(続) お山でウォーキング

里山歩きをメインにして運動不足の解消を図ろうと思っています。

神奈川県  頭高山(渋沢丘陵)を歩く(3)

2015-02-27 22:33:47 | ウォーキング
2015年2月27日(金)

須賀神社より


須賀神社を後にして東に向かうと間もなくこの三叉路に出ます。(秦野市渋沢上2丁目7-18付近)  右へ 

*この三叉路から右手に向かう道路は渋沢丘陵とほぼ並行して東に向かい、堂坂の交差点、「渋沢相互住宅入口」交差点を経て、秦野市平沢の「三協町」交差点へと延びています。帰りはこの道と室川に関わり合いながら歩いたので、ブログ説明上この道路に「東西線」という仮称を付けさせて頂きました(分かり難くい説明で恐縮です)。 


前掲写真の右手に  何かの御堂?


東西線を東に


県道708号線へ  堂坂(どうざか)という坂道にある大きな交差点です。 左、「渋沢小学校入口」交差点・渋沢駅方面  右、大井町篠窪方面
*直進も考えたのですが、渋沢神社に立ち寄る予定だったので、ここは右折。


右折した角に設置されていた指導標  これは渋沢駅を利用するハイカーのためのものですね。


前掲写真の下に室川(上流側)


「堂坂」バス停


左折  「渋沢中学校入口」バス停あり


渋沢中学校に向かって


右側に秦野市消防団第6分団の建物   その前で左折すると


渋沢神社入口   ただし、神社の表参道ではないようですね。


渋沢神社 社殿全景   住所 秦野市渋沢2179


渋沢神社 社殿  由緒説明板より  往時は若宮八幡宮と称し、村の総鎮守であった。建保六年(1218)、鶴岡の若宮を勧請、・・・天明の頃、御嶽社より須佐之男命を勧請、明治六年(1873)渋沢神社と改称し村社となる。・・・


渋沢神社 拝殿  扁額には「八幡宮」   ここにも龍と狛犬の彫り物


渋沢神社 拝殿  祭神は大雀命(おおささぎのみこと)、伊邪奈美命(いざなみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)


狛犬 吽像


狛犬 阿像


境内より、表丹沢方面


表参道は北側に


下から見た表参道  下に降りてみて、この参道入口が渋沢中学校入口交差点に通じていた事がわかりました。


渋沢中学校に向かって   校門前から校舎北側に回り込んで行きます。




校舎北側から表丹沢方面   この辺りの標高はおよそ200m位で、渋沢丘陵の中腹に位置しているといってよいでしょうか。


校舎北側を行くと、左手に「秋葉神社参道」の石柱が立っていて


少しばかり参道を降りて右に入ると


秋葉神社 社殿  住所 秦野市渋沢吉原1945-1


秋葉神社  社殿の前にスペースがあまりないので、正面から全体を撮れません。


秋葉神社 祭神は火之迦具土大神(ほのかぐつちのおおかみ)
     渋沢秋葉神社由緒・沿革によれば  「渋沢秋葉神社は火の神様として
     地域の人々から二百有余年に亘って崇敬されている・・・」


渋沢中学校の校庭脇まで来ると道は二手に   ここで少し考えて左へ下りました。 校庭に沿って進むと栃窪の集落に向かい、ハイキングコースに戻ってしまいそうだったからです。まだ早過ぎますね。


