(続) お山でウォーキング

里山歩きをメインにして運動不足の解消を図ろうと思っています。

山梨県  パノラマ台(精進)を歩く(2)

2015-10-29 20:20:00 | ウォーキング
2015年10月24日(土)

城山登山口より


城山登山口   登山口に看板がもう一つ 「武田最前線史跡公園 城山跡登り道  上九一色村」
登山口を見送ってそのまま直進すると


国道139号線の下を潜る地下道が現れます。


地下道を通って、右手から国道の東側に出てきたところ
指導標  精進湖民宿村 ←《東海自然歩道》→ 本栖湖

ここから左(北方向)に大きく向きを変えた後、国道に沿って進みます。


東海自然歩道が国道139号線から至近距離の位置に設置されているのは、自然保護や事故防止等の意味合いがあるのでしょうか。


城山登山口までのルートに比べると、一段と歩きやすくなったのですが、その一方で車のエンジン音が常に聞こえてくるようになりました。ハイキングコースはやっぱり静かな方がいいですね。


青木ヶ原樹海らしい風景




精進湖民宿村に到着のようです。  左、国道へ 右、民宿村へ


指導標 本栖湖 ⇔ 精進湖   民宿村側から出口を見たところ


民宿村を少しばかり歩いてみたのですが、確かに民宿が多かったですね


精進湖入口   民宿村から国道139号線に出ると
左、県道706号線(精進湖へ)  直進、国道139号線(鳴沢村・富士吉田市方面へ)


「精進湖入口」バス停   県道706号線に入ると


宇の岬トンネル


県道706号線


右手に精進湖


富士山が見えたのですが、相変わらず霞んでいます。


精進湖には、何やらブイが等間隔に並んでいます。 ボートレースか何かに使われるのでしょうか。


パノラマ台入口付近が見えてきました。


前掲写真の位置から見た精進湖


同上  

山梨県  パノラマ台(精進)を歩く(2) 了


   時間に余裕ができたので、この後富士吉田の浅間神社に立ち寄る事にしました。 古くから富士登山(吉田口登山道)の起点となる神社として知られているところです。 私もいつかはここから富士山に登ってみよう等とお気楽に思ってはいたのですが、未だに実現する事もなく、おまけに神社前の国道を何度も通っていながら一度も訪れた事がなかったからです。 


北口本宮冨士浅間神社   住所 富士吉田市上吉田5558  


国道から入るとすぐにこの巨大な鳥居が迎えてくれます。 これはその脚部ですが、こんなに大きな鳥居は熊野本宮大社旧社地の大斎原(おおゆのはら)を訪れて以来の事です。


その上部  扁額はてっきり「浅間神社」と思っていたら、そのものズバリの「冨士山」でした。


巨木と石灯籠が並ぶ参道


参道


「角行の立行石・かくぎょうのたちぎょういし」 説明板によると
慶長十五年(1610)の冬、富士講の開祖角行東覚(当時69歳)が吉田の地を訪れ、富士山霊を遥拝し、酷寒の中を裸身にて石上に爪立ちして三十日の荒行をした。全身より血を噴き、里人の勧めで行を止めたという。 正保三年(1646)に百六歳にて大往生したが、生涯における修行で主なものは・・・、富士登頂128回に及んだといわれ、富士講の開祖となった。


北口本宮冨士浅間神社 説明板によると
当神社は、富士山の大噴火を恐れた住民を安んずるため、垂仁天皇の御代、勅令をもって火山鎮護のため木之花咲耶姫命を祀ったのがはじまりとされています。 本殿は元和元年(1615)に谷村城主鳥居土佐守が桃山式に再建、西宮本殿は文禄三年(1594)に、・・・いづれも国の重要文化財に指定されています。・・・


狛犬 吽像  後方に見えるのは二番目に現れた大鳥居(両部鳥居)


狛犬 阿像


福地八幡社  祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)


随神門  櫛磐間戸神(くしいわまどのかみ)


随神門  豊磐間戸神(とよいわまどのかみ)


