絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

開校10周年を迎え、ますます進化・充実している星野学園小学校!(No.490)

2016年02月22日 09時45分00秒 | 受験・学校

  2/20(土)河邊教頭先生、山口先生をお迎えし、星野学園小学校説明座談会を開催致しました。まず、学校紹介のビデオ上映、その後、河邊教頭先生から星野学園の「全人教育」について具体的にお話をしていただきました。

  

 

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星野学園の全人教育とは

 1、すべてが学び

 通学の電車の中であろうが、そこはマナーや社会常識を学ぶ場だ。

 2、知育・徳育・体育

 知育偏重は教育として不十分。道徳や社会勉強も必要だ。体育活動の中で学ぶべきことはたくさんある。

 3、偏らない教育

 1科目だけ出来れば良いというわけではない。大学に行って専門的な学問をするまでは偏った教育ではなく幅広い教育が必要。

 4、文武両道

 知識偏重も部活動偏重もどちらも教育として不十分。両方ともやって、人間として誇れるものを作って欲しい。だから、星野中高ではクラブ活動全入制をとっている。

 クラブ活動で縦社会での礼儀や忍耐心も養って欲しい。

 5、リベラルアーツ(教養教育)

 学科の勉強だけが勉強ではない。世の中に出ればどんな仕事でも自分一人では成し遂げられない。例えば、外科医は自分ひとりでは大きな手術はできない。常にチームで手術をしている。頭はいいけれどコミュニケーションをとれない人は実社会では仕事にならない。だから、人としてのマナーやコミュニケーション能力が必要不可欠だ。

 星野学園はこの「全人教育」を1897年創立以来120年間貫いてきた。大学を卒業して社会に出た後に「社会に貢献出来る人」をつくりだすのが星野の教育だ。

 

小学校での全人教育の具体化とは

 1、人命尊重

 生徒達自身が他人の痛みがわかり、互いに相手のことを尊重するようになるべき。

 2、年齢に応じた自立=人としての根幹

 入試でも制作、運動、集団行動で自立出来ているか見ている。

 3、教養教育

 1~3年生では2人担任制だ。

 マナーや知識は小さいときに教え、身につけさせるべきだ。だから、いつも2人で指導して身につけさせている。

 4、結果主義を生徒達に強いない。

 「結果が出たら褒め、結果を出せなかったら叱る。」では子供は疲弊するばかり。

 結果よりもそこにいたるプロセス(過程)を評価する。結果を出せなかったときでも、結果を出そうと真面目に努力したときは褒めるべき。真面目に努力することが尊いのだ。 

 5、反省を教えて、許す教育

 なにか失敗したときは自分から正直に話させ、本人が心から反省したら、許す教育。

 そして、正直で、正々堂々としている。卑怯なことはしない。世の中のほうが変わってきてしまっているが、それが日本古来の教育なのだ。米国流のゼロトレランスはとらない。

    

 

後半で山口先生からは

 算数科教師として心がけていることや5年生担任としての具体的なお話を聞くことが出来ました。

5年生の学年目標:「大好きとの出会い」

-何でも一生懸命にやることを通じて「大好きなもの、こと」を見つけよう。

算数科の目標:「生きるために必要な論理力のある児童にする。」

算数科では

計算力 思考力 応用力 - この3つの力を育成することで論理力を育成する。 

さまざま仕組みをつくり、育成に取り組んでいる。

 例えば、計算力育成では算数の毎時間の最初の5分を「計算フルマラソン」として計算問題をやり、さらに週1回の計算テストを実施する。また、無学年制で「算数チャレンジ検定」を実施している。先日の「かけ算九九100問トライアル」では小2~小6が同じ問題で競いあっって下級生、上級生ともに盛り上がった。

 思考力育成では算数の問題へのアプローチを全員参加で皆で考え、いろいろな考え方を出させ、プロセスを重視した授業を展開している。

 宿題プリントも単に式を立て、計算するだけではなく、自分が考えた考え方をいろいろ書かせるプリントにしている。それを一人ひとりのプリントを採点し、アドバイスを書いて返却している。

このような様々な工夫、改革を星野の小・中・高の算数・数学教師が集まる算数・数学科会で実施している。

 

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 参加者アンケートの一部を紹介すると 

新年長Aさんのお母様

「全人教育」の魅力がわかりました。小学生のうちは勉強はもとより知識マナーといった人としての基礎づくりが重要であると、教頭先生のお話から、改めて気づきました。

学校側としては言いづらいことも正直に話してくれ、その姿に好感が持てました。

 

新年長Bさんのお母様

星野学園小学校のきめ細やかな心配り、全人教育の真髄が理解出来ました。また、山口先生の「深い理解、論理的な考え方」を求める授業展開は興味深いものでした。

 

新年中Cさんのおばあ様

さいたま市からもスクールバス通学しやすくなるということなので安心しました。

 

新年長Dさんお父様

アフタースクールの導入に向けて検討中とのこと、安心しました。

 

新年長E君のお母様

算数の山口先生にもくわしく授業内容を見せて頂き、実際にどのように行われているのか、よくわかりました。

 

新年長F君のお母様

学校説明会ではうかがえないお話を聞く事が出来大変参考になりました。宮原からのバスの関しては特に子供の事を深く考えてくださっているのが伝わって参りました。

 

上記参加者アンケ-トにも出てきてますが、

*耳より情報その1

さいたま市(宮原駅、東大宮駅)からのスクールバスに小学1年生を乗せるため、バスを空港行きのリムジンバス(トイレ付バス)と同じ車両に変更したとのことです。さすが星野学園です。

 

*耳より情報その2

ご両親様ともお仕事を持たれてるご家庭に朗報です!

平成29年4月より、星野学園小学校でもアフタースクールを実施することを検討しているとのこと。

詳細は今年5月の学校説明会で発表できそうであるとのことです。

 

河邉教頭先生、山口先生へ

先日は長時間にわたり説明座談会にご出席いただき有り難うございました。

 おかげさまで参加者一同有意義な時間を過ごすことができました。日本古来の教育の良さを活かしつつも社会の変化にも対応されている素晴らしい学校は他にはめったにありません。「地味に見えるけれど、真面目で、力強い」-そんな御校の素晴らしさが伝わりました。塾生をしっかり育てあげ、今年も全員合格を頂けるよう全力で指導にあたる所存です。

 今後ともご教示のほどよろしくお願い申し上げます。

 


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