
トランプ米大統領が19日の欧州首脳との電話会談で、ロシアのプーチン大統領にはウクライナ戦争終結の用意がないと伝えていたことが分かった。
事情に詳しい3人の関係者が、プーチン氏は自身が勝利していると考えているというと、WSJ。
欧州首脳はプーチン氏がそのような考えであると以前から理解していたものの、トランプ氏が同様の見解を示したのは初めてとなる。
トランプ氏は、プーチン氏が和平に前向きでないという考えを受け入れたとみられると、WSJ。
トランプ氏はプーチン氏と2時間の電話会談を行った前日の18日、欧州首脳とも電話で協議した。その際、プーチン氏が停戦を拒否した場合は制裁を科す可能性があると示唆していたと事情に詳しい関係者らは述べている。
だが19日になるとトランプ氏は再び考えを改めて、制裁には踏み切らない意向を示し、代わりにバチカンでのロシアとウクライナの実務者協議を迅速に進めたいと述べたのだそうです。
19日の電話会談にはゼレンスキー氏、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、イタリアのジョルジア・メローニ首相、そして欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン委員長が参加した。
欧州首脳はトランプ氏がプーチン氏に圧力をかけることを目的とし、10日前から外交攻勢を仕掛けており、会談はその集大成でもあった。
結果的には、トランプ氏に追加制裁を打ち出させることには成功しなかったが、欧州側は協議からいくつかの成果を得たと、WSJ。
プーチン氏には現段階で戦争を止める意思がないことが、トランプ氏を含む全員に明確に示された。さらに欧州側にとっては、ウクライナ支援は主に自分たちが担うべきだということも浮き彫りになった。
欧州首脳は欧州またはウクライナが支払いを続ける限り、トランプ政権が米国の武器輸出を続けるとみていると、WSJ。
トランプ氏は19日、プーチン氏との電話会談後に、「これはわたしの戦争ではない」と記者団に発言。「われわれは関与すべきでないことに巻き込まれてしまった」と語ったのだそうです。
19日の電話会談で、欧州首脳の一部は、バチカンでの協議の結果は無条件の停戦でなければならないと主張。これに対してトランプ氏は再び難色を示し、「無条件」という言葉が好きではないと述べた。
バチカンでの協議は6月中旬に開始される見通しとなっていると、WSJ。
任期に後がないトランプ氏。プーチン氏にいいようにあしらわれている傾向にあったものの、気がついた様子。
プーチン氏に圧力をかける方向に転換するのか、それとも仲裁から降りるのか、要注目です。
# 冒頭の画像は、ローマ教皇フランシスコの葬儀で話をする(左から)マクロン仏大統領、スターマー英首相、トランプ米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領

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事情に詳しい3人の関係者が、プーチン氏は自身が勝利していると考えているというと、WSJ。
プーチン氏に戦争終結の用意なし、トランプ氏が欧州首脳に伝える - WSJ
By Bojan Pancevski and Laurence Norman (WSJと総称) 2025年5月22日
ドナルド・トランプ米大統領が19日の欧州首脳との電話会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にはウクライナ戦争終結の用意がないと伝えていたことが分かった。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。プーチン氏は自身が勝利していると考えているという。
欧州首脳はプーチン氏がそのような考えであると以前から理解していたものの、トランプ氏が同様の見解を示したのは初めてとなる。またトランプ氏はこれまで、プーチン氏は本心から平和を望んでいると公に発言してきたものの、これとは異なる見方を示したことにもなる。
ホワイトハウスはコメントを控えた。またプーチン氏との会談に関するトランプ氏の考えに関しては、19日のソーシャルメディアへの投稿を参照するよう述べた。トランプ氏は、「会話のトーンと雰囲気は素晴らしかった。そうでなかったのであれば、今すぐここでそう言う」と投稿していた。
トランプ氏は、プーチン氏が和平に前向きでないという考えを受け入れたとみられる。一方で欧州首脳やウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がロシアとの戦いを強化するべきだと主張する中で、そのような行動は見せていない。