坂道を下って


前方に橋が見えてきました。 どうやらここで東西線に戻ってきたようです。


「吉原橋」を渡って東西線を右へ  下には室川(下流では金目川) 
秦野市渋沢1903付近


東西線を東へ


直進  秦野市渋沢1803付近  左は曲松2丁目・渋沢駅方面へ
車道を避けて、もう少し丘陵に近いところを歩きたかったので


前掲写真のほんの少し先で、右に降りて行きました。この辺りから歩く道に自信がなくなり、だんだんダメモト気分が強くなってきました(苦笑)。


ハイキングコースらしい雰囲気にはなってきたのですが


正面にY字路   ついメインルートに見えた左の道へ


この辺りまでは良かったのですが・・・


何の事はありません。又東西線に出てしまいました。 これはいかんと先程のY字路分岐へ。  なお、この東西線の向こう側一帯が渋沢3丁目になると思われます。


先程のY字分岐に戻りました。 正しくは四叉路ですね  今度は右へ


ますますハイキングコースらしくなってきました。


右下には、少々大袈裟ですが渓谷のような室川の流れ


雰囲気のよい切り通し


住宅が現れてしまいました。 道は左に曲がって行くので道なりに


この辺りはもうほとんど分かりません。こうなったら少しでも室川に近づいてみようと、右の道へ。 一見行き止まり風に見えたのですが


運よく室川の川沿いの道に出てしまいました。しかもなかなか雰囲気の良さそうな道です。 左へ


ハイキングコースとして整備されても良さそうな


小さな石橋が架かっている所へ   なんとか「山王橋」という文字が読み取れました。そろそろ頭高山ハイキングコースに戻る事を考えていたので迷ったのですが、ここは左へ。

*帰宅後、市街地図で調べてみると橋の先には御嶽神社があったようです。 その事も含めてやっぱり市街地図を持ってくれば良かったと・・・


左に進むと変則的な四叉路へ


変則的な四叉路  右へ折り返すように進みました。


今度は室川に沿って進む道(左)と、小さな橋を渡って進む道(直進)に分かれます。  ここは丘陵方向に進んで様子をみることに。  直進


道なりに歩いているといつのまにか広々とした畑の中の道へ   丘陵に向かって一直線です。 しかも丘陵稜線上には往路で見た鉄塔(電波塔)が・・・


道は丘陵の樹林の中へ   ここまで来ればという思いでした。


道なりに進めばよい筈ですが  左へ


三方に分かれる地点に   右上に向かう細い山道へ


しっかりした踏み跡があるので何の問題もありません。


手の入った林の中を進み


鉄塔(電波塔)の方向に


頭高山ハイキングコースです


震生湖に向かって




「震生湖」バス停


震生湖駐車場   後方やや左寄りに権現山



No.439




神奈川県  頭高山(渋沢丘陵)を歩く(2)

2015-02-27 22:32:43 | ウォーキング
2015年2月27日(金)

頭高山入口より


「頭高山入口」   頭高山(ずっこうやま)山頂を目指します。






ルートからほんの少し右に外れた所から撮った一枚   写真中央付近が松田町寄の入口にある湯ノ沢団地、左手が松田山の稜線、中央のピークが高松山辺りになるのでしょうか。


だんだん山道らしく


右手、渋沢駅方面からやって来る道と合わせて(よく見ると左手にもルートが)。  帰りはこの右手の道に進む予定です。


ハイキングコースは右手の小尾根を巻いて行きます。(帰りは尾根筋の道を通る予定)


「丹沢の山なみ」風景板が置かれているところ


風景板が置かれている所から  表丹沢方面


分岐  頭高山は直進   左は神山滝(こうやまたき)に至ります(かなりの急坂を降りなければなりませんが)。


前掲写真分岐の上段にトイレや東屋などの休憩施設あり。   付近には多くの桜の木が植栽されています。  左の石碑には「八重桜の里 秦野市千村(ちむら)地区」




分岐  指導標 左、「左廻り」 右、「右廻り」   頭高山の山頂直下にはかなりしっかりした周回路が付けられていて、ここはそのスタート地点になっている所です。 前回訪れた時は左廻り(時計回り)をとったので、今回は右廻り(反時計回り)を使ってみました。何故このような周回路が付けられているのか少々不思議だったのですが。


「右廻り」の道


右手、松田山の東端にあたるところが大きなピークに見えます。


左「頭高山」の標識   ここが右廻りの山頂入口のようです。山頂入口が左廻りとは別にある事が分かりました。 とはいっても、この時季どこからでも山頂に進めそうな様子でしたが。