随神門側から見た神楽殿  その奥に拝殿


西側から見た神楽殿   奥に見える建物は手水舎


富士吉田市指定天然記念物  北口本宮冨士浅間神社のヒノキ(拝殿に向かって右手に位置)  説明板によると
この木は二本のヒノキが根元で一本になり、また地上約12mで再び合着していることから「冨士夫婦檜」と呼ばれ・・・合着木ではあるが、県下で最大のヒノキの巨樹である。・・・
目通り幹囲7.65m  樹高33.0m


夫婦檜1   後方には末社が整然と並んでいます。


夫婦檜2


夫婦檜3


山梨県指定天然記念物  北口本宮冨士浅間神社の大スギ(拝殿に向かって左手に位置)  説明板によると
本樹は樹齢千年くらいと言い伝えられている。根張りが著しく発達し、漏斗を伏せたような樹形は御神木の名に恥じない荘厳さがあり・・・「富士太郎杉」と呼ばれ、広く市民に親しまれている。
露出根張り 21.0m  目通り幹囲8.2m  樹高30.0m


太郎杉1  山梨県の天然記念物第1号に指定されたそうですよ


太郎杉2  幹の部分は修復してあります(昭和34年、台風による被害を受けたため)


太郎杉3  この根張りはびっくりしました。 こんなに大きく綺麗に現れた根張りをこれまでに見た記憶がないですね。


イチョウ


手水舎  水口と共に私が初めてみるような大きさでした。


龍の水口


北口本宮富士浅間神社本殿 説明板より
祭神は木花開耶姫命 天津彦々火瓊々杵命(あまつひこひこほのににぎのみこと) 大山祇命
現在の本殿は元和元年(373年前)、幣殿、拝殿、神楽殿、手水舎、神門等は元文三年(250年前)にすべて竣成された。・・・

祭日 鎮火祭(吉田の火祭)8月26・27日  開山祭(お山びらき)7月1日  閉山祭(お山じまい)9月10日 他略


本殿 西側より


社殿右(西側)を回り込んで行くと   玉垣に「吉田口登山道」の標識


西宮  「国重要文化財西宮本殿 祭神 天照皇大神 琴平大神 豊受大神」


西宮を更に右へ回り込んで行くと  富士登山道吉田口 鳥居  この鳥居の扁額は「冨士山」でした。


祖霊社  この後方から吉田口登山道の一合目を目指す事になります。


大鳥居  引き返す時に随神門側から見たもの  この大鳥居は日本最大の木造鳥居だそうです。 この鳥居の扁額には「三国第一山」となっていました。




No.474











山梨県  パノラマ台(精進)を歩く(1)

2015-10-25 22:51:17 | ウォーキング
2015年10月24日(土)

パノラマ台入口・・・パノラマ台・・・烏帽子岳・・・「本栖隧道」バス停・・・
・・・精進湖民宿村(精進移住地)・・・パノラマ台入口----北口本宮冨士浅間神社

   今回は、前半が山地、後半は平地だけを歩くというプランになりました。
山地の部分はパノラマ台入口~烏帽子岳間を逆コースで歩いているのですが、平地の部分は一般道を除いて今回が初めてです。
距離的にはやや長めになりましたが、強い負荷のかからないコース取りだったので、山ウォーキングには丁度よい形になりました。 富士山がもう少しはっきりと見えたら言う事なしだったのですが。  帰途、時間に余裕ができたので富士吉田の冨士浅間神社へ


「パノラマ台下」バス停   富士五湖周辺で「パノラマ台」というと、山中湖そばのパノラマ台がよく知られていますが、ここも眺望面では甲乙つけがたい良さがあります。 ハイキングコースとしても人気があり、多くのハイカーに利用されているようです。


バス停がそのまま登山口   分かりやすい登山口がいいですね




登山道はゆったりと折り返しながら






少しばかり小広くなった場所に出ます。 ここは「パノラマ平」と呼ばれているらしい


木の根元に「 パノラマ平  パノラマ台 → 」の標識


パノラマ平から見えた富士山   逆光で見難い面もあるのですが、今日は終始霞んだ状態(肉眼で見てもほぼこれに近い状態)で富士山の眺望はもう一つでした。




桟道


前掲写真の場所から少し進んだ所にも


根子峠(ねっことうげ)  尾根筋に乗るところで、ここまで来ればパノラマ台は時間の問題です。  
指導標 パノラマ台 ⇔ 三ツ沢峠   左へ
右の三ツ沢峠(精進峠)方面は三方分山に至ります。




