フィリピンのスーパー台風被害への支援は、世界中が始動していますが、中国は南シナ海の領有権を巡る争いでフィリピンに報復処置を行っている最中であることから、形ばかりの支援に留めていたことは、諸兄がご承知のことです。
ところが、この中国の姿勢を、世界が非難し始めているのだそうです。
中国は、あわてて世評の払拭に乗り出している様ですが、一度ひろまった評価の挽回は難しい様です。南シナ海、東シナ海での中国の悪行の正体が、解りやすいかたちで世界に浸透したことと思われます。
中国国内のネット世論が圧倒的に支援反対で、こうした「反フィリピン感情」を考慮したことは当初から言われていましたが、外務省はここへきて、ネット世論は少数意見だと強言しているのでそうです。
こんな笑ってしまう茶番が、ますます中国の評価を落すことになっているでしょう。
記事で指摘されている専門家のコメントの「中国指導部は寛大さを見せる機会を逃した」どころではなく、「中国が狭小で悪意に満ちた国策を実行する国であることが、この機会に広く知れ渡った」と言えます。
余談ですが、イケアやコカ・コーラは凄いですね。日本のグローバル企業はどうなのでしょう。
米軍と自衛隊との協働を見せつけて、アジアでの日米の力の必要性を知らしめることが出来ればいいですね。
中国尻目に「頼れる米国」アピール フィリピン台風被災地 米軍「支え合い作戦」大展開 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
# 冒頭の画像は、フィリピン・レイテ州タクロバンで救援活動をする米軍のオスプレイ
この花の名前は、クサノオウ
↓よろしかったら、お願いします。
ところが、この中国の姿勢を、世界が非難し始めているのだそうです。
中国は、あわてて世評の払拭に乗り出している様ですが、一度ひろまった評価の挽回は難しい様です。南シナ海、東シナ海での中国の悪行の正体が、解りやすいかたちで世界に浸透したことと思われます。
比台風への人道支援 中国の冷淡ぶり 欧米が批判 (11/20 産経)
■国内世論考慮? 当初は1000万円
【北京=川越一】中国が、台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンへの人道支援への対応に苦慮している。欧米メディアは当初示した支援額が10万ドル(約1千万円)、中国赤十字分を合わせても20万ドルだと批判。中国政府は19日までに約160万ドル分の救援物資の支援を発表したが、時機を逸した感は否めない。中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は「マニラに冷たい態度を取れば、中国は多大な損害を被る」と国際的なイメージ低下を危惧している。
中国政府の支援額は追加分を含めても、日米両国どころか、270万ドルをチャリティー基金から供出したスウェーデン家具大手イケア、250万ドルを寄付した清涼飲料メーカー、コカ・コーラグループといった民間支援にも及ばない。米誌タイムなど欧米メディアは世界第2位の経済大国が示した支援額を「取るに足らない」と非難した。香港や海外の専門家は南シナ海でのフィリピンとの領有権争いなど関係悪化が消極姿勢の背景にあると指摘している。
一方、中国外交学院の外交問題専門家が米紙ニューヨーク・タイムズに語ったところでは、中国政府は、国内の「反フィリピン感情」を考慮した可能性がある。中国のポータルサイト「騰訊網」のアンケートでは、約84%の回答者がフィリピンへの援助に反対。香港フェニックステレビのオンライン調査でも、6万件の回答の95%が反対した。中国版ツイッター「微博」には「一銭も与えるな」との意見も出ている。
中国外務省の報道官は連日、定例記者会見で領有権争いの影響を否定し、「中国国民は深い同情とお見舞いの意を表する」「できる限りの人道支援を行う」とし、「ネット世論」は少数意見だと強調。緊急医療チームの派遣体制も整え、フィリピン側の許可を待っているとしている。中国が今後の支援を急いでも、日米などとの差を埋めるのは容易ではない。香港の政治科学専門家はロイター通信に「中国指導部は寛大さを見せる機会を逃した」とコメントした。
■国内世論考慮? 当初は1000万円
