幸せすぎて何もいえない

わたしのお気に入りのトーク番組で

結婚の何がいいか分からない
知り合いで結婚している人は不幸せそうだ
もっと楽しいことを言ってくれないと
飛び込む気に全然ならない

と独身の男ふたりが言っておりました。
ほーほーと
バツイチの私は思いました。
旦那さんや奥さんの悪口を言う人に限って、
いつまでも結婚しているものだ。
という私の仮説は置いといて。

そもそも結婚していて幸せな人は、
それをあまりおもてだって言わないのではないか。

と思うのです。

しあわせなのー
ちょーしあわせなのー
まいにちうれしくてうれしくて

というノロケや自慢は、
恋のものであって、
結婚の幸せは
じわ～とくるものだと思います。

一日の最後にお風呂に入っているときに、
居間のほうからテレビの音が聞こえて、
「あーしあわせだなぁ
　ひとりじゃないんだなぁ」
としんみり思うのが
結婚の幸せなのではないか。

それを次の日、友人でも親でもイチイチ声高に言ったりしない。
だって些細なことだから。
些細なことの積み重ねが幸せなんではないかしら。

で子供のいる幸せも
同様にじわ～と来る。
子供がカワイイから。
子供が好きだから。
というのは
わたしは少し違うと思う。
日々の中で、
ふと「この子がいてよかったなぁ」
と思う瞬間が多々あって
それでもって、
なんか
ぼかぁ幸せだなぁ～
って鼻をこするのです。
夕日だか朝日だかを見つめながら。

些細なことをイチイチ言葉にして
伝えたりしないから、
独身のひとや子供のいないひとには
伝わらないだけなんじゃないかしら。
その良さがさ～。
かといって、
まあ教えるつもりもあんまりないんだ。
だってこの幸せは自分だけのもの。
ただ幸せな人は分かります。
だだ漏れてます。幸せ臭が。

かくゆう私も
目がくらむような幸せを噛みしめているのだ。
毎日毎日いたずらをする傍迷惑な小娘のおかげです。
ウシシシシ