大雑把な日常

日常のあれこれ。

ソラニン

2010-01-15 | よんだ
というのは、
漫画だったのですね。
おともだちが、ずいぶん前にすすめていた気がします。

ラジオで漫画だと知り、
今年の
いろいろと情緒不安をあえて駆り立てていこう目標
第一弾
として
貸本屋で借りてみました。

初期の
アジアンカンフージェネレイションを
思い出しました。

20代。
の頃は、

世界を服と仮定すると

ずいぶん自分とその服(世界・・・世間といってもいい)が
不釣合いで
着心地が悪く
ぶかぶかしていた。
その服にあっていない自分が
恥ずかしいような後ろめたいような
だからといって、
似合いたいとも思えなくて、

焦って
閉じこもって
いらいらして
ねじまがっておりました。

そんなね
二十台の青春を思い出す作品です。
初期のアジカンの曲からも
同じ匂いがします。

で、
たぶん、
二十台の頃に読んでいたら、
もっとハマって
感動して
純粋に楽しんでいただろう。
もっと他の感想を持っていただろう
と予想いたします。

少し、
この芽衣子さんの年齢より大人になって思うのです。
世界は
世間は
大人は
もう少し優しい。
ということに。
何がそうさせるのかは分からないのですが、
あの頃、わたしが考えていた未来よりも
今、この景色から見る未来は
楽そう
で、
楽しそう
に思えます。

あきらめ
や、
まあいいか。

ってことじゃないのか。
といわれると、
そうかもしれませんが、
それは決してネガティブなものではなく、
しっかり大地に足がジンワリつくような
足元から根が生えて、
しっかり地球に根付くようなそんな感覚です。
徐々に自分の形状が分かってきて、
そして同時に見えなかった多くの物事が見えてくるからかもしれません。

焦燥感。
それはそれで若者の特権かもしれませんが、
もう少しすれば
空気を楽に吸えるようになるよ。
その空気は美味しいよ。

わたしは漫画を読みながら、
そう思っていました。

アジカンの新作が楽しみです。
コメント
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