頭高山山頂 その1 三角点   ここは最高地点ではないのですが、樹林を抜けるとすぐに三角点を左手に見ることができました。周回路からこの地点まで1分~2分の所です。 因みに左廻りを取ると鳥居のある道を上って即最高地点という感じになります。


頭高山山頂 その2 四等三角点  前回はもっとヤブっぽい中にあって、こんなにすっきりした状態ではなかったのですが・・・


頭高山山頂 その3  最高地点の方向


頭高山山頂 その4


頭高山山頂 その5  東屋のあるこの辺りが最高地点になると思います。
頭高山について説明板によると   新編相模国風土記稿に「秋葉山村南に在、高三町半許、丸山 ぼつこう山と呼り」と記されています。 その高さは303m、山頂から西を望めば箱根の山々が連なり、山間には神山滝の瀑布があります。この水は川音川(四十八瀬川)に流れて・・・(頭高山は江戸時代末期まで秋葉山と呼ばれていたらしい)


頭高山山頂 その6  少々霞んでいますが箱根連山方面(明神ヶ岳~金時山)


頭高山山頂 その7  「左廻り」から上って来る方向には石祠と鳥居


頭高山山頂 その8  秋葉神社  左側の石塔二基は馬頭観音


山頂を後にして、周回路に出るところ  左へ


周回路のスタート地点に戻りました。


風景板を過ぎて間もなく、左手の道(尾根筋の道でピークに送電鉄塔がある)に入ってみました。






標高約280mのピーク   送電鉄塔「東電 金子線 No.7」


再びハイキングコース(巻道)に合流します。


三方に別れる分岐まで戻って来ました。 左、渋沢駅方面に進みます。(中央が降りてきた道)  

*帰りのプランについて
ここから頭高山ハイキングコースのメインルートから離れて、丘陵北側を歩く道に入ります。その際に考えていた事は、丘陵からあまり離れないこと、可能な限り大きな車道を避けて歩く事、いくつかの神社に立ち寄りながら帰る事、ゴール地点が丘陵上にある駐車場なので、丁度良い所でハイキングコースに復帰するという事などでした。


ゆったりと下って行きます。


塔ノ岳方面


切り通し


三ノ塔、大山方面


変則的な四叉路  正面右の道に進んで渋沢上地区方面に向かう予定ですが、白山神社に立ち寄るのでいったん左斜め前方の道に下って行きます(千村方面)。


白山神社へ


四叉路から100mほど下った所で   この施設(水道関係?)の隣りが白山神社参道入口になっていました。  左折




白山神社 鳥居


扁額「白山神社」  後方の杉の巨木が凄いです


「かながわの名木100選 白山神社のスギ」 によると、幹はそれほど太くないが、まっすぐに高く伸びて遠くからも良く見える。秦野市の天然記念物にも指定されている。 樹高44m、胸高周囲4.9m、樹齢約600年(推定)だそうです。


参道石段


白山神社 社殿  住所 秦野市千村1115


白山神社  龍や狛犬の彫刻が施されています。


白山神社 拝殿  祭神は伊弉那美命(いざなみのみこと)、菊理比売命(くくりひめのみこと)


白山神社 社殿全景


神楽殿


境内社四棟


狛犬 吽像


狛犬 阿像


社殿側から見た鳥居と「白山神社のスギ」


白山神社を後にして変則四叉路に戻り、渋沢上地区方面に進みます。  これからは右手渋沢丘陵の稜線を見ながら歩く事になります。


「千村生き物の里」


「秦野市消防団第六分団」前を通り




右手に須賀神社参道入口   参道入口に小さな指導標が立っていて「渋沢丘陵 稜線へ上り約500m」と記されていました。 ここにも頭高山ハイキングコースへのルートがあるようです。


折り返すように参道を上り


須賀神社鳥居の前までやって来ると  左手に


頭高山ハイキングコースに向かう階段道がありました。


須賀神社 社殿  住所 秦野市渋沢2277


須賀神社 祭神は須佐之男命


狛犬 吽像  まだ新品という風情の狛犬ですね


狛犬 阿像


神奈川県 頭高山(渋沢丘陵)を歩く(3)へ



No.438


神奈川県  頭高山(渋沢丘陵)を歩く(1)

