遊爺雑記帳

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どうなるペロシ米下院議長の台湾訪問 「断固たる措置をとる」これまでになく激怒する中国

2022-07-30 01:33:55 | 台湾 全般
 この秋の中国共産党第20回党大会を控え、米中日台を巡り動きが活発化してきつつありますね。
 元産経新聞の中国駐在記者で、中国入国禁止になった、福島香織さんが、展望を解説いただいています。
 
米中軍事衝突の引き金に? どうなるペロシ米下院議長の台湾訪問 「断固たる措置をとる」これまでになく激怒する中国 | JBpress (ジェイビープレス) 2022.7.28(木) 福島 香織:ジャーナリスト

 米バイデン大統領と中国の習近平国家主席が7月28日にテレビ電話会談を行う。その会談後に、おそらくナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問が実現するか否かが正式に決定するだろう。

 
この会談は習近平にとって、秋の党大会前に人事などの調整を詰める非公式の「北戴河会議」直前の米中会談ということで、重大な意味がある。たとえば、バイデンを説得しきれずに、ペロシが台湾訪問を実現することになれば、それこそ習近平のメンツは決定的に失われ、3期目の総書記続投のシナリオはますます危うくなることだろう。それどころか、人々が予想していたよりずっと早くに台湾有事がやってくることになるかもしれない

これまでになく激怒する中国
 ペロシはもともと4月10日、米国の台湾関係法制定43周年記念日(4月10日)に合わせて下院代表団を率いて台湾を訪問する予定だった。だが、ペロシ自身が新型コロナに感染してしまったので延期されていた。

 それを8月に行うと最初に報じたのは英フィナンシャル・タイムズ紙(7月18日付)だった。米国においては、大統領に万一のことがあれば副大統領が代行し、副大統領に万一のことがあれば下院議長が代行する。つまり
ペロシは米国の政治序列第3位の人物である。この地位の人物の訪台は、実現すれば1997年のキングリッチ下院議長(当時)以来の25年ぶり、という。

 
ペロシは7月21日の定例記者会見で、中国が台湾を恫喝し続けている状況で台湾に対する支持を示すことは極めて重要で、非常に重大な意義がある、と語った。一方で、台湾訪問計画については事実であるかそうでないかは言いたくないとした。ペロシは「安全を考慮して、私自身の外遊計画については実施前には語らない」という。

 4月のペロシ訪台計画のときも中国は強烈に批判していたが、
今回は北戴河会議直前、秋の党大会前のタイミングということもあって、中国の激怒っぷりは、これまで以上に激しいものだった。

 
外交部の趙立堅報道官は7月25日の記者会見でこう語った。

「もし、ペロシ下院議長が訪台するなら、
『一つの中国』の原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定に違反し、中国の主権と領土完全性を深刻に損害するものであり、中米関係の政治基礎は深刻に衝突し、台湾独立派分裂勢力に深刻に誤ったシグナルを発することになる、中国側は断固反対する。・・・米国はペロシ議長の訪台をアレンジしてはならず、米台のオフィシャルな往来を停止し、台湾海洋情勢の緊張の原因を停止し、米国が台湾独立派を支持しないという約束を実際の行動をもって示すよう、中国は要求する

「我々は厳正に対処する。もし、
米国が一方的に強引にそのようなことを行うとしたら、中国は断固たる措置をとって、国家主権と領土の完全性を断固として守る。それによるすべての結果は完全に米国の責任だ」

米軍と中国軍が一触即発の状況に
 さらに7月26日に
国防部は、ペロシ訪台を「中国軍は絶対に座して見過ごすことはしない」との立場を発表した。

 
中国軍はどのように「対処」するつもりか

 
フィナンシャル・タイムズ(7月23日付)は、中国がすでに米国に非公式に厳重な警告を送ったこと、訪問を阻止するためなら中国軍の戦闘機を使って護衛の米軍用機を妨害する軍事行動も辞さない可能性を報じていた