尾根筋の左(東)側が富士河口湖町(旧上九一色村)、右(西)側が身延町(旧下部町)という事になります。


分岐点  指導標 パノラマ台・本栖湖 ⇔ 精進湖・三方分山  右、下部町へ 
右方向にはもう一つ指導標が立っていて、それには「身延町中之倉」「千円札の逆さ富士眺望地」と記されていました。


直進してパノラマ台へ   パノラマ台は前掲分岐点から2、3分の所にあるのですが、その途中にある左側の高みが標高点1,328mの地点になると思います。


パノラマ台 その1  山頂方位盤


パノラマ台 その2  山頂方位盤 「パノラマ台 標高1,325m」


パノラマ台 その3  山頂方位盤


パノラマ台 その4 「青木ヶ原の生い立ち」 説明板より
昔、西湖と本栖湖の間にセの海と呼ばれる湖があり、貞観六年(864)に長尾山周辺から噴出した青木ヶ原溶岩流により大半が埋め立てられ、西湖、精進湖、本栖湖の三湖に分けられた。噴き出た溶岩は二十億トンともいわれ・・・その上に生い茂った原始林を樹海と呼んでいる。  (青木ヶ原樹海 総面積 2,726ha)


パノラマ台 その5  三方分山方面   右手に精進湖と精進の集落、


パノラマ台 その6  王岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳方面


パノラマ台 その7  富士山と手前に烏帽子岳   その間にあるのが大室山


パノラマ台 その8  竜ヶ岳、雨ヶ岳方面  右手には南アルプス方面も望めるのですが


パノラマ台を後にして烏帽子岳へ


始めはダラダラと下降が続きますが


登りに転じると


予想外に早く


烏帽子岳山頂 その1  山頂に到着しました。


烏帽子岳山頂 その2  傾いてしまっている三角点1257.4m


烏帽子岳山頂 その3  山頂の通信施設と南側から見た烏帽子岳山頂の全景


烏帽子岳山頂 その4  十二ヶ岳方面から御坂山塊方面  秋の空ですね


烏帽子岳山頂 その5  富士山と大室山


烏帽子岳山頂 その6


烏帽子岳山頂 その7  城山(本栖城跡)方面への下山口


烏帽子岳山頂 その8  本栖湖方面への下山口  ここからが初めて歩くルートになります。


本栖湖への道


烏帽子岳山頂からの下りは歩きやすいのですが、かなり長く九十九折りが続きます。




九十九折りを降りきったところに分岐点 
指導標 パノラマ台 約3Km ⇔ 本栖湖・精進湖・本栖ロッジ 1Km
(この指導標は烏帽子岳山頂方向を背にして見たもので、手前方向は「国道・本栖湖」と記されていました。 なお、左側に立っている看板は「パノラマ台道程図」で、下に落ちている看板はパノラマ台からの眺望図)

予定通りこの分岐点から左(東)の精進湖方面に進もうとしたのですが、右(西)を見るとすぐそばに道路が見えたので、この道路の所まで進んでからにしようと思いました。 もしかしたら本栖湖を望めそうな所があるかなと思い・・・


これが、指導標から右(西方向)を見たところ


道路は国道300号線(本栖みち)でした。


出口に「本栖隧道」バス停


右手に本栖隧道
本栖湖は見えそうもない状態だったので、すぐに先ほどの分岐点まで戻ることにしました。(トンネルを抜ければ見えそうな気もしましたが)


分岐点から東へ(精進湖民宿村を目指して)   これからが今日のウォーキングの後半という事になるでしょうか。  後半は大雑把にいうと、烏帽子岳の山裾と樹海の境目を歩くようなルートで、終始平坦な道が続きます。この写真はその様子をよく示していると思います。


右手(南側)を見ると   溶岩が折り重なるように露出している典型的な樹海の様相を呈しています。 とはいえ、ハイキングコースから見える樹海は全体から見れば最先端部のごく一部に過ぎないわけですから、国道139号線を越えて更にその奥へと進んだらどんな様子になっているのでしょうね・・・




