今更ではありますが、もうすぐ政権を盗って1年になろうとする民主党ですが、いまだに論戦の枕言葉（茂木氏の表現ですが言い得て妙なので使わせていただいてます。）や、窮した時の逃げ口上に自民党・公明党批判を繰り返していて、自党の十分に練った政策はないことは多くの方々が看破されていることですが、菅、仙石、枝野体制（以後、菅仙枝＝感染死ではありません）に表紙を替えてもその体質は変わらないようです。
というか、むしろ悪化した感すらあります。
財源があるといっていた衆議院選の民主党の「バラ撒きマニフェスト」の正体が露呈し、参院選では総括も、投票者を騙したお詫びもなく、党内での議論も小鳩退陣があっただけで表に見える議論もなく（裏で仙石氏あたりがコソコソなにかやっている？）勝手に変更しています。
そこで、財政再建・健全化が、10ヶ月の民主党政権の評価には大きな足かせとなるわけで、自民党が消費税の具体的な数値を示し、国民の関心の高い福祉の充実にあてると掲げました。
支持率Ｖ字回復で、奢りの体質が復活して、国会審議を犠牲にして選挙日程を厳守した菅仙枝体制は、財政再建を選挙でも唱えざるをえなくなり、自民党の政策に抱きつくことで、争点化を回避しようとしました。党内での十分な審議や意見統一はなしで、菅仙枝中心の裏でコソコソ決めた話です。
おまけに、菅氏の話は日替わりに近いブレ様で、鳩山氏の朝令暮改と同じです。ぶらさがりの回数、時間を減らしたことからすると、鳩山氏以上の確率かも...。
そのブレる根拠は、党内で十分に議論して党の政策として具体的な詰めがなく、自分やせいぜい身近での思いつきだからとは、遊爺だけでなく、マスコミの解説の先生がたにも、急速に増えてきた見解ですね。
官房長官といえば、政府の広報窓口ですからメディアにそのコメントが日々載るはずですが、新聞、テレビは勿論、ネットで検索しても稀にしかヒットしない低露出ぶりは、異常ですが、その分枝野氏が何処にでも出てきています。（菅氏は、１：８でつるし上げになるので嫌と、総理・総裁にあるまじき発言で、討論を逃げています）
その枝野氏も、細かな政策をポンポン発言していますが、党内でどこまで議論し、党の政策として練り上げたものかは不明です。つまり、選挙が済んだら衆議院選マニフェストのように、いやそれ以上に忘れ去られるか反故にされる。
直近例＝「枝野幹事長、所得税の最高税率引き上げ検討」：イザ！
小泉さんは、3年は辛抱といいつつも、そろそろ反攻開始か、民主党の責任転嫁体質を指摘し始めましたね。
「民主は自民のせいにできなくなる」と小泉節(読売新聞) - goo ニュース
党首討論を逃げ切れなかった菅氏は、得意の野党論法作戦での党首討論。攻撃は最大の防御といいますが、戦況不利だった麻生氏も同じ戦術を使っていましたね。
読売、朝日が選挙特集で続けていた世論調査で、朝日の最終調査では、内閣支持率が、３９％まで下落し、不支持が40％となり支持より不支持が上回ったのだそうですね。選挙当日には、鳩山政権末期かそれ以下になるペースでの下落ぶりです。
asahi.com（朝日新聞社）：内閣支持率下落３９％、不支持４０％ 朝日新聞世論調査
参院選で、民主党へ投票するのは、30％にまで落ちてきていますが、参院選での民主党過半数嫌遠の風は弱まる気配はなく、どこまで吹くのでしょうか。
今朝（7/4）の「時事放談」は、去日(7/3)小沢氏批判でニュースにもなっていましたが、ムーミンパパは、衆参ねじれでの政策連合が健全な民主主義になると、民主党の数に奢った独裁・専制政権運用ぶりをけん制していました。
菅仙枝体制の密室政治ぶりや、思いつき・独断での政策発言は、小沢独裁体制の民主党体質と変わりはありません。
せっかく露呈し広く知られ始めていた民主党の正体が、表紙を張り替えてその正体がばれないうちにと、国会をおろそかにし、一日を争って突入した選挙戦ですが、多くの民主党に騙されていたかたがたが、政局優先の民主党も、最低の党内抗争に明け暮れる政策集団の政党の体をなさない正体に、再び気付きはじめてきているのは、日本国もまだまだ捨てたものではないと言う気にさせてくれます。
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