 
ワシントン・ポストは、ペロシ訪台の際は、米軍が空母を派遣し、あるいは戦闘機による護衛を行うという予測を報じていた

 
CNNでは、中国の著名国際学者の時殷弘・人民大学国際関係学院教授が「中国は以前には行わなかったような抵抗措置をとるだろう。これが過去の台湾海峡危機以来の最も激しいリアクションになるだろう」と解説していた。

 とすれば、もし米国がペロシの台湾訪問を成功させたければ軍事的準備をする必要がある。下手すれば、そのまま台湾海峡有事に発展しかねないのだから。つまり、米中軍が一触即発の状況が生まれるということになる。

 
バイデン大統領は、ペロシ訪台の件について記者団に対し「軍部は、今は良いアイデアではないと思っているようだ」と語った。軍部側が難色を示しているというわけだ。だがフィナンシャル・タイムズ(7月21日付)の続報によれば、「軍部が大統領に対し、こうした意見を言うことはいまだかつてなかった。軍はいつでも相応のリスクと代償を負うつもりでいる」という内部筋の話を紹介している。つまり、おそらくバイデン自身がペロシに台湾に行ってほしくないので、軍部内の意見を口実にしたようだ

 
だが、米国議会も米国世論も、ペロシ訪台を支持している。ペロシの8月訪台は11月の米中間選挙において民主党に有利に作用することにもなる。行かなければバイデンの支持率、人気にマイナスの影響を与えることになるだろう。

ペロシの専用機の横に中国軍機?
 一方、
環球時報の元主筆で特約評論家の胡錫進は、米国を挑発するように、ツイッターでこんなことを言っている。

ペロシが台湾に行くなら、人民解放軍戦闘機が一定の距離を保ってペロシを乗せた専用機と並行して飛んでいって、一緒に台湾島に進入し、ペロシの専用機が着陸する上をかすめるように飛んで大陸に帰ってきたらいい。台湾が我々の戦闘機に向かって攻撃することはできないだろう」

 胡錫進は、いったん中国軍機が台湾上空を横切って飛ぶという前例ができるなら、ペロシの訪台以上のマイルストーン的意義があろう、という。「そうなら、我々はむしろペロシに感謝しなくては。解放軍戦闘機に台湾島上空を横切るチャンスを作って、解放軍戦闘機に台湾島上空の主権を行使する新たな余地を切り開いてくれたのだから」。

 さらに、
米国がペロシ訪台の安全を守るために空母を台湾海峡に派遣する可能性について報道が出ると胡錫進は、「ならば米空母に中国のミサイルが照準を合わせる」とまで言い出した

 こんな感じで、
中国側官民が一体になって「ペロシ訪台、やれるもんならやってみろ」といった強気の態度になっているのだ。もっとも、これは半分、習近平への嫌がらせかもしれない。なぜなら習近平には米軍機を打ち落とせるほどの覚悟も実力も備わっていないと思われているからだ。

 
こういった中国側の過激な反応は、1997年4月のキングリッチ訪台のときには起きなかったキングリッチは台湾訪問の前に中国のセッティングで当時の国家主席の江沢民と会い、一応の仁義をきった。中国側の反応は外交辞令的な批判を言うだけだった。

 
この差について、CNNの専門家の解説では、この25年の間に中国経済と軍事力が劇的に増強したこと、そして習近平政権の性格が当時と全く違うことなどを挙げていた。高度経済成長時代を迎えていた江沢民政権下の当時の中国は、まさにWTO(世界貿易機関)に加盟するために米国の支持が必要だった

 
一方、米国とのデカップリング政策に舵を切っている習近平政権は、米国に対してより厳しい姿勢を国内で見せ続けることで求心力を維持しようとしている

 
特に秋の党大会を控えた、夏の重要会議の北戴河会議で、まさに党内の反習近平派とやりあわねばならないタイミングで、米国の挑発に弱腰のところなど見せられない。万一、本当にペロシ訪台が成功してしまったり、あるいは米中の不測の軍事衝突が起きてしまうと、習近平は内政、経済、新型コロナ対策といくつもの失策の責任が問われかねない中で、外交まで決定的に敗北者の烙印が押されてしまう。

