Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

上州鬼石の冬桜(1)

2008年11月16日 | 季節の彩り
「城峯公園」の冬桜とは違う趣がそこに・・・

(1)


2週間前に訪れた埼玉県神川町(旧神泉村)にある「城峯公園」よりも遅れて咲く冬桜があります。
それが、ここ藤岡市(旧鬼石町)にある「桜山公園」の冬桜です。
朝4時過ぎに起きて出かけましたが、終始厚い雲が上空にあって日が射すことは殆どありませんでした。

それでも気まぐれに雲間から太陽の光が当たることもあり、まさにこの日は「忍」の一語でした。
今回は、そのようにして日が当たった冬桜のみを集めてみました。
これはファーストショットで、日本庭園の紅葉を背景に冬桜の花に日が当たった瞬間です。

撮影地:群馬県藤岡市鬼石「桜山公園」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm f/4.0L IS USM(共通)
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/100秒 f/4.0) 0.0EV 105㎜(168㎜相当)
撮影年月日:2008年11月15日(土)


(2)


見所の一つである「展望台」そばから撮影したカットです。
メインストリートですから、人通りが絶える事がありません。
ですから、今回は早暁に家を出発して備えたんですが・・・

三脚にカメラを据えて待つこと30分、やっと左側にある雲間から日が射しました。
散策する人がフレームアウトするのをやきもきしながら待ったものです。
展望台付近の桜は樹齢もあり、折り重なるようにして咲いている人気のスポットです。

撮影データ:ISO100 f/10.0AE(SS1/20秒) 0.0EV 99㎜(144㎜相当)


(3)


今度はカメラを横位置にして取り込む範囲を変えてあります。
よく言われることですが、縦位置は奥行きを、横位置は広がりを表現することが出来ますね。
広がりは何も広角レンズを使うことではなく、長焦点側でも表現することが出来ます。

撮影データ:ISO100 f/13.0AE(SS1/13秒) 0.0EV 82㎜(131㎜相当)


(4)


これは2枚目と3枚目の画面左奥の山頂へと至る階段の途中から狙ったものです。
俯瞰気味の撮影となり、道を行き交う人影をどのように処理するかで悩みました。
実際には画面に3人いますが、ぱっと見では分からないでしょう?

撮影データ:ISO100 f/11.0AE(SS1/13秒) 0.0EV 105㎜(168㎜相当)


(5)


一度は消えた陽射しが再び現れたので、大急ぎで展望台に引き返しました。
これは展望台から2枚目と3枚目にある手前の大きめに写っている木を逆光で捉えたものです。
ちょうど写真で比較すると、真横から撮影したものとなります。

撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/80秒 f/5.0) 0.0EV 45㎜(72㎜相当)


(6)


さて、かなり時間をかけて撮影しましたので、桜山の山頂に着いたのは10時近くになってしまいました。
桜山の南斜面は若木が多くてボリューム感には欠けますが、下界を見下ろすことが出来ます。
この時は北の空から雲が消えて、太陽が燦燦と降り注いでくれました。

でも、いいことは長続きしません。
ほどなく太陽は雲に隠れてしまい、二度と姿を見せてはくれませんでした。
撤収を決意して家路へとつきましたが、途中の高速道路では涙雨が降り始める始末でした。

撮影データ:ISO100 f/9.0AE(SS1/25秒) 0.0EV 35㎜(56㎜相当・C-PLフィルター使用)