分岐点  指導標 本栖湖 ⇔ パノラマ台  左、精進湖  左へ


前掲写真のところで初めて目にした「 ←東海自然歩道→ 」の標識


時折、枝道が現れますが、ハイキングコース以外の枝道には入口に木の枝が置かれています。






「やまなしの歴史文化公園 城山」 説明板によると
烏帽子岳より青木ヶ原樹海にせり出した標高1,056mが城山山頂で、狭くて細長い山頂部分には数個の尾根切りを配し、自然の地形を利用し、郭を設け、防備を固めた中世山城の形態が残っています。 ・・・中世軍事上重要な中道往還が山裾を通過していることから、中道往還の関門の役目を果たした砦であったことが考えられる。

この説明板の右側に 


城山登山口があります。 指導標 左「 本栖城跡 → 」
  
このルートは城山(本栖城跡)を経由し、烏帽子岳に向けて尾根筋を進むもので、私も3年前にここから烏帽子岳・パノラマ台を目指しました。 今日は直進して国道139号線下の地下道に入ります。



山梨県 パノラマ台(精進)を歩く(2)へ



No.473















 

静岡県  大洞山を歩く(2)

2015-10-17 09:32:43 | ウォーキング
2015年10月13日(火)

立山山頂より


「立山山頂」 右へ  指導標 須走紅富台2.5Km ⇔ あざみ平0.7Km 三国山4.8km
【立山山頂 富士箱根トレイル No.40】




立山山頂から少しばかり下ったところで、すぐに次の指導標が現れました。 この分岐は予想していなかったのですが


「立山東分岐」  直進
指導標 アザミ平0.7km 三国山4.7km ⇔ 立山展望台0.4km 須走紅富台2.6Km  左、籠坂峠1.6Km
【立山東分岐 富士箱根トレイル No.39】
地形図にはこの籠坂峠方面に向かうルートの記載がないので良く分からないのですが、「須走紅富台上」にあった案内板によると、アザミ平~籠坂峠間のルートに接続しているようです。




畑尾山・アザミ平への快適な道




畑尾山山頂 その1


畑尾山山頂 その2  山頂標識  【畑尾山 富士箱根トレイル No.38】


畑尾山を後にして


アザミ平へ


写真中央に山中湖の東部と思われる湖面が少しばかり見えました。


「アザミ平」に出るところ   複数の指導標が立っています。 下に降りて正面からその指導標を見ると


指導標1 明神峠6.3km 三国山4.0Km ⇔ 立山0.7km 須走紅富台3.3km  右、籠坂峠1.8Km
【アザミ平 富士箱根トレイル No.37】


指導標2 大洞山 大人40分 ←《アザミ平・三国山ハイキングコース》→ 籠坂峠 大人40分


指導標3 湯船山・明神峠・三国山・角取山(大洞山) ←《あざみ平》→畑尾山・立山


大洞山・三国山方面に進みます。(アザミ平からは富士箱根トレイルと三国山ハイキングコースが重なる形になります)


この辺り一帯をアザミ平と呼ぶのでしょうか


アザミ平


 ←《三国山ハイキングコース》→


これは後方(畑尾山方面)を振り返ったものですが、この時点まで富士山の頭が見えていました。左側に少しばかり雲が湧いているのですが、まさかこれが今日の富士山の見おさめになってしまうとは・・・


「アザミ平東」 指導標 明神峠6.0Km 三国山3.7Km ⇔ 立山1.1Km 須走紅富台3.6Km
【アザミ平東 富士箱根トレイル No.36】




「明神峠自然環境保全地域」説明板
「三国山を中心とした明神峠、大洞山を結ぶ稜線一帯はブナ、ミズナラ、カエデなどの樹齢の高い天然林に覆われています。 この優れた自然を次の世代に引き継いでいくため、この地域一帯431haを県条例に基づく自然環境保全地域に指定しました。みんなで大切に守っていきましょう。・・・」  昭和50年指定  静岡県


まず大洞山手前の標高点1,366mのピークを目指します。








動物が樹木に残した生々しい傷痕   初めてこの稜線を歩いた時も数か所で見かけて驚かされたものです。その時はクマが爪を研いだ痕かな? などと思ったのですが、これだけきれいに削り取られた痕をみるとやっぱり犯人はシカですかね? イノシシではなさそうだし、クマは個体数がそれほど多くはなさそうだし・・・勝手な想像ですが 




標高点1,366mピークへ


1,366mピーク その1
指導標 三国山・大洞山 ←《三国山ハイキングコース》→ アザミ平・籠坂峠
指導標の後方に


1,366mピーク その2 「明神峠自然環境保全地域」の説明板と境界標?


