魅惑の日本映画

日本がこれまでに生み出した数々の名作、傑作、(珍作?)の映画を紹介していきます。

相棒(劇場版)★★★★

2008年08月05日 | Weblog

パソコンが壊れて以来、久方ぶりの更新です。m(‐ -)m
一度止めるとなかなか始められないものですね

まあ、気楽にゆっくり続けていきたいと思います


さてさて、心機一転、第①回は「相棒」のレビューでもっ


相棒~劇場版~絶体絶命!42.195km東京ビックシティマラソン

ってタイトル長っ!

見る前は、大丈夫かなあ~、なんだか2時間サスペンスの副題みたいだけど・・・
などどいらぬ心配をしていましたが、
物語の冒頭からただならぬ雰囲気を漂わせて、不安げな音楽にあわせて暗い画面からまるで血の滲んだような、余計なデザインは一切排した「相棒」のタイトルが出てきた時は「やるねえ~」と思いました。

物語が始まってからは息をつかせぬ展開で楽しませていただきました
ドラマのセミレギュラー達をまんべんなく登場させて、相棒の世界観を出していたと思います。
伊丹刑事と亀ちゃんのボートでの掛け合いなどは面白かったけど、個人的には「サザンカ」の時みたいに小野田さんのもっと黒い一面が見たかったけど、それが描けるのは輿水泰弘さんや櫻井武晴さんくらいなんだろうなあ


でも私はそれはドラマで十分だと思います。今回は劇場版と言うことで、相棒を知らない多くの人が見ることを考慮して、割と単純にまとめられているなと感じました。

イラクの人質事件を題材にしたのもその為だと思います。

劇場版はやっぱり劇場版らしく、お祭り的要素を含んだ作品に仕上がっていましたね。
「バベルの塔」は映画的要素満載の超娯楽作品でとても面白かったですが、近年のマイベスト「サザンカの咲く頃」や「編集された殺人」や「黙示録」なんかを映画でやったら、多分一般受けしなさそうだな
ミニシアターとかで密かに評価されてそう…

相棒はドグマチックな、視聴者に媚びないところがありますよね。それがたまらなく好きなんですが。


今回のテーマは「自己責任、国家とマスコミの報道と世論」ですが、映画はあくまでもフィクション。
当然のように実際に起こった事件どおりに描いているわけではないので、その辺が気にかかる人もいるようですね。

でも「相棒」は映画という娯楽メディアを利用して問題提起しているに過ぎません。

映画としては本当に面白い作品だなと思いますよこれは

スピンオフはまだまだ先の話ですが、10月からのSeason7楽しみですね~
久しぶりに2時間の輿水脚本を見られるわけですが、嫌でもSeason6の最終回の終わりを気にしてしまいますよね

Season~なんてまるで海外ドラマのような言い方をしているシリーズドラマがいくつか出てきた中、本当に海外ドラマのシステムのように、2クールしっかりやってその間を再放送でつないでいるドラマは相棒だけだ

これからも質の高いアンソロジーを期待してまあす


監督 和泉聖治
脚本 戸田山雅司
音楽 池頼広

キャスト
水谷豊 寺脇康文 高樹沙耶 鈴木砂羽 岸辺一徳
木村佳乃 西村雅彦 原田龍二 松下由樹 津川雅彦
本仮屋ユイカ 柏原崇 平幹二郎 西田敏行 川原和久
大谷亮介 山中崇史 山西惇 六角精児 神保悟志
小野了 片桐竜次

2008年度東映作品

過去の記事↓↓

おとうと
衝動殺人 息子よ
満員電車
八甲田山

黒い十人の女
穴(大映)
血と砂
ハウス(HOUSE)
相棒(最終回SP『黙示禄』…番外編)

悪い奴ほどよく眠る
無法松の一生
蜘蛛巣城
江分利満氏の優雅な生活
大江山酒天童子
日本沈没

妖星ゴラス
斬る
待ち伏せ
殺人狂時代
太平洋奇跡の作戦キスカ
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戦国野郎

ブルークリスマス
大盗賊(東宝)
座頭市と用心棒
ガス人間第一号

電送人間
美女と液体人間
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椿三十郎

用心棒
モスラ(1961年度版)
新幹線大爆破
隠し砦の三悪人
日本のいちばん長い日

☆はじめに☆


 


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