絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

ピアノの神様が降りてきたようでした。(No.875)

2019年11月04日 00時13分47秒 | 音楽
11/2、久々に小山実稚恵さんのコンサートに行ってきました。
 曲はあのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18、オーケストラはN響、指揮は下野竜也氏。
感動の嵐、聴いていていつのまにか涙が出てきていました・・・・音楽(ピアノ)の神様が小山さんに降りてきたようにも感じました。視覚的にたとえると「ピアノを弾いている小山さんが天から降ってくる金色の光に包まれ、その無限の光を音にのせて聴衆に分け与えている」ようでした。

 終了後にホワイエでサイン会があり、会場で購入したCDと書籍にサインをもらい、小山さんと軽く握手、そして「感動しました。大変素晴らしいです。ピアノの神様が降りてきたようでした。」と小山さんに話した瞬間、また、感動で身体中がジーンとしました。

 下野氏の指揮も素晴らしく、N響の演奏も素晴らしかったです。小山さんの演奏を最大限活かすようその持てる力を存分に発揮していました。

 休憩の後はN響と下野氏によるムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》でした。これも素晴らしい。今回初めて下野氏指揮のN響を聴きました。とても良かったので下野氏指揮の今度はN響以外の演奏会にも聴きに行こうと思いました。

ところで、ムソルグスキーの展覧会の絵というと、中学校の音楽鑑賞の時間を思い出します。それは、ラヴェルの編曲によって各楽器のパートのソロに近い部分が多くあり、徐々に楽器が変わったり、増えていく構成でオーケストラ演奏にあまりなじみのない人たちに聞かせる入門曲的存在となっているからです。
 しかし、実はこういう曲こそ奥が深いのです。ソロに近い部分が多いということは各楽器の首席演奏者がそれをどう響かせるかが問われています。全体と調和をとりながらもその楽器固有の素晴らしさを訴える。そして、この曲をどう解釈し、表現するかが演奏者と指揮者の腕の見せ所だからです。

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