今日も実家の片づけに行ってきました。
前回、母が片づけをすることをすごく悲しんでいたので、今日はちょっと工夫してみました。
思い出の品が出てきたら、母の所に持って行き、「長い間取っておいてありがとうね」と言って、思い出話をしました。
大事にいろんなものをとってありました。
今年で、私と夫の結婚30年になりましたが、その三十年前の、結婚式のご祝儀の大福帳と席順を書いたもの、ご祝儀を送ってくれた方の現金封筒、出欠の返信はがき。
母と思い出にふけって話し込んでしまいました。弟の結婚式のもありました。弟に見せて母と話をして見てと言っておきました。
ちょっと呆れるくらいの物持ちの良さ。私が小学生のころ、母が編み物の先生に頼んで作ってもらった純毛の毛糸のセーター。小さくなったセーターに母や父の心を感じて有り難く思いました。それに比べ、私は自分の娘たちに母ほどの事をやってあげてきただろうか? とってもかなわないなあと、思いました。
父の警察官の制服、モーニングも大事に衣装箱に収められていました。
弟にもここに置いたからと置き所を見せて教えました。
母は自分の死について話しました。
「私は寝ている間に死んでいると思う」
そうかもしれません。心臓が悪く、目も見えなくたって来て、認知症も進んで来たのか、とにかく寝てばかりいます。トイレに入ると20分以上出てきません。
何度も何度も引っ越しの話、どこにいくのか、と聞いては涙をぬぐいます。
新しい家にリフォームするのは、弟が母に親孝行のつもりでするのだから、と何度も話しました。悲しい思いを少しでも減らしてくれたらと思います。
自宅に帰って来て、実家の母の片づけの事を初めて姑に話しました。
昔洋服を買うのにお金がなくて、大福帳につけで買って、毎月少しずつ返しボーナス払いにしたとか、ズボン下が小さくなれば、ひざ下から糸を新しいのに変えて編みなおして履いた話などしました。
姑も認知症が少しはあるかもしれません。
相撲が好きで今月もずっと見ていたのに、優勝力士の名前が出てきませんでした。いつも勝つ力士と簡単に済まそうとするので、「なんという名前の力士なの?」とちょっとしつこく聞いてみました。
「ほら月二つ書く力士、あれあれ」と、新聞を広げて探しますが、「大鵬の鵬でしょう、その鵬の前に白がつくんだよ、なんていうかわかるでしょ」と、ヒントを出しましたが、「それが、なんて読むのかわからないのよ」「漢字の読み方わからなくても、お母さん毎日テレビ観て、力士の呼び出し聞いているでしょ」「そうだよな、読めなくても、聞いてるよな」と自分でも疑問に思っていました。どうなっているんでしょう。とっても変です。
姑と、明日、夫を連れてくることについても話しました。
金曜日に姑とちょっと喧嘩しました。関谷といういつもの店に買い物に行ったのですが、少し前に買いに行っているので、姑が買ういつものトマト・なす・菊は有るのですが、また買ってきました。
夫に食べさせようと思って買いに行ったと思います。かぶの漬物も買ってきました。
夫は食べ物について、いろんなこだわりがあって、姑はそれを理解していません。
漬物も買ったものにガ不信感があります。買って来たものには何が使われたいるかわからない、つまり砂糖やブドウ糖・はちみつが入っているかもしれないと考えているのです。血糖値を上げたくないのです。
毎回毎回同じ食事にはしたくないのですが、姑が買ってくるとそれを作らないわけにはいかなくなり、私が予め考えていた献立(材料も買ってある)を諦めてしまう。
そのことで、金曜日、私の言い分を姑にぶつけてしまった。同じものを買わないでと。
私が糖尿病の食事を考えているのだから、買ってこないでと。姑「自分が食べたくて買って来たんだから、いいべ。食べればいいんだべ。私が食べるから」
でも、2・3人で食べるのに何日かかるのかと言い返したくなる量の材料(私の買った分も入れて)。
世話をやきたくなる、姑。
かわいそうな息子のために何かしてあげたいと、母親の悲しいほどの思いやりです。
食べ物ではなく、凛とした、≪自分の事は自分で!、人に頼まないで、母にべったりにならないで≫、と息子に、自立・自律を話して、自分は手を貸さないで欲しいのですが・・・。
明日明後日どうなるでしょう。
姑に夫に手を貸さないよう、世話をやかないよう、かわいそうですが、きつく釘をさしておきたいと思います。