1,336mピークから大洞山へ  これから大洞山山頂までの道は特に快適なものでした。


いったん緩やかに下り




鞍部らしきところ


緩やかに登り始めます




標高的には大洞山山頂といってもよい地点に到着   
右手に見える小さな標識には「駿河の国 大御神鎮座 角取神社奥の院 入口 → 」  覗いてみるとかなり急な尾根を下るように見えました。


後は平坦な道を少しばかり進むと


大洞山山頂 その1  すぐに山頂標識などが見えてきます。


大洞山山頂 その2  三角点と山頂標識  大洞山頂 標高1383.5m 
籠坂峠 大人70分 ←《三国山ハイキングコース》→ 三国山 大人55分


大洞山山頂 その3  山頂標識 【大洞山(角取山つのとりやま) 富士箱根トレイル No.34】


大洞山山頂 その4 三角点


大洞山山頂 その7  最後に山頂部を三国山方面側から見たもの


大洞山山頂を後にして   いったんアザミ平まで戻って籠坂峠に向かいます。  目の前は標高点1,336mピーク


再びアザミ平に戻ってみると   すでに富士山の頭は隠れていました。


アザミ平分岐点  左が富士箱根トレイルの須走紅富台方面   ここから籠坂峠方面(右)に向かいます。


籠坂峠への道




見事なほどのV字型に浸食されていますね


これも浸食によって倒れてしまったのでしょう




だんだん歩きやすい道になってきました。


分岐点  直進
左手に折り返すように進むルートがあって、その入口に立っている私製の指導標には「畑尾山・太刀山(立山)方面  あざみ平へ行くには遠回りです」と記されていました。
これが立山からアザミ平方面に少しばかり下ったところにあった分岐点に繋がっているルートなのだろうと思われます。




平坦なルートになり、そろそろハイキングコースも終わりになる頃なのですが、「まだかな」と思いつつそれを見る事なくここまで来てしまったものが一つあります。
それは5年ほど前、初めて籠坂峠から逆方向に歩いた時に見た「テングブナ」で、きっとどこかで見落としてしまったのでしょう。 「大きなブナの木」の印象だけが強く残っていて、位置関係の記憶がかなり曖昧だったという事ですね(苦笑)。 (当時の写真から判断すると、先ほどの分岐点より上部にあったらしいのですが)




車止めを出ると


指導標  籠坂峠 ←《三国山ハイキングコース》→ 大洞山・三国山
「入山者の方への注意事項」 この一帯の植物採取は禁止されています。以下略


霊園(山中湖村公園墓地)の中を通って


国道138号線へ   左手の道路標識は「籠坂峠」


「篭坂峠」バス停   指導標が壊れて落ちています


道の駅すばしりへ


道の駅より  富士山方面ですが・・・



No.472



















静岡県  大洞山を歩く(1)

2015-10-14 19:47:47 | ウォーキング
2015年10月13日(火)

道の駅すばしり・・・立山展望台・・・立山≒1330m・・・畑尾山≒1,360m・・・
・・・アザミ平・・・大洞山1,384m・・・アザミ平・・・篭坂峠--(富士急山梨バス)--道の駅すばしり

   まだ歩いていない富士箱根トレイルの「須走」~「アザミ平」間を歩きました。 ここも予てから歩くつもりでいたところですが、きっかけは初冠雪の富士山を見てみようという事でした。 結果的にその目的を果たす事が出来、予想以上の素晴らしいウォーキングコースである事も分かりました。 このルートは更に不老山方面(富士箱根トレイル)に進むもよし、菰釣山方面(甲相国境尾根)に進むもよし、眺望の良さに加えてとても気持ち良く歩ける雰囲気がいいですね。