【北京=川越一】中国が、台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンへの人道支援への対応に苦慮している。欧米メディアは当初示した支援額が10万ドル(約1千万円)、中国赤十字分を合わせても20万ドルだと批判。中国政府は19日までに約160万ドル分の救援物資の支援を発表したが、時機を逸した感は否めない。中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は「マニラに冷たい態度を取れば、中国は多大な損害を被る」と国際的なイメージ低下を危惧している。
中国政府の支援額は追加分を含めても、日米両国どころか、270万ドルをチャリティー基金から供出したスウェーデン家具大手イケア、250万ドルを寄付した清涼飲料メーカー、コカ・コーラグループといった民間支援にも及ばない。米誌タイムなど欧米メディアは世界第2位の経済大国が示した支援額を「取るに足らない」と非難した。香港や海外の専門家は南シナ海でのフィリピンとの領有権争いなど関係悪化が消極姿勢の背景にあると指摘している。
一方、中国外交学院の外交問題専門家が米紙ニューヨーク・タイムズに語ったところでは、中国政府は、国内の「反フィリピン感情」を考慮した可能性がある。中国のポータルサイト「騰訊網」のアンケートでは、約84%の回答者がフィリピンへの援助に反対。香港フェニックステレビのオンライン調査でも、6万件の回答の95%が反対した。中国版ツイッター「微博」には「一銭も与えるな」との意見も出ている。
中国外務省の報道官は連日、定例記者会見で領有権争いの影響を否定し、「中国国民は深い同情とお見舞いの意を表する」「できる限りの人道支援を行う」とし、「ネット世論」は少数意見だと強調。緊急医療チームの派遣体制も整え、フィリピン側の許可を待っているとしている。中国が今後の支援を急いでも、日米などとの差を埋めるのは容易ではない。香港の政治科学専門家はロイター通信に「中国指導部は寛大さを見せる機会を逃した」とコメントした。
中国国内のネット世論が圧倒的に支援反対で、こうした「反フィリピン感情」を考慮したことは当初から言われていましたが、外務省はここへきて、ネット世論は少数意見だと強言しているのでそうです。
こんな笑ってしまう茶番が、ますます中国の評価を落すことになっているでしょう。
記事で指摘されている専門家のコメントの「中国指導部は寛大さを見せる機会を逃した」どころではなく、「中国が狭小で悪意に満ちた国策を実行する国であることが、この機会に広く知れ渡った」と言えます。
余談ですが、イケアやコカ・コーラは凄いですね。日本のグローバル企業はどうなのでしょう。
米軍と自衛隊との協働を見せつけて、アジアでの日米の力の必要性を知らしめることが出来ればいいですね。
中国尻目に「頼れる米国」アピール フィリピン台風被災地 米軍「支え合い作戦」大展開 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
# 冒頭の画像は、フィリピン・レイテ州タクロバンで救援活動をする米軍のオスプレイ
この花の名前は、クサノオウ
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対する対日感情は、移民・観光政策、サブカルを通して、良好にある事を思えば、ソフトターゲットのフィリピンと比べて、より難易度が高い国家間関係にあるのでしょう。尖閣諸島では、日本が積極的に打って出る事は、橋下発言のように格好のカウンターのターゲットとされる愚行だと思います。中国が侵略者としての本性を、世に憚り無く露わにした時に、日本は動くべきでしょう。
>イケアやコカ・コーラは凄い
企業の貢献は素晴らしいですね。最近、ユニクロ、ソフトバンクであったり、日本の企業、特に製造業から観た主流派ではない、企業が活躍していますが、その行動力の理由は、アメリカの友好国間の市場といったレッドオーシャンではなく、アジア市場を開拓しているからだと思います。そうした、ニッチな戦略が良いとは思えませんが、本流としてのグローバルな企業パワーの面目躍如だと思います。対中関係で憎悪を増すよりも、スイッチオフを試みる事も大事だと思います。
温暖化によって災害が増える事を踏まえれば、基金を設立して、被害国はイメージや国際貢献の度合いに応じて、救済措置が決まるというシステムがあっても良いと思います。最も、先進国は自力での再建と防災が出来る能力をつける事は、暗黙の合意下にあると思いますが。