平成28年10月27日 に薨去された三笠宮さまは昭和天皇の弟にあたり、100才で皇族最高齢でいらっした。新聞の報道では飾らぬお人柄であったそうな。 三笠宮さまには三人のお子さんがおられたが宮さまより先に亡くなられてしまった。親として子供が先に先立たれることはどれ程悲しいか。大変な親不 幸と言われている。皇族の方であろうと、市井の人であろうと胸中は同じのはずであろう。 親からすれば、また、年上の者からすれば、順番が違うと言 いたいはずだ。 特に我が子が、幼い子供であればあるだけ悲しみも大きいはずである。 私は、先週の19日に姫路の義弟の葬儀に参列した。そしてまた、昨日30日にも、娘婿の父が亡くなり金沢まで行ってきた。二週続けて喪服に身を包んだ ところが、この二人ともが自分よりも年下なのである。やはり順番が違うと言いたい。私は再婚であるが、先妻のは56才で亡くなっているのである。 また、実の弟は52才で亡くなっている。葬送した四人とも私よりも年が下なのである。 家内と弟の死にめには 立ち会うことができた。 だが、残され た家族の悲しみは計り知れない。 この世の修行を終えた人達はまたあの世の神様の御用や修行が待っている。決して跡形もなく消えてしまうものでは ない。 私の妹のように、死んでしまえば「無」になると思っている人間もいるが、人はまた、生まれ変わりこの世に生まれてくるのである。 この世に、未練は持たない方がよい。修行の妨げになるだけだ。人が亡くなり悲しいのは分かる。でも、いつまでもいつまでも、悲しんでいては、 亡くなった人の修行の妨げにもなるのだ。前を向いて歩こうではないか、その方が、故人も喜ぶはずである。
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