道の駅すばしり   富士山も御覧の通りで、今日は期待できそうです。


道の駅から国道138号線に出るところ   左、山中湖方面  右、御殿場市内へ


国道を横断して篭坂峠・山中湖方面へ


直進   進入口はもう少し先のようです。


左手に富士山を見ながら


国道左側前方の植木が綺麗に刈り込まれた所はゴルフ場の入口


前方右手が富士箱根トレイルの進入口のようです。


「紅富台入口」  右へ  進入口が分かって一安心


指導標  右、立山(たちやま)  【紅富台入口 富士箱根トレイル No.47】


紅富台(こうふだい)と呼ばれる住宅街(別荘地?)の中を進んで


何気なく後ろを振り返ってみたら・・・


「須走紅富台上」   舗装された道路の終点  ここから山道へ
左手にある富士箱根トレイルの案内板のお陰で、ルートをしっかり確認する事が出来ました。


案内板隣の指導標  道の駅すばしり1.2Km  冨士浅間神社1.5Km ⇔ 立山2.1Km
【須走紅富台上 富士箱根トレイル No.46】


土手を跨いで山道へ


今日の最終目標地点は大洞山です。アザミ平から先は歩いているのですが、大洞山にしたのは距離や所要時間が丁度良いと考えたからです。




始めのうちはやや荒れている所が出てきますが、自然林の中に入ってしまえば劇的に変わります。


「立山登山道入り口」   左方向へ鋭角に曲がる地点
指導標の左隣に見える看板には、「この森林は『森の力』の回復に向けて『森林づくり県民税』で整備した」という事が写真入りで紹介されています。


前掲写真の指導標 左、立山1.7Km  手前、須走紅富台0.8Km
【立山登山道入り口 富士箱根トレイル No.45】


この辺りも地面が浸食されていて、少々荒れた登山路になっています。 今回のルートにはこの地域特有の黒っぽい火山灰(スコリア)が厚く堆積しているので、雨水などに浸食されやすいのだと思います。




少々分かり難い写真ですが、一本のロープが張られています。  崩壊地などが予想されたのですが、現場を見てから判断しようとそのまま進んでみると


案の定、小規模な崩壊地が現れました。 さほどひどいものではないのですが、さすがにこの穴に降りる気はしなかったので、一番手っ取り早そうな左手山側の斜面を巻いて行く事にしました。 周囲を見渡すと、歩けそうな所はいくつかありそうなので特に問題はないと思います。


植林帯を進んでいると「ヒノキ」の樹名板が現れたので、ルート的にはOKだろうと・・・


斜面はきつそうですが、ルートは緩やかな九十九折りになっているので楽に歩けます。


植林帯から自然林へ足を踏み入れると、快適なハイキングコースに一変します。


「立山休憩所」   やや小広く刈り払われたスペースに指導標  左手の木には「マユミ」の樹名板あり


指導標 須走紅富台1.2Km ⇔ 立山1.6Km 【立山休憩所 富士箱根トレイル No.44】


花といえば、この花と少しばかりのトリカブトぐらいだったのですが  シロヨメナの群落?
この花はノコンギクなど他にも似ている花が何種類もあるようなので、本当のところはわかりません。 先日の霧ヶ峰でも植物名板付きの「ゴマナ」という良く似た花を見ていたので、単純にそれかなと思ったのですが、植物音痴の私には区別がつきません。(苦笑)




左手樹間に富士


「ブナ」の樹名板


緩やかな斜面で、ゆったりと歩くことができる自然林の道


ヒメシャラの樹名板


予想以上に快適なルートで驚いたのですが、これから更に良くなります。






「立山砂場」  又、小広いスペースが


指導標 立山0.7Km ⇔ 須走紅富台1.8Km 【立山砂場 富士箱根トレイル No.43】




これはもう散歩道というか・・・


ドウダンツツジの樹名板




「須走立山分岐点」 右へ  今日一番期待していた展望台に向かいます。
指導標 須走紅富台2.4km ⇔ あざみ平0.9Km 三国山4.9Km  右、立山展望台0.3Km
【須走立山分岐点 富士箱根トレイル No.42】


展望台へ一直線


財産区の境界標識?


