町民大清掃

「ゴミのない美しい佐々町づくり」をスローガンに、今年も年に１度の町民大清掃が町内全域できょう実施されました。
私たちの西町町内会も、毎月行っている町内会清掃に引き続き、大清掃を実施しました。

午前７時、定例の町内会清掃の始まりです。１班から11班まで各班のみなさんに声をかけながら巡回します。ここで、さまざまな苦情・要望・ご意見等をうかがいます。
今朝も、いくつかお話をいただきました。そんな中、ある班のゴミステーションにゴミの分別が適正になされていないため収集されず、そのままにしてあったゴミ３袋を３人の方が分別し直しておられところに出くわしました。

みなさんが、いいところに来たというようなふうで一斉に私を見られます。１人の方が、うがい薬でおなじみのイソジンが７分くらい入っている容器と薬袋を差し出されました。薬袋には氏名が明記されています。
ひとしきりみなさんのお話を伺い、そのイソジンと薬袋を持ち、氏名の明記されている方のお宅を訪れました。

町内会長をやっていると、いろんな方のいろんな声を伺います。中には、ご近所の評判が芳【かんば】しくない方もいらっしゃいます。そのような方とこそ、日頃からコミュニケーションをとるように心がけています。好ましい関係を築いておくことで何かあった際に、いたずらに相手を刺激せず、こちらの話を聞いていただけるのです。
この朝も、率直に事情を話しすると、すぐに分かっていただきました。

さて、町内会清掃が一通り済んだ８時半、この日、町民大清掃に参加される方全員に集会所前にお集まりいただきました。この日の作業については事前に回覧・班長会・有線放送等で大まかなところはご案内していますが、あらためて、作業箇所、内容、手順、注意点を副会長に説明してもらい、その後、一斉に作業に取り掛かりました。

町民大清掃に関して、町が意図しているのは、公園・道路・側溝・河川などに散乱している空き缶・空き瓶等の回収、ゴミボックス付近の清掃や除草です。しかし、今年、私たちはそれを超え、普通ならば役場の作業班に依頼することまで自分たちの手でやるよう計画しました。今年は、３箇所の道路に掛かる樹木の枝払いを新たに実施することにしました。
私は、町内会のことに関し、町内会でできることは、私たち町内会に住んでいる者でやろうと提案し続けています。

ダンプカー２台、刈払い機５台、その他、ノコ・ナタ・カマ・スコップ・ホウキ等を各自持参していただき、子供からご高齢者まで総勢９０人ほどのみなさんで力を合わせ町内会の環境美化に気持ちのいい汗を流しました。

この日は、心配された雨も降らず、かといって日が照るわけでもなく絶好の清掃日和でした。作業時間は２時間、ただし、ご高齢者の方々には１時間ほどで用意したジュース等冷たい飲み物をお渡しして引き上げていただきました。
この冷たい飲み物の支給は、昨年度の清掃作業中に急に思いついたもので、急きょ、女房どのとくるみさんに買いに走ってもらったのでしたが、１軒では１００本そろわなくて何軒か回らなければならなかったということで、今年度は前日にスーパーに頼んでおきました。今年度の飲料の買出し担当も女房どのとくるみさんです。

伐採した樹木の枝等の集積場所を２箇所にしていましたが、最後のダンプカーが集会所横の集積場に伐採した樹木の枝を運び込んだのが午前１０時半頃、予定通り、ほぼ２時間で、計画していた作業をすべて終わることができました。

さらに、その直後、私たちの町内会で管理している国道沿いの花壇に出向き、夏の花・ポーチュラカの苗の植え付け作業に入りました。疲れている中、大人と子供合わせ十数人の参加がありました。
前町内会長にｍｙ耕運機で土をすき起こしていただいた後、みんなで植えていきました。
国道を車で走る人たちが、みんなこちらを見ていきます。なんだか誇らしい気分になりました。

そうやって、苗の植え付けを全部修了したのがちょうど正午頃でした。
最後の最後、副会長と私の２人で集会所に戻り、道具の後片付けや、拾い集められた空き缶・空き瓶等の分別を終え、心地よい疲労感に包まれ、昼食をとるため我が家へと戻りました。

みんなの力を合わせると何でもできます。そういうことをあらためて思い知った感激の１日でした。

写真は集会所前に集積した伐採した樹木の枝です。