遊爺雑記帳

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北方領土〝強行上陸〟か モンゴル公式訪問中のプーチン大統領、中国に続く挑発に厳重警戒

2024-09-04 01:23:56 | 日本を護ろう

 プーチン氏は2日、公式訪問先であるモンゴルの首都ウランバートルに到着。その後、ロシア極東・ウラジオストクも訪れる予定で、さらに北方領土に足を延ばす危険が指摘されていると、夕刊フジ。

 「(北方領土は)非常に興味深い所だという。まだ行ったことはないが、必ず訪れる」

 プーチン氏は今年1月、極東ハバロフスク地方での会合でこう語り、将来的な北方領土訪問を約束した。



 さらに、プーチン氏は6月、サンクトペテルブルクでの国際会議に合わせた各国通信社との会見でも、「これらの島々(クリール諸島=北方領土と千島列島のロシア側呼称)はロシアが主権を持つ領土で、(自分が)訪問しない理由はない」と語るなど、強い意欲を見せていた。


 1956年10月19日 鳩山首相とソ連のブルガーニン首相がモスクワで「日ソ共同宣言」を書名。

 まず国交回復を先行させ、平和条約締結後にソ連が歯舞群島と色丹島を引き渡すという前提で、改めて平和条約の交渉を行うと合意。

 1991年4月海部総理とゴルバチョフ大統領により「日ソ共同声明」が署名された。

 日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は日本へ歯舞群島と色丹島を引き渡すと。

 1993年10月、細川総理とエリツィン大統領により「東京宣言」署名。

 領土問題を、北方四島の島名を列挙して、その帰属に関する問題と位置づけるとともに、領土問題解決のための交渉指針が示された。

 1997年11月、橋本総理とエリツィン大統領の間で、東京宣言に基づき、2000年までに平和条約を締結するよう全力を尽くすことで一致の「クラスノヤルスク合意」

 1998年4月、橋本総理とエリツィン大統領の間で、平和条約に関し、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決することを内容とし、21世紀に向けた日露の友好協力に関する原則等を盛り込むことで一致の「川奈合意」

 2001年3月、森総理とプーチン大統領により「イルクーツク合意」署名。

 日ソ共同宣言が交渉プロセスの出発点を設定した基本的な法的文書であることを確認。その上で、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結すべきことを再確認。

 2003年1月、小泉総理とプーチン大統領により「日露行動計画」採択。

 諸合意が、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結し、両国関係を完全に正常化することを目的とした交渉における基礎と認識し、交渉を加速することを確認。

  2005年11月 プーチン来日 過去を否定

 「 プーチン来日で惨敗の日本外交 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト

 2016年12月15日 山口での首脳会談

 北方4島で「特別な制度」の下での共同経済活動実現へ協議。

 2018年9月 ロシア極東ウラジオストクでの東方経済フォーラム

   檀上で、プーチン大統領が突如平和条約交渉先行を呼びかけ。

 2018年11月14日 シンガポールでの首脳会談

  1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約交渉を加速合意。

 2019年2月17日未明 ドイツ・ミュンヘンでの日露外相会談

  ラブロフ外相は、第2次世界大戦の正当な結果として北方領土がロシア領になったと認めるよう改めて強調。「日本が、4島を含む全てのクリル諸島(千島列島)の主権をロシアが有することなど、第2次世界大戦の結果を認めることが不可欠だ」と述べ、ゼロ島を主張。


 

北方領土〝強行上陸〟か 公式訪問中のプーチン大統領、中国に続く挑発に厳重警戒 日本政府、抑止策検討も有効打なし - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2024.9/3

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が近く、北方領土に強行上陸する可能性があり、日本政府が厳重警戒していることが分かったプーチン氏は2日、公式訪問先であるモンゴルの首都ウランバートルに到着した。その後、ロシア極東・ウラジオストクも訪れる予定で、さらに北方領土に足を延ばす危険が指摘されている。北方領土は日本固有の領土であり、ロシアが不法占拠している。領土返還をめぐる日露交渉の決定的打撃となりかねない。自民党総裁選(12日告示、27日投開票)を揺さぶるように、習近平国家主席率いる中国軍は先週、日本に対して領空侵犯と領海侵入を仕掛けてきた。ロシアも、岸田文雄首相や総裁候補を挑発するつもりなのか。