少しばかり下って


「須走立山展望台」   逆Y字型に見える分岐点へ  前方の僅かな高みの向こう側が展望台  
左手前に折り返す道は元のメインルート(立山山頂方面)に戻る道です。


展望台入口左側に三角点


四等三角点1308.6m


三角点の隣に境界標識


三角点付近からすぐに富士山の頭が目に入りました。  妙に期待感を高めてくれます。


展望台のほぼ全景  絶好の休憩場所ですね


愛鷹山方面から


初冠雪の富士山




展望台からY字型分岐に戻ったところ  右へ
指導標 左、須走紅富台2.7km(歩いてきた道)  右、あざみ平1.0Km 三国山5.1km  
【須走立山展望台 富士箱根トレイル No.41】




平坦で広い立山山頂部をよく示しています。


右手のブナ林






「立山山頂」  メインルートに突き当たるところ   右へ  
指導標 須走紅富台2.5Km ⇔ あざみ平0.7Km 三国山4.8Km 
【立山山頂 富士箱根トレイル No.40】  ほぼ平坦な所なので山頂という印象はありませんが、地形図によると標高は凡そ1,330mほどの地点です。



静岡県 大洞山を歩く(2)へ



No.471















山梨県  足和田山を歩く(3)

2015-10-03 14:34:13 | ウォーキング
2015年9月22日(火)

四等三角点1237.6mより


四等三角点を後にして  三湖台に向かいます。




林道に合流


右へ


林道に合流


右へ  この道は三湖台に直接通じています。


三湖台への道


階段道を登りきると


三湖台入口  指導標 左、紅葉台0.6Km   右、三湖台・西湖民宿


三湖台 その1 三湖台はメインルートから北西方向に延びる支尾根のピークに


三湖台 その2 とても綺麗に整備されていて、かつて訪れた時の様子から随分雰囲気が変わっていました。


三湖台 その3 山頂標識「三湖台 Mt.Sankodai 1202.56m 東海自然歩道」


三湖台 その4 「富士箱根伊豆国立公園・東海自然歩道・三湖台」説明板より
「三湖台」は、富士北麓区間の西湖の南に位置し、標高は1,202mです。見渡す限りなだらかに広がる青木ヶ原樹海に浮かぶ富士山の雄姿をまじかに望み、周囲の湖を望む事が出来る絶好のビューポイントです。三湖台の名前は、三つの湖(西湖・精進湖・本栖湖)がかつて見えた事からその名が付けられた。・・・


三湖台 その5 大室山方面から  右方向に連続写真です(左手には富士の裾野)


三湖台 その6  広がる青木ヶ原樹海


三湖台 その7


三湖台 その8  西湖と左 王岳、右 鬼ヶ岳


三湖台 その9  十二ヶ岳方面


三湖台 その10 御坂山塊方面まで


三湖台 その11 山頂方位盤


三湖台 その12 山頂方位盤


三湖台 その14 「三湖と青木ヶ原樹海」 説明板より
西湖、精進湖、本栖湖はかつて一つの湖(古せの海)であったと考えられており、複数回の噴火による溶岩流により三湖に分断され出来た湖です。特に864年の貞観噴火は大量の溶岩(青木ヶ原溶岩流)で、せの海を埋め立て、西湖と精進湖を誕生させています。なお、三湖は同じ地下水脈を有しているため、水位が連動する傾向があり、湖面標高はほぼ同じ約900mです。・・・


三湖台 その15 足和田山   ここから左に下ると、西湖民宿村へ


三湖台 その16 南側に位置する富士山は足和田山(五湖台)と同じ状態   後はこの付近にある筈の三角点を探してみる事に 


三湖台入口にあった指導標から紅葉台方面に向かって15mほど進んだ左側の土手で


なんとか三角点を発見する事が出来ました。


四等三角点1202.6m


そのまま紅葉台へ


右へ  道も広々としてきました。


車止めの左手に指導標 足和田山(五湖台)・三湖台 ⇔ 紅葉台・氷穴・風穴


左側から一般車両も入って来れる林道がUターンする形で右手に回り込み駐車場へ
この周辺を「紅葉台」と呼ぶのでしょうか。


広い駐車場と一番奥に展望台レストハウス   ここはこのレストハウスの展望台に上がらないと良い眺望は得られないようです。
この付近で三角点1164.7mを探してみたのですが、見つけられませんでした。 ところが、この写真の左側やや手前の木陰になっている部分にそれらしきものが見えるので、もしやこれが?(笑)