2015-02-27 22:27:55 | ウォーキング
2015年2月27日(金)

震生湖駐車場・・・栃窪神社・・・頭高山303m・・・白山神社・・・渋沢神社・・・震生湖駐車場

   渋沢丘陵を歩くこのコースは、数あるハイキングコースの中でも特にウォーキングに相応しい所だと思っています。 今回は二度目という事で、頭高山からの帰りは丘陵北側に流れる室川付近を歩いて出発地点に戻るというプランを立てました。何処へ行っても住宅街の中の道というのは複雑で分かり難いのですが、大きなルートミスもなく戻って来る事が出来ました。なにしろ丘陵の稜線をすぐ近くに見ながら歩くのですから、とんでもない方向に行ってしまう心配はありませんね(笑)。 気温も少し上がり、いつもより薄着で歩いた早春の一日でした。


震生湖駐車場より   塔ノ岳から大山方面   秦野の街の向こうに表丹沢の美しい山なみを望むことができます。


震生湖駐車場より   大山から高取山方面


駐車場そばにある「震生湖」バス停(神奈中バス)   震生湖は手前東側に位置しています。


バス停のほんの少し先にハイキングコース入口  右へ
電柱下に指導標   頭高山入口5.1Km 渋沢駅(頭高山入口経由)7.5Km 渋沢駅3.7Km ⇔ 秦野駅2.8Km 震生湖0.1Km 

*左側は以前当ブログで紹介した中井町境の「才戸」交差点と秦野市平沢の「震生湖入口」交差点を結ぶ道路です。




周囲の環境や展望の良さと、程よく緩やかなアップダウンのある道がマッチして実に快適なハイキングコースになっています。 その上、とても良く整備されているので、誰でも気軽に歩く事ができますね。


乳牛?の牛舎   カメラを向けたら一頭の牛がじっとこちらを見て動きません。 警戒しているのでしょうか?




休憩所  指導標あり  頭高山入口4.1Km 渋沢駅2.7Km ⇔ 秦野駅3.8Km 震生湖1.0Km


頭高山まで只管西へ西へと進む単純なルートですが、分岐・枝道もたくさんあるので初めて歩く時は指導標による確認も必要になるでしょう。




今日は「晴れ」の天気予報だったのですが、山沿いは雲が少しずつ増えてきているようです。


舗装されたやや広い車道に合流   右方向へ(ほぼ直進)   このように、一部車道を歩くところがあるので、車は少ないのですが注意は必要




分岐  栃窪の集落に入り、真栖寺(しんせいじ)前を過ぎると車道は右へ曲がって行くのですが、直進してやや細い道(「頭高山近道」)に入って行きます。


前掲写真曲がり角に立つ指導標  右、渋沢駅1.8Km 頭高山入口3.2Km  直進、頭高山近道




分岐  「頭高山近道」のハイキングコースは右ですが、栃窪神社に立ち寄るので一たん左に進んで、後ほどここに戻ってきます。


栃窪神社へ




社号標「栃窪神社」と鳥居


栃窪神社  説明板によると  創立年代は不詳。波多野庄の頃、当村に富民あり、山上に牛頭天王を祭祀し、鎌倉将軍の頃、社前は小田原道として交通が栄え、往時の地図には御嶽社とある。・・・明治六年栃窪神社と改称し、村社となる。・・・


社殿全景  住所 秦野市栃窪301


栃窪神社 社殿


栃窪神社拝殿  祭神は倭建之命(やまとたけるのみこと)


