5歳の子供でも性格は変えられません。「三つ子の魂百まで。」と昔から言われているように生まれもった気質(性格)は努力してもなかなか変えられません。よく人は生まれ育った環境が7~8割、生まれつきの素質が2~3割といいますが、ほぼ同時に生まれた双子の兄弟は育った環境がまったく同じなのに、性格はたいてい違います。つまり、性格は生まれつきの素質(人格)のようです。<o:p></o:p>
これで終わってしまってはせっかくご相談頂いたのに申し訳ないですね。
性格は変えなくても良いです。かわりにお子様の行動習慣を変えましょう。<o:p></o:p>
例えば、内気な性格なお子様の場合、慣れるまでなかなか大きな声で元気よく挨拶ができないことがあります。内気な性格は決して欠点ではありませんし、それがお子様の個性ですから、変える必要はありません。<o:p></o:p>
そのかわり、「挨拶は先手必勝、先に元気よく挨拶したほうの勝ち、はじめはうまく出来なくてもいいから、とにかく知っている人に会ったら先にあいさつしなさい。」と言って、教えます。親がお手本を見せて、本人にやらせます。声が小さくてもはじめは褒めてあげます。すると、頑張ってやろうとします。これをしばらく生活習慣として行います。すると3~4週間後には自分から元気よく挨拶する習慣がつきます。習慣づくとお子様をよく知らない人はお子様が内気な性格なんてまったく気づきません。<o:p></o:p>
また、自分から元気よく挨拶する習慣がつくと、不思議とお子様の心まで以前より明るくなってきます。笑顔も増えてきます。人は性格(心)を変えずとも形から入っていき、それを習慣とすると、心まで良い影響をうけるのです。心と行動(身体)は互いに影響しあうからです。
まとめ<o:p></o:p>
本来の性格は持って生まれてきたものだから変えられません。かわりに行動習慣を変えるのです。<o:p></o:p>
すると、本来の性格は変えてはいませんが、行動が変わったのでその人に対する他人の印象がかわります。これで良いのです。<o:p></o:p>
そして、いつしか本人の心まで行動習慣から良い影響をうけてくるものです。<o:p></o:p>