米国も中国も妥協できない
 
台湾当局はペロシ訪問を歓迎しているようだ。フィナンシャル・タイムズ(7月25日付)が台湾の複数の国家安全筋から聞いた話をまとめると、台湾は2つのリスクに直面しているという

 
1つは北京がペロシ訪台を理由に台湾に対して「懲罰」を与えること。

 もう1つは米国側がペロシ訪台を取り消すことで中国側をつけあがらせることだ。米ホワイトハウスがペロシ訪台に反対すれば、習近平はさらに大胆に台湾に圧力をかけ、国際社会は「米国ですら抵抗できないのだ」と見なし、さらに委縮して中国にモノが言えなくなることだという。

 どちらが、
台湾として大きなマイナス影響を与えることになるか、といえば、中国をつけあがらせることの方が長期的に民主主義陣営にとって脅威となるだろう。

 
かつて下院議長として訪台したキングリッジは共和党だが、ペロシの訪台も応援している。「共産党が統治する中国は議長の旅路を支配できない」。元国務長官のポンペオはツイートで、ペロシと一緒に台湾に行きたい、と呼びかけた。

 
バイデンがいかにペロシ訪台をやめさせたくとも、議会と世論のムードに反する措置を中間選挙前のこのタイミングでできるか否か。そして、習近平も秋の党大会で、総書記として第3期目を続投するには、台湾問題のような根本的な問題で、米国の脅しに屈したような印象を与えることはできまい

 
7月28日の首脳会談では台湾問題、ウクライナ問題、そしてトランプ政権時代から継続している米中通商協議の第1段階合意の履行問題が議題に上がるとみられているが、米国にとっても中国にとっても、一番妥協しにくい問題が台湾問題だろう。

蔡英文総統に出席してほしい安倍氏「国葬」
 さてバイデンがペロシ訪台で日和るのか、強行するのかは一両日で判明するとは思うのだが、
日本としては、いずれにしても腹をくくるタイミングが来たと認識すべきだろう。遅かれ早かれ、台湾海峡有事が起きるという想定をリアルに考えることだ

 そこで、
私が密かに願うことがある。来る9月29日は日中国交正常化記念日であり、同時に日台断交日である。その2日前の9月27日に安倍晋三元首相の国葬儀が執り行われ、各国要人が弔問に訪れる。日本が関係を持つ国・地域に「通報」という形で国葬儀が行われることが知らされ、知らせを受けた国が誰を弔問に送るかを決め、それを日本が拒否する立場にはない。

 私は、台湾の頼清徳副総統がすでに安倍家の通夜、葬儀に出席したのであれば、
国葬儀に出席するのはやはり蔡英文総統であってほしい。蔡英文が国葬儀に出席したいというのであれば、心を込めてお迎えしてほしい。葬儀という特殊な式典であれば、中国が抗議したとしても日本としてはいくらでも言い訳がたつだろう。

 そして
国葬儀の2日あとに、日中国交正常化50周年の祝賀行事を大規模に行える状況かという問題もある。本来なら、このときに、習近平国家主席を国賓として招き、天皇陛下との特別会見をセッティングするか否かという議論が持ち上がるのだろうが、おそらく習近平側も党大会直前に国を離れたくはないだろうから、多分、日中国交正常化の国家規模の祝賀式典は行われないだろう。行われたとしても比較的小規模なものだろう。

 
だから9月を、日中国交50周年を盛大に祝うのではなく、日台の絆を深めるために誰よりも尽力した政治家の死を、台湾総統を迎えてともに悼む秋にしたい。それは日本の中国と台湾をめぐる複雑な外交史に一つの区切りをつけ、新章をめくる契機になるような気がする

 葬儀をダシにして、こうした外交に利用することを不謹慎と怒る人もいるとは思うのだが、
「外交の安倍」と呼ばれた故人ならば、それこそ最高の供養になるのではないだろうか

 先ず序章の、バイデン大統領と習近平のテレビ電話会談が、28日に実施されました。
 習氏はバイデン氏に対し、台湾をめぐる問題で「火遊び」をしないよう警告。
 バイデン氏は会談で、米国の台湾政策に変わりはないと強調。「現状を変更したり、台湾海峡(Taiwan Strait)の平和と安定を損なったりする一方的な取り組み」に強く反対すると表明したのだそうですね。
 両国間で深まる不信感はますます露呈している。最近では、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院議長が台湾を訪問する計画をめぐり、中国は米国に対する批判を強めていたと、AFP。