トランプ氏はプーチン氏と2時間の電話会談を行った前日の18日、欧州首脳とも電話で協議した。その際、プーチン氏が停戦を拒否した場合は制裁を科す可能性があると示唆していたと事情に詳しい関係者らは述べている。
だが19日になるとトランプ氏は再び考えを改めて、制裁には踏み切らない意向を示し、代わりにバチカンでのロシアとウクライナの実務者協議を迅速に進めたいと述べた。
19日の電話会談にはゼレンスキー氏、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、イタリアのジョルジア・メローニ首相、そして欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン委員長が参加した。欧州首脳はトランプ氏がプーチン氏に圧力をかけることを目的とし、10日前から外交攻勢を仕掛けており、会談はその集大成でもあった。
この取り組みは結果的には、トランプ氏に追加制裁を打ち出させることには成功しなかったが、欧州側は協議からいくつかの成果を得た。今回のプロセスを通じては、プーチン氏には現段階で戦争を止める意思がないことが、トランプ氏を含む全員に明確に示された。さらに欧州側にとっては、ウクライナ支援は主に自分たちが担うべきだということも浮き彫りになった。関係者らによれば、欧州首脳は欧州またはウクライナが支払いを続ける限り、トランプ政権が米国の武器輸出を続けるとみている。
トランプ氏は19日、プーチン氏との電話会談後に、「これはわたしの戦争ではない」と記者団に発言。「われわれは関与すべきでないことに巻き込まれてしまった」と語った。
トランプ氏は18日に行った欧州首脳との電話会談では、バチカンでの開催が予定されている協議について、マルコ・ルビオ国務長官とウクライナ・ロシア担当特使キース・ケロッグ氏を派遣すると示唆していた。18日の電話会談には欧州側からはマクロン氏、メルツ氏、メローニ氏、そして英国のキア・スターマー首相が参加していた。
だが19日になると、トランプ氏は米政府が果たす役割について明確な態度を示さなかったと、事情に詳しい関係者の1人は述べている。
19日の電話会談で、欧州首脳の一部は、バチカンでの協議の結果は無条件の停戦でなければならないと主張。これに対してトランプ氏は再び難色を示し、「無条件」という言葉が好きではないと述べた。トランプ氏は自分がその言葉を使ったことがないと述べたが、5月8日にトゥルース・ソーシャルに投稿した30日間の停戦呼びかけの際には使用している。だが欧州側は最終的に、「無条件」という形容詞にこだわることを取り下げたという。
バチカンでの協議は6月中旬に開始される見通しとなっている。
By Bojan Pancevski and Laurence Norman (WSJと総称) 2025年5月22日
ドナルド・トランプ米大統領が19日の欧州首脳との電話会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にはウクライナ戦争終結の用意がないと伝えていたことが分かった。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。プーチン氏は自身が勝利していると考えているという。
欧州首脳はプーチン氏がそのような考えであると以前から理解していたものの、トランプ氏が同様の見解を示したのは初めてとなる。またトランプ氏はこれまで、プーチン氏は本心から平和を望んでいると公に発言してきたものの、これとは異なる見方を示したことにもなる。
ホワイトハウスはコメントを控えた。またプーチン氏との会談に関するトランプ氏の考えに関しては、19日のソーシャルメディアへの投稿を参照するよう述べた。トランプ氏は、「会話のトーンと雰囲気は素晴らしかった。そうでなかったのであれば、今すぐここでそう言う」と投稿していた。
トランプ氏は、プーチン氏が和平に前向きでないという考えを受け入れたとみられる。一方で欧州首脳やウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がロシアとの戦いを強化するべきだと主張する中で、そのような行動は見せていない。
トランプ氏はプーチン氏と2時間の電話会談を行った前日の18日、欧州首脳とも電話で協議した。その際、プーチン氏が停戦を拒否した場合は制裁を科す可能性があると示唆していたと事情に詳しい関係者らは述べている。
だが19日になるとトランプ氏は再び考えを改めて、制裁には踏み切らない意向を示し、代わりにバチカンでのロシアとウクライナの実務者協議を迅速に進めたいと述べた。
19日の電話会談にはゼレンスキー氏、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、イタリアのジョルジア・メローニ首相、そして欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン委員長が参加した。欧州首脳はトランプ氏がプーチン氏に圧力をかけることを目的とし、10日前から外交攻勢を仕掛けており、会談はその集大成でもあった。
