絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

小学校受験は情報力で決まります。

2011年12月05日 20時23分59秒 | 受験・学校

  

昨日「平成24年度開智小・さとえ小・星野小最新入試分析会」を開催しました。御父母様は長時間にもかかわらず皆熱心に耳を傾けていただきました。受験では情報を持っているのと持っていないのでは大きく差がつきますから。御父母の皆様、2時間半もの長時間、本当にお疲れ様でした。<o:p></o:p>

 

ところで、塾教師の役割は子供達を教えることが中心ですが、子供達のやる気を出させたり、お子様について心配事があれば御父母様の相談にのったり、志望校の情報を集め、傾向分析をし対策を練ったり、予想問題を作ったり、・・・usw.さまざまあります。そのさまざまな役割の中で塾教師の力量の差が大きく出るのが情報収集力と分析力、そして情報を実際に活かす力です。

昨年ある私立小学校主催の塾・幼児教室のための学校説明会に参加したときのことです。私立小学校の先生方から同じ話を聞き、同じ資料を受け取っているのに、塾・幼児教室によって情報を活かすという点で大きな差がありました。<o:p></o:p>

 

 あるお受験教室の責任者の方が、その私立小学校の資料を受け取った後、「こんな難しい問題を出題して・・・・幼児には無理でしょう?」と言うにとどまらず、その学校の先生に「こういう難しすぎる問題は幼児教育をゆがめてしまうので出題をしないで欲しい。」とまで語っていました。その様子を目の当たりにして、正直言って驚きました。

 

その私立小学校がそういう問題を出題することには深い意味があり、おそらく学校内で何度も何度も検討を重ねた上で出題したものと推測できます。それなのに、「自分の塾で生徒達にその問題を出来るようにさせられないから、出題してもらっては困る!」と言っているようなものです。これではせっかく受け取った情報を活かすのではなく、学校に対して文句をつけているようなものです。大きな勘違いをしています。 

 

S予備校やYゼミナールの責任者が東京大学の担当者に対して、「おたくの問題は難しすぎてうちの生徒が解けないし、そんな問題は高校教育をゆがめてしまうので出題するべきではない!」と意見しますか?―あり得ないでしょう。 

 

当たり前ですが、学校から受け取った過去問(情報)を塾・幼児教室側が真剣に研究・分析し、その対策で活かし、次年度その学校を受験する生徒達がそういう問題もできるように仕上げるのが塾の仕事です。それが塾としてその情報を活かす道です。 

真の専門家(プロフェッショナル)は自ら必要な情報を収集し、それを活用しています。だから、ただ勉強を教えるだけならアマチュアでもできるかもしれませんが、情報力の点で志望校専門塾に通い月謝を払う価値は十分あります。 

 

受験を決めたら、塾の知名度や規模ではなく、お子様の志望校についての十分な情報を有し、活用できている専門塾に通うことをお薦め致します。

 

生徒達・御父母様にとって少しでもプラスになる塾・幼児教室にするためには先生自身も日々研鑽、日々向上すべきです。それに、子供達に日々「がんばって勉強しよう(向上しよう)」といつも言っている先生自身が反省せず、進歩・向上していないのではお手本になれませんから。

 

塾も塾教師も日々イノベーションが必要です。イノベーショントライアングル*で日々改善、日々発展です。

 

 *イノベーショントライアングルとは

マインドイノベーション、プロダクトイノベーション、プロセスイノベーションの3つの観点から日々イノベーション(革新、改善)をすすめることが真の顧客第1主義であり、企業の発展につながる。-という経営手法。

 

 私井澤はNBC(現在は関東ニュービジネス協議会)の企業革新委員会で約10年前に菊野先生からご教示いただきました。

 

 

 

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