 習氏、台湾問題で「火遊び」に警告 バイデン氏と電話会談(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

 この会談は習近平にとって、秋の党大会前に人事などの調整を詰める非公式の「北戴河会議」直前の米中会談ということで、重大な意味があると福島さん。
 バイデンを説得しきれずに、ペロシが台湾訪問を実現することになれば、それこそ習近平のメンツは決定的に失われ、3期目の総書記続投のシナリオはますます危うくなる。それどころか、人々が予想していたよりずっと早くに台湾有事がやってくることになるかもしれないと。
 
 どうやら、ペロシ氏の訪台は、止まってない様子。

 ペロシ下院議長は米国の政治序列第3位の人物。この地位の人物の訪台は、実現すれば1997年のキングリッチ下院議長(当時)以来の25年ぶりなのだそうです。
 ペロシ下院議長は7月21日の定例記者会見で、中国が台湾を恫喝し続けている状況で台湾に対する支持を示すことは極めて重要で、非常に重大な意義がある、と語ったと。
 ペロシ下院議長は「安全を考慮して、私自身の外遊計画については実施前には語らない」とも。

 今回は北戴河会議直前、秋の党大会前のタイミングということもあって、中国の激怒っぷりは、これまで以上に激しいものなのだそうです。
 外交部の趙立堅報道官は7月25日の記者会見で以下の発言。
 「もし、ペロシ下院議長が訪台するなら、『一つの中国』の原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定に違反し、中国の主権と領土完全性を深刻に損害するものであり、中米関係の政治基礎は深刻に衝突し、台湾独立派分裂勢力に深刻に誤ったシグナルを発することになる、中国側は断固反対する。・・・米国はペロシ議長の訪台をアレンジしてはならず、米台のオフィシャルな往来を停止し、台湾海洋情勢の緊張の原因を停止し、米国が台湾独立派を支持しないという約束を実際の行動をもって示すよう、中国は要求する」
 「我々は厳正に対処する。もし、米国が一方的に強引にそのようなことを行うとしたら、中国は断固たる措置をとって、国家主権と領土の完全性を断固として守る。それによるすべての結果は完全に米国の責任だ」

 さらに7月26日に国防部は、ペロシ訪台を「中国軍は絶対に座して見過ごすことはしない」との立場を発表。

 フィナンシャル・タイムズ(7月23日付)は、中国がすでに米国に非公式に厳重な警告を送ったこと、訪問を阻止するためなら中国軍の戦闘機を使って護衛の米軍用機を妨害する軍事行動も辞さない可能性を報じていた。
 ワシントン・ポストは、ペロシ訪台の際は、米軍が空母を派遣し、あるいは戦闘機による護衛を行うという予測を報じていた。
 CNNでは、中国の著名国際学者の時殷弘・人民大学国際関係学院教授が「中国は以前には行わなかったような抵抗措置をとるだろう。これが過去の台湾海峡危機以来の最も激しいリアクションになるだろう」と解説していた。
 と、福島さん。
 
 だが、米国議会も米国世論も、ペロシ訪台を支持している。ペロシ議長の8月訪台は11月の米中間選挙において民主党に有利に作用することにもなる。行かなければバイデン氏の支持率、人気にマイナスの影響を与えることになるだろうと福島さん。

 「ペロシが台湾に行くなら、人民解放軍戦闘機が一定の距離を保ってペロシを乗せた専用機と並行して飛んでいって、一緒に台湾島に進入し、ペロシの専用機が着陸する上をかすめるように飛んで大陸に帰ってきたらいい。台湾が我々の戦闘機に向かって攻撃することはできないだろう」
 と、環球時報の元主筆で特約評論家の胡錫進。
 さらに、米国がペロシ訪台の安全を守るために空母を台湾海峡に派遣する可能性について報道が出ると、胡錫進は、「ならば米空母に中国のミサイルが照準を合わせる」とまで言い出したと福島さん。
 こんな感じで、中国側官民が一体になって「ペロシ訪台、やれるもんならやってみろ」といった強気の態度になっているのだ。もっとも、これは半分、習近平への嫌がらせかもしれない。なぜなら習近平には米軍機を打ち落とせるほどの覚悟も実力も備わっていないと思われているからだとも。