この取り組みは結果的には、トランプ氏に追加制裁を打ち出させることには成功しなかったが、欧州側は協議からいくつかの成果を得た。今回のプロセスを通じては、プーチン氏には現段階で戦争を止める意思がないことが、トランプ氏を含む全員に明確に示された。さらに欧州側にとっては、ウクライナ支援は主に自分たちが担うべきだということも浮き彫りになった。関係者らによれば、欧州首脳は欧州またはウクライナが支払いを続ける限り、トランプ政権が米国の武器輸出を続けるとみている。
トランプ氏は19日、プーチン氏との電話会談後に、「これはわたしの戦争ではない」と記者団に発言。「われわれは関与すべきでないことに巻き込まれてしまった」と語った。
トランプ氏は18日に行った欧州首脳との電話会談では、バチカンでの開催が予定されている協議について、マルコ・ルビオ国務長官とウクライナ・ロシア担当特使キース・ケロッグ氏を派遣すると示唆していた。18日の電話会談には欧州側からはマクロン氏、メルツ氏、メローニ氏、そして英国のキア・スターマー首相が参加していた。
だが19日になると、トランプ氏は米政府が果たす役割について明確な態度を示さなかったと、事情に詳しい関係者の1人は述べている。
19日の電話会談で、欧州首脳の一部は、バチカンでの協議の結果は無条件の停戦でなければならないと主張。これに対してトランプ氏は再び難色を示し、「無条件」という言葉が好きではないと述べた。トランプ氏は自分がその言葉を使ったことがないと述べたが、5月8日にトゥルース・ソーシャルに投稿した30日間の停戦呼びかけの際には使用している。だが欧州側は最終的に、「無条件」という形容詞にこだわることを取り下げたという。
バチカンでの協議は6月中旬に開始される見通しとなっている。
欧州首脳はプーチン氏がそのような考えであると以前から理解していたものの、トランプ氏が同様の見解を示したのは初めてとなる。
トランプ氏は、プーチン氏が和平に前向きでないという考えを受け入れたとみられると、WSJ。
トランプ氏はプーチン氏と2時間の電話会談を行った前日の18日、欧州首脳とも電話で協議した。その際、プーチン氏が停戦を拒否した場合は制裁を科す可能性があると示唆していたと事情に詳しい関係者らは述べている。
だが19日になるとトランプ氏は再び考えを改めて、制裁には踏み切らない意向を示し、代わりにバチカンでのロシアとウクライナの実務者協議を迅速に進めたいと述べたのだそうです。
19日の電話会談にはゼレンスキー氏、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、イタリアのジョルジア・メローニ首相、そして欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン委員長が参加した。
欧州首脳はトランプ氏がプーチン氏に圧力をかけることを目的とし、10日前から外交攻勢を仕掛けており、会談はその集大成でもあった。
結果的には、トランプ氏に追加制裁を打ち出させることには成功しなかったが、欧州側は協議からいくつかの成果を得たと、WSJ。
プーチン氏には現段階で戦争を止める意思がないことが、トランプ氏を含む全員に明確に示された。さらに欧州側にとっては、ウクライナ支援は主に自分たちが担うべきだということも浮き彫りになった。
欧州首脳は欧州またはウクライナが支払いを続ける限り、トランプ政権が米国の武器輸出を続けるとみていると、WSJ。
トランプ氏は19日、プーチン氏との電話会談後に、「これはわたしの戦争ではない」と記者団に発言。「われわれは関与すべきでないことに巻き込まれてしまった」と語ったのだそうです。
19日の電話会談で、欧州首脳の一部は、バチカンでの協議の結果は無条件の停戦でなければならないと主張。これに対してトランプ氏は再び難色を示し、「無条件」という言葉が好きではないと述べた。
バチカンでの協議は6月中旬に開始される見通しとなっていると、WSJ。
任期に後がないトランプ氏。プーチン氏にいいようにあしらわれている傾向にあったものの、気がついた様子。
プーチン氏に圧力をかける方向に転換するのか、それとも仲裁から降りるのか、要注目です。
# 冒頭の画像は、ローマ教皇フランシスコの葬儀で話をする(左から)マクロン仏大統領、スターマー英首相、トランプ米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領

この花の名前は、ワタゲハナグルマ
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