「富士箱根伊豆国立公園 東海自然歩道」 富士五湖についての説明板


レストハウスの右側を通って東海自然歩道を下ります。




紅葉台駐車場からの林道に合流   前方ヘアピンカーブの頂点に分岐点


分岐点から東海自然歩道へ   トレランのルートとはまだお付き合いが続きます。


ほぼ一直線に降りてゆくと




下方に広場が現れます。  指導標 氷穴・風穴方面 ⇔ 三湖台方面  右、西湖民宿村


広場に降り立った所に設置されていた看板型の指導標
直進、風穴・竜宮洞穴方面  右手前、西湖民宿村・根場(ねんば)民宿村


看板型指導標付近から見た広場のほぼ全景   私が初めてここを訪れた時、この場所が紅葉台だと思った所です。今でもそんな気持ちがあるのですが、「紅葉台」というのはどの場所・範囲をいうのかもう一つピンときません。


「富士箱根伊豆国立公園 東海自然歩道」より 青木ヶ原樹海について
ここは、西湖や御坂山系の展望がよく、特に秋の紅葉の眺めが見事なため紅葉台ともいわれています。青木ヶ原樹海は、西湖・精進湖・本栖湖にまたがる溶岩流の上にできた原生林地帯で、コメツガ・モミ・トウヒ・アカマツなどの樹齢300年を経た大木の下にはアセビ・ツツジ・コケなどが生い茂り、昼でも暗い密林となっています。 環境庁 山梨県


今は樹木が育ったせいか、北側の展望はあまりよくありません。


「富士箱根伊豆国立公園 紅葉台 海抜1,164m」 山頂標識にあたる基本標識が、このように放置されている事が少々不思議です。 標高は三角点の標高を示しているようですが・・・


「富士八景」説明板  これは新しいタイプの説明板で、外国人観光客向けという感じです。
紅葉台(こうようだい)について   裾野から富士山頂まで視線を遮るものがなく、富士山との距離も近いため、目の前に大きく広がる存在感のある富士山を眺望することが出来るポイントです。お勧めの時期は10月中旬~11月中旬にかけて・・・


南側の富士山方面   ところが相変わらずこんな状態で・・・


万葉碑  裏側に分かりやすい漢字かなまじり文が用意されています。


紅葉台の西側入口に立つ「東海自然歩道  環境省 山梨県」の標柱


「紅葉台入口」バス停を目指します。


指導標 直進 風穴・氷穴


分岐点  左へ
指導標 左、国道139号線  右、鳴沢氷穴  
ここから東海自然歩道はほぼ直進の右方向へ向かいます。 大きなリボンも右前方に付けられているので、トレランのルートともここでお別れのようです。 私は随分長い距離を一緒に歩いてきたつもりですが、ウルトラトレイルの方は46時間の制限時間の中で累積標高差9,500mの道を168Kmも走るのですから、私からみれば人間業ではありませんね。


すぐに紅葉台駐車場からの林道と合流  右へ


ドライブイン?の前を進んで
この道路をもう少し進めば国道139号線に出るので、そこ(紅葉台入口バス停)が今日の実質的ゴール地点という事になります。 あとは勝山バス停までバスに乗るだけの予定だったのですが、現実はそうすんなりとはいきませんでした。 原因は連休による国道の渋滞です。139号線の渋滞は当初から予想できた事で、自分の考えが甘かったというだけの話なのですが・・・


「紅葉台入口」バス停から凡そ2時間をかけて到着した「勝山」バス停
この後、裏道を歩いて道の駅勝山に向かったのですが


途中でこんな神社が目に入りました。 社号標に「村社 八王子神社」


八王子神社 鳥居


手水舎と水口


狛犬 吽像


狛犬 阿像


八王子神社 社殿


扁額に八王子神社  祭神は素盞鳴尊


本殿  説明板によると、本殿は江戸時代前期の貞享三年(1686)に建立されたもの。・・・本殿を覆い保護する雨屋(天屋)は本殿の長期保存を図るため、昭和54年(1979)に鉄筋のものがつくられた。


社殿左手に並ぶ境内舎 左から、山神社、天神社、疱瘡社


秋葉神


道の駅勝山の裏手に到着



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