新型コロナウイルスの地球規模の大感染について中国政府の責任を追及し、損害賠償を求める動きが欧州でも広がっている話題についてはとりあげさせていただいていましたが、中国の全人代での「国家安全法」可決に伴い、英国は脱中国依存への方針転換を示した様です。 . . . 本文を読む
武漢・華南海鮮市場が感染源とみられていた新型コロナウイルス。未だ呼称は定まっていませんが、「武漢肺炎」という言葉を使われる方が散見される様になっていますね。福島香織さんもそのうちのおひとり。
日本は、中国に次ぐ感染者数が発生している国となり、ミクロネシア連邦、太平洋島嶼国では、渡航制限の対象国に日本も含まれることになったのだそうですね。
世界に拡散し、経済での大きな影響が懸念されていますが、ここでは、福島さんが取り上げられている、習近平への「中国版グラスノスチ(情報公開)」の勧めの話に注目してみました。 . . . 本文を読む
31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)に英国がEUから離脱しましたね。
年越しの時の様な光景が報道されていましたが、英国内の離脱派と残留派との分断の溝は埋まっていない様子。
EU内で独に続く経済大国の英国の離脱で、独のためのEUと言われつつあるEUは、ますますその傾向が強まるのか。米国とは一線を画す独仏との間で絆を保った英国の離脱は、中露が覇権拡大を進めるなか、戦後秩序の変動にどのような影響を及ぼすのか。
歴史的な時代の流れの転換を迎える様相ですね。 . . . 本文を読む
ブレグジットへの道は、政局が優先なのか、混迷を深めるばかりですね。議員内閣制で自由主義をリードしてきた雄国の面影はすっかり姿を消しています。
と言うか、どうしたいのか、よくわかりません。
二大政党が政策を競い合う議会。しかし、かつては中道左派と中道右派の政党だった労働党と保守党は、過去4年間の3度の選挙で、着実にお互いの距離を広げていったと、二大政党の中道からの乖離・対立が混乱を招いていると指摘するのは、英エコノミスト誌。
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ロシアの東シベリアから中国に天然ガスを輸出する両国間で初のガス・パイプライン「シベリアの力」がこのほど稼働したのだそうです。
ロシアが同年 3月、ウクライナ南部クリミア半島を併合し、米欧に経済制裁を科されたことから、交渉を加速したのだそうです。
欧州での需要は減ってはいないのですが、エネルギー安全保障や価格の観点からガス調達を多角化することでロシアからの購入は減少していることは諸兄がご承知の通りです。
国共内戦では中国共産党を支援したロシア。中共の国の産みの親だったのですが、経済面ではいまや中国に頼らざるをえない弟分に転落したロシア。
契約では不利な立場となり、採算が懸念されるのだそうです。
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英国のEU離脱については、一進一退なのか、堂々めぐりなのか、英国内の政局争いが混沌とするなか、先行きは観えたような気配が出ては消えの状況でよくわかりません。
しかし、合意無き離脱になるのか、一定の合意がなされるのかは別として離脱の方向に進んでいる形勢には変わりない様子。
離脱した後の英国は、どんな方向へ進むのか。
日米との自由貿易協定(FTA)締結や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加入も真剣な検討課題となりうるし、中東、アフリカ、インド洋地域の重要性が増している中で、英国がヨーロッパ外の世界により大きな関心と資源を振り向けることは、「自由で開かれたインド太平洋構想」を掲げる日本にとっても好ましいことだと、京都大学大学院中西教授。 . . . 本文を読む