ある小学生からの相談です。
Q:「クラスのみんなと仲良くしたいのに、どうしてもうまくいかない人がいます。
どうしたらいいのでしょうか?」
Ans.
そうなんですか。それは残念ですよね。私も中学生の頃、クラスの全員と仲良くなりたいと思っていましたが、結局クラス全員とは仲良しにはなれなかったことがあります。
そういうとき、
「自分に良くないところがあるから・・・」とか、「自分が気づかないうちに相手に嫌な思いをさせたのでは・・・」とか、その当時いろいろ悩み、考え込みました。
そんなときに父から教わったことは
「10人いたらそのうち2人はすごく気が合って、とっても仲良くなれる。6人は普通に友達としてやっていける。そして、残り2人はどうしても合わないということもある。だから、全員と仲良くやっていくのが一番だけれど、努力してもうまくいかないときは普通に接すればいい。もちろん、自分とは合わない人を無視したり、喧嘩をしなさいと言っているのではなく。合わない人とは無理に親しくなろうとしなくていいんだ。」
ということです。大人になってからその意味がよくわかりました。私も父の意見に賛成です。
だから、クラス全員と仲良くなろうとする努力は必要だし、尊いと思います。しかし、努力しても、努力しても、空回りして、あなたの仲良くなりたい気持ちが相手にどうしても伝わらない、ということもあります。ですので、こだわって自分を責めたり、相手を責めたりせず、爽やかにふるまいましょう。
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ところで、大人の社会でもそうですよ。
どんなに素晴らしい人でも全員に好かれることは無理です。約20%の人が熱烈に支持してくれて、60%の人は普通に賛成してくれればOKです。残り20%の人は何を言っても、何をしても、好感を持ってくれないし、賛成してくれないものです。
受験塾の仕事もそうだと思います。世間の2割の人はウエルストリームが「大変素晴らしいです。」と絶賛してくれ、6割の人々が「いつも頑張っていますね。」と支持してくれればOKです。残り2割の人はどんなに高い合格実績をあげても、何を説明しても、反感を持つかもしれません。嘘八百の噂を流す人まで出てくるかもしれません。世の中そんなものです。ここでも「パレートの法則」が成り立っているのです。
私はウエルストリームを理解し、支持していただける約8割の人々のために、今まで以上に素晴らしい仕事をしていくだけです。