         ◇

 「(北方領土は)非常に興味深い所だという。まだ行ったことはないが、必ず訪れる」

 プーチン氏は今年1月、極東ハバロフスク地方での会合でこう語り、将来的な北方領土訪問を約束した

 さらに、プーチン氏は6月、サンクトペテルブルクでの国際会議に合わせた各国通信社との会見でも、「これらの島々(クリール諸島=北方領土と千島列島のロシア側呼称)はロシアが主権を持つ領土で、(自分が)訪問しない理由はない」と語るなど、強い意欲を見せていた

 岸田政権が、ジョー・バイデン米政権などと足並みをそろえ、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支援を強化するなか、プーチン氏は「北方領土問題を含む平和条約締結交渉を続ける条件がない」と猛反発していた。

 北方四島は1945年夏の終戦時、ソ連の独裁者、スターリンが日ソ中立条約を一方的に破って侵攻し、不法占拠した。プーチン氏の訪問が実現すれば、ソ連時代も含めて、ロシアのトップとして初めてとなる

 複数の日本政府関係者によると、今夏以降、プーチン氏の北方領土訪問が本格検討されているとの情報があり、精査を進めてきたという。

 ある関係者は「実行力のある抑止策はなく、抗議するぐらいしかないのが実情だ」と明かす。

 プーチン氏は2日深夜、ウランバートルに到着した。ICC(国際刑事裁判所)は戦争犯罪容疑でプーチン氏の逮捕状を出しており、ICC加盟国のモンゴルの対応が注目されたが、モンゴル政府は空港で歓待した

 プーチン氏は、日本軍とソ連・モンゴル両軍が武力衝突した「ノモンハン事件」(1939年)の勃発85年式典に出席するほか、モンゴルのウフナーギーン・フレルスフ大統領と会談する。5日にはウラジオストクで「東方経済フォーラム」の全体会合に出席し、演説する予定という。

 プーチン氏が、北方領土訪問を模索する狙いは何か

 ロシアの外交・安全保障に詳しい笹川平和財団の畔蒜(あびる)泰助上席研究員は「プーチン氏の『日露関係は現状のままでいいのか』という揺さぶりだ。2022年のウクライナ侵攻以後、日本の対露政策に対するいらだちもあるだろう」と分析する。

 畔蒜氏「日露関係『対話のチャンネル』維持が必要」

 訪問が現実化すれば、どのような影響があるのか

 畔蒜氏は「平和条約交渉はさらに難しい段階になる。択捉島、国後島には、ロシア高官がこれまでも上陸している。ロシア側に両島を返還する意志はない。一方、歯舞群島、色丹島に上陸するなら、『歯舞群島および色丹島を日本国に引き渡すことに同意する』とした1956年の日ソ共同宣言の意義にまで立ち返ることになる。対日批判のメッセージ性がさらに強くなるとみる

 ロシアと中国の連携を懸念する分析もある

 長崎県五島市の男女群島の南東沖上空の領空内で先月26日、中国軍機による領空侵犯が初めて確認された。同31日には、中国海軍の測量艦が、鹿児島県の口永良部島南西で日本領海に侵入した。

 外交関係者は「プーチン氏は自身や国家の〝威信〟を高めたい。中国も、台湾と日本への圧力を強めたい。米大統領選が本格化し、日本では自民党総裁選が行われる。日米の政治的空白が生じうるタイミングで、露中が外交・軍事的『仕掛け』に打って出る恐れがある」と分析する。

