カモさんありがとう

我が家の近くに池がある。小さくて、また、水が濁って汚い池。そんな池にも生き物はいる。鯉と亀です。秋には鴨が飛来してくれる

老いを見つめてーー「死」について(NO44)

2019-09-14 19:59:48 | 人生
東日本大震災の発生から8年が過ぎました。
 
行方不明者は未だに2500余名もいらっしゃるようです。
 
亡くなった方を含めると1万8千名以上の方々がおられます。
 
未だに、いや、当然であろうと思いますが、悲しみに暮れておられる方たちが少なくありません。
 
そうした方々の中には、故人の方々と不思議な体験をされた方もおられます。
 
では、故人は、あの世というところから私たちを見ているのでしょうか?
 
それとも、あの世って無いのでしょうか?
 
人は「死」というものを、どうとらえているのでしょうか?
 
それでは「死」の前に「生」、すなわち「命」について考えていきます。
 
私の妹は、人は死んだら「無」。則ち何も残らないと思っています。肉体が滅びると、まったく何も残らないといいます。
 
あなたは、どう思いますか?
 
ある調査結果によりますと、人々はなんとなくあの世があるように感じているようですね。
 
そんな感じを持っている人の割合は、六割くらいいるようです。
 
 
喜寿も過ぎた私は、
 
「死」についてよく考えます。 また、家内ともよく話しています。 ただ、私は、「死」に対しての不安はありません。
 
常々、難しいことですが、「感謝」という心構えを少しでもしたいと思っていますが、究極の感謝は「死」であると教えられております。
 
従って、肉体は、無くなりますが、「魂」は、黄泉の国へ旅立っていきます。 恐ろしいという感覚は持っていません。
 
 
「死」んだ後? 自分が死んだあと、いったいどうなるのか?
 
 普通の人間には分かりませんね。 昔の高僧の方々ですら「死」に対しては、恐れを抱いています。
 
ここに、お二人の高僧の逸話をお話しさせていただきます。こんな高僧の方でも次のようなことを「死」に際にはおっしゃられたです。
 
 ※ 一人目は、あの有名な「一休さん」です。
 
「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」という歌を作られたと伝わっております。
 
一休和尚は88歳で亡くなるとき、10年間も同棲していた盲目の恋人・森女の膝枕を借り「死にもとない(死にたくない)と一言だけ言い残し
 
息を引き取ったと伝わっております。
 
 ※ 二人目です。
 
江戸後期、博多に禅宗の高僧で仙厓和尚という人がいました。
 
禅宗では、偉いお坊さんが死ぬ時は、「遺げ(ゆいげ)」といって薀蓄(うんちく)に富んだ言葉を残さなければならないことになっているようです。
 
今わの際、和尚が何と言うか、弟子たちが集まり、固唾(かたず)をのんで見守っていたところ、
 
和尚はこう云ったそうである「死にとうない」。
 
まさかと思って聞き返すと、和尚は「ほんまに、ほんまに」と続けたそうである。
 
修行を積んだ高僧が怖いものを、我々が怖くないなどと言えないかもしれませんね。
 
怖くて当たり前ですか?
 
家内の叔母さんは今年95歳を超えました。
この叔母さんは、常々『まだ死にたくない、死にたくない』
といっているそうです。叔母さんは、
別のブログにも書きましたが、私と1日違いで、体調不良で入院しましたが、   20日ほど入院して、私は10日ほど入院後、退院しました。
95年も生きれば、もう充分と思いますが、「生」への執着の強さですね。
今は、元気になり、デイサービスを受けています。
 
叔母さんから比べれば、私は、まだまだ子供ですかね。
 
でも、夭折する人もいます。人の命は分かりません。                                 でも、「命」は神様の魂を頂き肉体を持って生かされているのです。
 
 
 
人の命は「天命」「宿命」「運命」により生かされています。
 
「運命」は、自ら変えることが出来ます。強い意志でもって強運に変えていくことが出来ます。
 
「宿命」は、どうでしょうか? 「宿命」はよく言いますね、「そういう宿命だ」と、自分の過去世を背負った、それこそ「宿命」であります。
 
でも、「宿命」は、変えてもらうことが、出来ます。
 
一番わかりやすいことは、昔から言う事に「陰徳」を積む。この一言です。
 
陰徳を積めば、その家庭の罪穢も消えていくことでしょう。
 
要は、良いことをしなさい。ということですね。
 
では、天命は?
 
この命は==この命は、神様が決められることですので、人間一人一人は神様によって生かされていることを
 
自覚することです。すなわち、逃げることも避けることもできない。
 
でも、前述のように、運命や、宿命は変えることが出来ますので、平凡な言い方ですが、「悪いことはしなさんな。
 
良いと思ったことをせよ。人のために何が出来るか考えよ!!」ですね。
 
特に、自分の時間が出来た人は、何でもいい、良いと思ったことを、自分のためでなく、他人のためにすることを
 
心がけてみては、如何でしょうか。
 
「死」について、今日はここまでにします。
 
また、「老いをみつめて」の次回以降に、書きたいと思っています。
 
かたぐるしい、話でした。
 
では、---閑題ーーーです。
今日は朝刊の紙面よりです。
読んでみてください。
① 被曝 ② 熾烈 ③ 補填 ④ 嘲る ⑤ 采女
⑥ 寵愛 ⑦ 十二単 ⑧ 勾配 ➈ 楔 ➉ 焚書
以上です。

次は、11日のブログ「糖尿病入院 日誌(NO 5 入院初日 その5)
の4文字漢字の答えです。答えだけ書きますので、問題を知りたい方は、11日
のブログ「糖尿病入院ーーー」を見ていただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
それでは答えです。
① 白砂青松 ② 輾転反側 ③ 深謀遠慮 ④ 有為転変
⑤ 泰然自若
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた!!!

 

お読みいただきありがとうございました。
 
では、また!!!