 一方、米国とのデカップリング政策に舵を切っている習近平政権は、米国に対してより厳しい姿勢を国内で見せ続けることで求心力を維持しようとしていると福島さん。
 特に秋の党大会を控えた、夏の重要会議の北戴河会議で、まさに党内の反習近平派とやりあわねばならないタイミングで、米国の挑発に弱腰のところなど見せられない。万一、本当にペロシ訪台が成功してしまったり、あるいは米中の不測の軍事衝突が起きてしまうと、習近平は内政、経済、新型コロナ対策といくつもの失策の責任が問われかねない中で、外交まで決定的に敗北者の烙印が押されてしまうと。

 台湾当局はペロシ訪問を歓迎。
 フィナンシャル・タイムズ(7月25日付)は、台湾は2つのリスクに直面していると。
 台湾は2つのリスクに直面しているという。

 1つは、北京がペロシ訪台を理由に台湾に対して「懲罰」を与えること。
 もう1つは、米国側がペロシ訪台を取り消すことで中国側をつけあがらせること。

 かつて下院議長として訪台したキングリッジは共和党だが、ペロシの訪台も応援しているのだそうです。

 バイデンがいかにペロシ訪台をやめさせたくとも、議会と世論のムードに反する措置を中間選挙前のこのタイミングでできるか否か。そして、習近平も秋の党大会で、総書記として第3期目を続投するには、台湾問題のような根本的な問題で、米国の脅しに屈したような印象を与えることはできまいと福島さん。

 日本としては、いずれにしても腹をくくるタイミングが来たと認識すべきだろう。遅かれ早かれ、台湾海峡有事が起きるという想定をリアルに考えることだと福島さん。

 私が密かに願うことがあると福島さん。
 来る9月29日は日中国交正常化記念日であり、同時に日台断交日である。その2日前の9月27日に安倍晋三元首相の国葬儀が執り行われ、各国要人が弔問に訪れる。

 台湾で国葬儀に出席するのはやはり蔡英文総統であってほしい。蔡英文が国葬儀に出席したいというのであれば、心を込めてお迎えしてほしい。葬儀という特殊な式典であれば、中国が抗議したとしても日本としてはいくらでも言い訳がたつだろうと。

 そして国葬儀の2日あとに、日中国交正常化50周年の祝賀行事。
 このときに、習近平国家主席を国賓として招くかどうかという議論がもちあがる。おそらく習近平側も党大会直前に国を離れたくはないだろうから、多分、日中国交正常化の国家規模の祝賀式典は行われないだろうと福島さん。
 
 だから9月を、日中国交50周年を盛大に祝うのではなく、日台の絆を深めるために誰よりも尽力した政治家の死を、台湾総統を迎えてともに悼む秋にしたい。それは日本の中国と台湾をめぐる複雑な外交史に一つの区切りをつけ、新章をめくる契機になるような気がすると。
 「外交の安倍」と呼ばれた故人ならば、それこそ最高の供養になるのではないだろうかとも。

 親中団体幹部の岸田、林コンビ。
 北京五輪で、バイデン氏が「外交的ボイコット」を提唱しましたが、岸田氏は米中二股外交で逡巡。バイデン氏は、岸田氏の就任に伴う面談要請に対し、日程回答を暫く保留。その後、オンライン会談に格下げ実施という、長年の同盟関係で気づかれてきた米中首脳間の絆にひびを生じされる大失政を犯した岸田氏。

 米中台の絡みへの日本の取り組みや如何!安倍氏という大黒柱を失った今。「けんとうし」で、立案・実行力に欠ける岸田氏に不安を感じるのは、遊爺だけでしょうか。



 # 冒頭の画像は、ペロシ下院議長



  ベニシジミとセイヨウノコギリソウ
 

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