狛犬 吽象


狛犬 阿象


「近道」に戻って頭高山へ


石祠 「宇主山(薄山)の幡龍王」


左、頭高山(ずっこうやま)へ


前掲写真の分岐からすぐの所に再び分岐   ここは直進ですが、左は「八国見山(渋沢丘陵で一番高い山)」方面となっています。




分岐  指導標 左、頭高山方面  右、渋沢駅方面


直進


鉄塔は携帯電話の電波塔のように見えましたが  その下は


「秦野市水道局 峠 配水場」


直進   右は渋沢駅方面




梅花が僅かに


分岐  指導標  右、頭高山1.7Km 20分


前掲写真分岐傍より


この梅はご覧のとおり


分岐  指導標 右、頭高山入口0.4Km 頭高山1.5Km 渋沢駅2.8Km  直進は篠窪方面


まもなく右手に鳥居が見えてきます


雁音神社  「かりがねの松」の伝説が伝わるところだそうです。


分岐  「頭高山入口」に到着しました。 左へ   直進は渋沢駅方面


神奈川県 頭高山(渋沢丘陵)を歩く(2)へ



No.437














静岡県  伊雄山を歩く(2)

2015-02-17 23:16:33 | 里山歩き
2015年2月16日(月)

伊雄山山頂より


山頂を後にして、舗装路の終点まで降りてきたところ   帰りがけに反対側の階段道も登ってみようと思っていたのですが、山頂ですっかり満足してしまい後は下る事ばかり・・・ころころと気分が変ってしまいます(苦笑)。


何とか同じ道で管理事務所まで降りて来る事ができました。


旧道へ  左折


帰途は緩やかな下りの道に変ります。


右折して「河津三郎血塚」へ(この入口は往路で見た入口よりも少し赤沢寄り)


距離は300mと少々ですが、旧道から更に下る所が辛いですね。


「河津三郎血塚 この奥」の石碑




血塚に到着


河津三郎祐泰(すけやす)血塚


河津三郎祐泰血塚  宝篋印塔は小型のものでした。


説明板によると   1176年(安元2)10月、配流の身の源頼朝を慰めるために催された巻狩りの帰り道、河津三郎祐泰が所領問題で恨みを抱く工藤祐経の指図によって近くの椎の木三本で待ち受けていた大見小藤太と八幡三郎に射ころされた。・・・これが世に知られた曽我兄弟仇討の発端となった。 後に供養のため積石塚と宝篋印塔一基をつくり、血塚として伝えてきた。 この宝篋印塔は、その形状から南北朝頃のものと推測される。   伊東市指定文化財(史跡)  

*因みに曽我兄弟(曽我十郎祐成、曽我五郎時致)による仇討は1193年(建久4)に起こったといわれている。


血塚前の道は更に奥へと延びているのですが・・・


説明板 「伊豆東浦路の古道(旧下田街道)」によると
この道は、江戸時代以来昭和8年まで、伊豆の東海岸筋を通る一番大切な道路であった(現在の国道135号線にあたる)。 もっと昔からあって、所謂鎌倉古道であったとも思われている。
江戸時代、伊豆の主要街道は東海岸を通るこの東浦路と天城峠を越える天城路の二つで、どちらも下田道(下田街道)と呼ばれていた。 この道を、下田奉行、浦賀奉行、老中松平定信、吉田松陰らが通り、さらには俳人・文人たちが曽我物語の跡を訪ねて足を運んだという。 昭和8年、県道(旧道)開通以来荒れ果てたままになっていたが、・・・この度、約300mの区間を整備補修した。 平成20年7月


旧道に戻るところ


「馬蹄石」を左に見て


右手に伊豆急行線


国道135号線へ  左折


国道135号線を「浜入口」バス停付近まで戻って   八幡宮来宮神社は山側なので、予めこの少し手前で横断歩道を渡り、神社への進入口を探しながらやってきました(交通量が多く横断歩道でも容易には横断できない状況)。 地形図ではこの辺りしかないだろうという地点がこのガードレールが切れた所でした。 それらしい感じはしなかったのですが、ダメもとで入ってみる事に・・・

*国道は交通量が多く、その上道路左側は歩道が無いのでボヤボヤしていられないし、撮影どころではありませんでした。車の切れ目を待ってやっと撮ったものがこの一枚です(苦笑)。


