
インドネシアの運輸相が2月に来日した際に大筋合意していたのだそうですが、円借款を使ってインドネシア最大の港湾を整備するする方向で、日本とインドネシア両政府が最終調整を行っているのだそうですね。トヨタやホンダなど日本企業が集まる首都圏東部工業団地群から約70キロ・メートルの距離にある「パティンバン」に整備されるもので、日本による海外での港湾開発としては過去最大となるのだそうです。
日本はインドネシアの巨大なインフラ市場を放棄していない=中国報道-サーチナ
2015年9月、日本との間で交渉が進められ、計画の調査も着手されていた、首都ジャカルタと西ジャワ州バンドンの約140キロを結ぶジャワ島高速鉄道建設は、中国が、政府保証を求めないことと、ジョコ大統領の次の大統領選までに完成させて実績とするという条件を提示し、逆転受注したことは諸兄がご承知の通りです。
しかし、今年1月の起工式は、建設許可がおりないまま強行され、更に、インドネシア政府にとっては、一番の決定打となった発注条件の、政府保証が要らないという肝心の条件もぐらついてきている様子です。
インドネシアの高速鉄道計画 中国の詐欺商法が露呈 - 遊爺雑記帳
経済減速で苦悩する中国は、「一帯一路」政策で、海外のインフラ投資の取り込みによる需要確保戦略を展開し、少子高齢化と人口減での内需減少を海外市場の獲得をTPP等で求める日本と、各地で競合展開していますね。
価格と、納期、計画の決断で劣勢が見られる日本勢。今回こそは、逆転されないよう、スピード重視で交渉を進めて確保いただきたい。
国内経済成長率の減速や、株価バブル崩壊対策、為替規制で財政出動に追われ、外貨積立が大幅減し、財政が余裕がなくなってきている中国。日本の赤字財政のレベルほどではないにしろ、AIIBの格付けも定まった話は未だ聞こえてきていませんので、海外投資も一時の様に無制限にはできなくなったのが、インドネシアの高速鉄道の受注条件変更に顕れているのでしょうか。
先ずはこの港湾建設を確実に受注し、怪しくなっている高速鉄道の建設(建設許可はおりたのでしょうか?)も、再逆転受注を狙う姿勢を示していただきたいですね。
中国は、オウンゴールで、南シナ海の領土・領海争いには穏健な姿勢だったインドネシアを、敵に回してしまいましたね。
中国の「海警」がインドネシアの監視船に体当たり 中国漁船を奪還 - 遊爺雑記帳
中国漁船を「見せしめ爆破」 インドネシア、密漁問題めぐり 容疑の中国人船長ら起訴へ、船返還も要求 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、ジャカルタ近郊にある主要港のタンジュンプリオク港

この花の名前は、コンギク
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日本はインドネシアの巨大なインフラ市場を放棄していない=中国報道-サーチナ
インドネシア新港開発 日本政府 同国最大、2000億円規模 (4/4 読売朝刊)
日本とインドネシア両政府は、円借款を使ってインドネシア最大の港湾を整備する方向で最終調整に入った。事業費は2000億円規模となる見通しだ。日本は昨年、インドネシアの高速鉄道計画の受注競争で中国に敗れており、港湾開発で巻き返しを図る。
新港は2019年の開港を目指し、首都・ジャカルタの東約150キロ・メートル、自動車や電機関連などの日本企業が広範囲の地域に集まる首都圏東部工業団地群から約70キロ・メートルの距離にある「パティンバン」に整備される。2月にインドネシアの運輸相が来日した際、円借款での整備で大筋合意した。
現在、同国最大のタンジュンブリオク港(ジャカルタ)は年間、コンテナ650万個分の貨物を取り扱っているが、経済発展に伴う貨物量の増加に対応に出来ていない。周辺道路では渋滞が慢性的に発生し、製品や部品の運搬などに支障が生じている。
パティンバン新港は、コンテナを年700万~800万個扱える規模とする方向で、自動車運搬船が寄港できる大型ふ頭やコンテナターミナルが整備される。
新港は、日本企業か日本企業主導の共同企業体が工事を担う。日本による海外での港湾開発としては過去最大となる。完成後の港湾運営も日本とインドネシアの合弁企業で行う。
日本とインドネシア両政府は、円借款を使ってインドネシア最大の港湾を整備する方向で最終調整に入った。事業費は2000億円規模となる見通しだ。日本は昨年、インドネシアの高速鉄道計画の受注競争で中国に敗れており、港湾開発で巻き返しを図る。
新港は2019年の開港を目指し、首都・ジャカルタの東約150キロ・メートル、自動車や電機関連などの日本企業が広範囲の地域に集まる首都圏東部工業団地群から約70キロ・メートルの距離にある「パティンバン」に整備される。2月にインドネシアの運輸相が来日した際、円借款での整備で大筋合意した。
現在、同国最大のタンジュンブリオク港(ジャカルタ)は年間、コンテナ650万個分の貨物を取り扱っているが、経済発展に伴う貨物量の増加に対応に出来ていない。周辺道路では渋滞が慢性的に発生し、製品や部品の運搬などに支障が生じている。
パティンバン新港は、コンテナを年700万~800万個扱える規模とする方向で、自動車運搬船が寄港できる大型ふ頭やコンテナターミナルが整備される。
新港は、日本企業か日本企業主導の共同企業体が工事を担う。日本による海外での港湾開発としては過去最大となる。完成後の港湾運営も日本とインドネシアの合弁企業で行う。
2015年9月、日本との間で交渉が進められ、計画の調査も着手されていた、首都ジャカルタと西ジャワ州バンドンの約140キロを結ぶジャワ島高速鉄道建設は、中国が、政府保証を求めないことと、ジョコ大統領の次の大統領選までに完成させて実績とするという条件を提示し、逆転受注したことは諸兄がご承知の通りです。
しかし、今年1月の起工式は、建設許可がおりないまま強行され、更に、インドネシア政府にとっては、一番の決定打となった発注条件の、政府保証が要らないという肝心の条件もぐらついてきている様子です。
インドネシアの高速鉄道計画 中国の詐欺商法が露呈 - 遊爺雑記帳
経済減速で苦悩する中国は、「一帯一路」政策で、海外のインフラ投資の取り込みによる需要確保戦略を展開し、少子高齢化と人口減での内需減少を海外市場の獲得をTPP等で求める日本と、各地で競合展開していますね。
価格と、納期、計画の決断で劣勢が見られる日本勢。今回こそは、逆転されないよう、スピード重視で交渉を進めて確保いただきたい。
国内経済成長率の減速や、株価バブル崩壊対策、為替規制で財政出動に追われ、外貨積立が大幅減し、財政が余裕がなくなってきている中国。日本の赤字財政のレベルほどではないにしろ、AIIBの格付けも定まった話は未だ聞こえてきていませんので、海外投資も一時の様に無制限にはできなくなったのが、インドネシアの高速鉄道の受注条件変更に顕れているのでしょうか。
先ずはこの港湾建設を確実に受注し、怪しくなっている高速鉄道の建設(建設許可はおりたのでしょうか?)も、再逆転受注を狙う姿勢を示していただきたいですね。
中国は、オウンゴールで、南シナ海の領土・領海争いには穏健な姿勢だったインドネシアを、敵に回してしまいましたね。
中国の「海警」がインドネシアの監視船に体当たり 中国漁船を奪還 - 遊爺雑記帳
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# 冒頭の画像は、ジャカルタ近郊にある主要港のタンジュンプリオク港

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