は起こるのである。
結構揺れたなぁ、なんて思いながら観ていたら、途中で中断。
状況を確認次第、再開とのこと。
なんだか舞台やコンサートの幕間のような感じだ。
幕はないから、ちょっと映像が乱れた弐号機の一時停止画面だったけど。
ファミコンのバグ画面を思い出すわ。
10分くらい後に、無事に再開。
なかなか貴重な体験をした。
相変わらず内容はよくわからなかったけど、『そうだったのか!』というラストは元から期待していない。
『破』辺りから、理解しようとするのをやめている。
庵野監督から出されたものを“受け入れる”、という姿勢にシフト。
天才の考えるものを凡人が理解するのは無理だ。
難しい考察とかは、得意な人がやってくれる。
でも、今までの劇場版のなかで、一番腹落ちした。
いろいろなシーンで共感できる部分があった。
自分が年をとったからだろう。
なんせ、リアルタイムで見ていたときから四半世紀経っている。
とはいえ、こんなに心を動かされるとは思わなかった。
本当に終わったんだな。
庵野監督のイメージは、モヨコさんの『監督不行届』やエッセイ、メルマガでのイメージが強い。
面白おかしく描/書かれることが多いカントクくんだけど、やっぱりすごい人なのだ。
改めて思った。
来週のNHKの『プロフェッショナル』も楽しみ。
次はシン・ウルトラマンか。
20210322