 実際、ロシアは2日、色丹島の周辺海域で、3日から長期間の射撃訓練を行うと通告してきた。ロシアは北方領土での紛争を想定し、大規模な軍事演習を頻繁に行っている

 自民党総裁選は、12日告示まで10日となり、「ポスト岸田」候補による出馬を正式表明する記者会見のピークを今週迎える。新首相となる新総裁には、中国やロシア、北朝鮮による軍事的・外交的圧力に毅然(きぜん)と対峙する能力と覚悟が求められる。単なる人気投票でリーダーを選べば、国民の生命と財産は守れない

 前出の畔蒜氏は「日本としては、米国をはじめとするG7(先進7カ国)諸国と歩調を合わせ、ウクライナ支援を継続させながらも、中長期的な日露関係を見据えた場合、別の方向で『対話のチャンネル』を維持しておく必要はあるのではないか」と語った。


 北方四島は1945年夏の終戦時、ソ連の独裁者、スターリンが日ソ中立条約を一方的に破って侵攻し、不法占拠した。

 ロシアの外交・安全保障に詳しい笹川平和財団の畔蒜(あびる)泰助上席研究員は「プーチン氏の『日露関係は現状のままでいいのか』という揺さぶりだ。2022年のウクライナ侵攻以後、日本の対露政策に対するいらだちもあるだろう」と分析する。

 訪問が現実化すれば、どのような影響があるのか。
 畔蒜氏は「平和条約交渉はさらに難しい段階になる。択捉島、国後島には、ロシア高官がこれまでも上陸している。ロシア側に両島を返還する意志はない。一方、歯舞群島、色丹島に上陸するなら、『歯舞群島および色丹島を日本国に引き渡すことに同意する』とした1956年の日ソ共同宣言の意義にまで立ち返ることになる。対日批判のメッセージ性がさらに強くなる」とみる。

 ロシアと中国の連携を懸念する分析もあると、夕刊フジ。

 外交関係者は「プーチン氏は自身や国家の〝威信〟を高めたい。中国も、台湾と日本への圧力を強めたい。米大統領選が本格化し、日本では自民党総裁選が行われる。日米の政治的空白が生じうるタイミングで、露中が外交・軍事的『仕掛け』に打って出る恐れがある」と分析。

 長崎県五島市の男女群島の南東沖上空の領空内で先月26日、中国軍機による領空侵犯が初めて確認された。同31日には、中国海軍の測量艦が、鹿児島県の口永良部島南西で日本領海に侵入。
 ロシアは2日、色丹島の周辺海域で、3日から長期間の射撃訓練を行うと通告してきた。ロシアは北方領土での紛争を想定し、大規模な軍事演習を頻繁に行っているのだそうです。

 自民党総裁選は、12日告示まで10日となり、「ポスト岸田」候補による出馬を正式表明する記者会見のピークを今週迎える。新首相となる新総裁には、中国やロシア、北朝鮮による軍事的・外交的圧力に毅然(きぜん)と対峙する能力と覚悟が求められる。単なる人気投票でリーダーを選べば、国民の生命と財産は守れないと、夕刊フジ。

 西の国境では、ウクライナへの一進一退の侵攻を続けているプーチン。
 そのさ中に、東の日本の北方領土の不法占拠の足固めにも邁進。東からの攻撃を予防する意図なのでしょうか。

 安倍氏でさえ二島返還から後退、ゼロ島返還に敗北した北方四島返還。
 それなのに、米英が対露制裁で撤退した、サハリン1, 2の開発新会社には支援参加を続けた岸田政権(広島のガス会社が取引継続)。
 新総裁・首相はどのような取り組みをするのでしょうか。。


 # 冒頭の画像は、プーチン大統領
  ロシア大統領の訪問は、メドベージェフ以来となります。
     露メドベージェフ首相、4年ぶり北方領土訪問 - 産経ニュース
  メドベージェフ氏は大統領時代の10年11月、旧ソ連・ロシアの国家元首として初めて北方領土の国後島に上陸


  この花の名前は、キンミズヒキ


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月刊Hanada2024年2月号 - 花田紀凱, 月刊Hanada編集部 - Google ブックス  新総裁は  

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