歩き始めると、少し良い状態になって


半信半疑の状態ですが


アララ、行き止まりです。 一瞬、やっぱりダメかと思ったのですが、右手を良く見ると踏み跡が


右方向を正面から見ると道は細々と続いていました。 方向も悪くありません。


道はだいぶはっきりしてきましたが、夏場はかなりうるさくなりそう






しっかりした道に出てさらに進むと


目指す神社の周辺に出たようです。 少し進んで左を見ると


八幡宮来宮神社の鳥居の前に


「八幡宮来宮神社」(はちまんぐうきのみやじんじゃ)


これも珍しい神門といってよいでしょうか


神門左手の石垣と玉垣


神門右手の石垣と玉垣   この神社の規模が想像できます。


古い鳥居の足を支えていた土台の石でしょうか?


神門を潜って左手方向に


神輿殿


説明板によると  この神社は八幡宮と来ノ宮の合祀神社で、神輿も2基あります。安永7年(1778)に修理の記録があり、実際の制作年代はさらに遡ると推定される。総朱塗で装飾には金箔を用い簡素の中にも神輿としての格調の高さを備えている・・・

*地形図を見ていた時、少し変った名前の神社だな思っていたのですが、こういうことだったのですね。 その他の面でも特色のある神社で、印象に残りました。


神門を潜って右側にある社務所


こんなに広い石段の参道は初めて見るものでした。


参道右手の境内社


参道左手の境内社 左から子安神社、蛭子大神、天満宮、若宮八幡宮、大国主大神


前掲五社のすぐ上の境内社 左から水神舎、火焚神社


手水舎


手水舎から更に上段の参道へ  社殿が姿を現します


社殿を正面に見た時、すぐに目をひいたのが狛犬です。よく見ると四対もありそうです。これも珍しいですね。


一対目と二対目の狛犬 吽像


一対目と二対目の狛犬 阿像


社殿に近づいて   左手、杉の神木は巨木といってよいほど大きなものでした。


三対目の狛犬 吽像  三対目と四対目は少々小ぶりですが、かなり古そうです。


三対目の狛犬 阿像


社殿に最も近い所に置かれた四対目の狛犬 吽像  新しいタイプの狛犬にはない独特の形をしていますね。


四対目の狛犬 阿像


八幡宮来宮神社 社殿(拝殿)  
説明板「八幡宮来宮神社 社殿」によると  ・・・本殿は寛政7年(1795)、拝殿は文政7年(1824)の建築で、伊豆石製の強固な基礎に支えられ、社殿を飾る精妙な彫刻群の存在とともに、江戸期を代表する神社建築として重要です。   静岡県指定有形文化財


この写真には収まっていませんが、両側に狛犬と象?の彫刻も


拝殿  「来宮神社 八幡宮」  説明板によると 
本殿には向かって右側に八幡宮(祭神は誉田別命)、左側に来宮(祭神は伊波久良和気命(いわくらわけのみこと)が祭られているそうです。


社殿左手から見たところ


本殿


上から見た広い石段の参道


八幡宮来宮神社を後にして


樹木の事はさっぱりですが、又巨木が目に入りました。


凄い根元の部分です。


少し離れて見るとこんな感じです
説明板によると  「高見の椎の木」はぶなのき科の常緑樹で・・・分布は千葉県以南、九州までの暖国の山地に生えますが、特に伊豆半島に多生。「高見の椎の木」の存在は、自然を残している標本木で、植物生態学上、貴重。 歴史的にも鎌倉時代以前、頼朝が伊東に在住した頃より現存していたと伝えられるほど、伊東市内では最も古い椎の木です。  伊東市指定天然記念物


参宮橋(さんぐうばし)を渡って




国道135号線「八幡野交差点」へ  左折


右折(車は右折不可)  左側のファミレスが目印


駐車場山側出入り口


伊豆急「伊豆高原駅」駅前駐車場と相模灘



No.436












静岡県  伊雄山を歩く(1)

2015-02-17 22:54:54 | 里山歩き
2015年2月16日(月)

伊豆高原駅 駅前駐車場・・・伊雄山459m・・・八幡宮来宮神社・・・伊豆高原駅 駅前駐車場

   伊豆東海岸に似たような低山が二座(伊東の伊雄山と河津の天嶺山)あるのですが、今回はその一方の伊雄山を歩いてみました。 南東側の別荘地内に、迷路のように広がる舗装された坂道を只管登り続けるというものです。予想通り、忍の一字になるような単調なウォーキングになってしまいましたが、最後に素晴らしい眺望が待っていました。 伊豆高原駅から歩こうなどという物好きなハイカーはあまりいらっしゃらないと思いますが、足腰を鍛えるにはもってこいの山ですよ(苦笑)。     


伊豆急 伊豆高原駅前の駐車場を出発  正面の階段を上って国道135号線へ
住所 静岡県伊東市八幡野


国道135号線(下田方向)


八幡野交差点傍の「八幡野」バス停  「やはたの」又は「やわたの」と読むようです。




国道135号線  「浜入口」バス停付近  道路右側に八幡宮来宮神社へ通じる道があるのですが、標識等は無く注意しないと見落としそうな形態の入口です。




左手、海側に伊豆急の線路


ここで、国道135号線と別れて右方向の旧道へ  「赤沢」の看板あり。 なお、伊豆急行線も正面分岐地点の下辺りで国道と交差し旧道に沿って進むようになります。


この旧道にはかつて下田街道東浦路(ひがしうらじ)と呼ばれた古道が通っていたそうです。


赤沢別荘地入口までほぼ一直線に進む分かりやすい道ですが、歩道が無いので車にはご注意を。


右、「馬蹄石」の標識  少しばかり入って様子をみると


祠と説明板  左、「名馬大明神」の幟 右、「不動明王」の幟
説明板によると  ・・・この下田街道東浦路に面する小さな祠の前に露出した石は「頼朝の馬蹄石」と呼ばれ、その岩に刻まれた馬の足跡は頼朝の愛馬生月(いけづき)のものという。文化12年(1815)、伊能忠敬の測量隊がこの街道を通った際に残した測量日誌にも「頼朝公馬蹄石」と記されているそうです。


祠の前の石というのはこの石の事でしょうか? それっぽい凹みもついてはいるのですが・・・良く分かりませんでした。


直進
左の道350m先に「河津三郎祐泰(かわづさぶろうすけやす) 血塚」という標識が出ていたのですが、少々距離がありそうなので帰途立ち寄る事に


この辺りは道が更に狭く、白線の上を歩くようです。


「曽我物語はじまりの地 椎の木三本」の看板
説明板によると  ・・・伊東祐親(すけちか)に恨みを抱く工藤祐経(すけつね)の命を受けた二人の部下が、この奥の椎の大木に隠れて、下の道を通る祐親とその嫡男河津三郎祐泰親子を弓で狙った。 結果、祐親は怪我で済んだが、祐泰は遠矢にあたり命を落としたという。 後、この祐泰の遺児が成長して「曽我兄弟」(曽我祐成すけなり・曽我時致ときむね)となり・・・


右手の坂道を少しばかり上ると「椎の木三本跡 この上の古株」と書かれた標柱が
説明板によれば、椎の木は最近枯死して、僅かに名残りをとどめているだけという。


上のようすを見上げたところ  注連縄が張られた大木が一本見えましたが、足元が滑りそうだったのでここで引き返しました。


「ルネッサ赤沢」入口前を通過


間もなく「赤沢」の看板と共に別荘地に入る道路が右手に
ここが実質的な伊雄山(いおやま)登山口といってよいでしょうか。(標高は凡そ75m)


右折して更に少しばかり進むと左車線にはゲートがあり、車は右車線から迂回するような形で出入りしていました。  右手に見える管理事務所で目的を言い許可を得たのですが、その際告げられた事はここが私有地であることと、別荘地内の道路ではスピードを出す車もあるので、十分注意して欲しいとの事でした。




始めの内は道路も広く歩道もありますが、全体的にみると歩道は殆どありません。 通常ここを歩くハイカーはいない筈ですから、ドライバーのハイカーの存在に対する意識は薄いと思います。 なのでこちら側が気をつけるのは当然ですね。 特に上から来る車には要注意です。




最初の大きな分岐  左へ


前掲写真の分岐点にあった標識類 「ここはG地区、左 I・P・Q・R・S・T地区、伊雄山神社へ・・・」など
主な分岐点にはこのような標識類やベンチなどが設置されていたり、ゴミの集積所になっていたりするのですが、伊雄山山頂に向けての指導標の類は全くありません。(山頂近くの「見晴台」標識を除く)  従って地形図が頼りになるのですが、小縮尺の市街地図を用意すると更にいいですね。ショートカットの道なども載っていますから。


左へ  ここは確か、唯一?の下りになるところで、ほんの僅かな息抜きポイントでした。


このベンチに「19停留所」の標識   これでベンチが置かれていた意味が少しばかり理解できたのですが、この「停留所」がどういう内容のものかは、全く分かりませんでした。




右へ


前掲写真の分岐にベンチと「18停留所」の標識


これはショートカットの階段道のようですが、ここを進む気にはなれませんでした。遠回りでも楽な道へ(苦笑)。


ベンチと「17停留所」の標識


右へ  ベンチと「16停留所」の標識


直進


左へ  ここは峠のような所で、右手石垣の上に大きな木が立っています。


前掲写真の角にベンチと「15停留所」の標識




左へ  ベンチと「14停留所」の標識


大島   このように、時折南側の大島や相模灘を望む事が出来るのですが、別荘などの建物や庭の木々などですっきりした眺望は山頂に着くまで得られませんでした。


左へ  右側にベンチと「13停留所」の標識


左に曲がると初めて「展望台」の標識(写真左側)を見つける事が出来ました。  といっても「展望台」の場所や、そこが山頂と関係があるのかどうかなど、全く分からない存在だったので取り敢えずそこまで行ってから又考えようと・・・


左へ  正面に「展望台」の標識


左へ  正面に「展望台」の標識  右は「この先行き止まり」の標識


ついに舗装路が行き止まりになりました。 周囲の様子から山頂直下という雰囲気はありました。
先ず目に入ったのは、右手の前方に登って行く階段道でしたが、左手にも手前に折り返すように登って行く階段道がある事に気づきました。 当初は右に進み、尾根筋を回り込んで山頂に向かうのかなと思っていたのですが、「展望台」の標識が左の道を指していたので、先ずはこの標識に従うことに・・・
なお、この行き止まりの場所には数台の駐車が可能なようですが、ここまで車で来てしまうと、歩く所はほとんどなくなってしまうような気がしました。


左側「展望台」への入口




踊り場にあたる所にはベンチも   こんなにきちんと整備されているとは想像もしていませんでした。




階段途中で、右手に通信施設らしきものが見えたのですが、舗装路行き止まり地点から右手に登る階段道はこの通信施設のための作業道になっているのかなと思いました。


いよいよ「展望台」に到着のようです。


三角点の案内まで・・・どうやら「見晴台」は「山頂」の事だったようです。


伊雄山山頂 その1 
山頂標識 「伊雄山頂上 標高459.14m 三等三角点 北緯34度52分05秒 東経139度04分57秒・・・


伊雄山山頂 その2 三角点


伊雄山山頂 その3 ベンチや山頂風景板まで用意され、最も良いビューポイントだった所。  風が無く、寒さもほとんど感じなかったので、ゆっくりと休憩を取る事が出来ました。


伊雄山山頂 その4  北西方向から時計回りに撮りました。  矢筈山方面


伊雄山山頂 その5 大室山方面


伊雄山山頂 その6 城ヶ崎海岸方面


伊雄山山頂 その7 大島方面


伊雄山山頂 その8 熱川方面


伊雄山山頂 その9 天城山方面


伊雄山山頂 その10 最後は山頂中央に立つ一本の桜の古木です。 花開いた時の姿はどんなものになるのでしょうか。



静岡県 伊雄山を歩く(2)へ



No.435