峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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お帰りなさい

2021年12月29日 | 家族
性分というのは、そう簡単には変わらないようだ。少なくとも私の場合。

昨日、丸々一日かけて、ようやく年賀状を仕上げることが出来た。
布団に入ったのは深夜3時半を過ぎた頃だっただろうか。滅多に使わないプリンターの不具合などもあり、閉口した。

今年こそは早目に済まそう。毎年そう思うのだが、そうはならない。

年末年始を我が家で過ごすため、昨日の午後、徳島に住む三女が帰って来た。
夕食時、シャンパンを開けて三女・くるみさんの帰省を皆で喜んだ。

頼もしい走り

2021年12月27日 | スポーツ
毎年、この時期に京都で開催されている全国高校駅伝を楽しみにしている。
今年も昨日、午前中に女子、午後から男子のレースが時折、小雪の舞う中で行われたのをテレビで視聴した。

子供たちが巣立ち、仕事の関係などでそれぞれがそれぞれの土地に根を下ろしている。
また、私たち夫婦も新たな土地で新しい暮らしを始めたことから声援を送るチームが増え、観戦する楽しみが増えた。

長崎、山口、広島、岡山、徳島、各県男女チームとも、精一杯の走りで応援に応えてくれた。

2人だけのクリスマス

2021年12月25日 | 夫婦
クリスマスイブを女房どのと2人で過ごした。もっとも今に始まったことではないのだが。

我が家の子供たち3人共が、中学を卒業するとともに親元から飛び立っていった。
それは、私が仕向けたことではあったが、子供たちにとっても、ごく自然な流れだったように思う。

それは、寂しいとか悲しいという話ではなく、親としての務めだと考えていた。

この夜、女房どのがクリスマスの日らしい夕食を用意してくれた。
キャンドルに灯を点し、シャンパンを開け、いつものようにクリスマスの夜を2人で楽しんだ。

そして、成長した子供たちが営むそれぞれの家庭では、私たち夫婦の子供たちが親元を飛び立つ前に行っていたように、楽しいクリスマス会が開かれただろう。

財産

2021年12月24日 | 私塾
昨夜、晩酌をしているところに電話がかかってきた。かつての教え子のK君からのものだった。

K君は、現在、東京在住で奥さんと子供2人と一緒に暮らしている。
年末、帰省する予定で、実家のお母さんとそのことでやりとりしていて、私の話になったと言う。

佐々時代、彼が社会人になって後、帰省した際、2人で飲みに出かけたことがあった。彼が結婚する前だったから、もう10年前近くになるだろうか。

いくつになったか尋ねると40歳になるという。現在の彼のこと、私のことをしばらく語り合ったが、あの時と比べ、互いの環境がすっかり変わり、話す内容も全く異なった。

コロナ禍で上京する機会を失っているが、その折には湾岸エリアのタワーマンションに泊めてもらうのを約束して受話器を置いた。

お笑い

2021年12月21日 | 暮らし
私たち夫婦を始め、我が家の子供たち含めてみんなが「お笑い」好きだ。
顔を合わせると、それぞれがその時の一押しの芸人を挙げ、その笑いについて語り合ったりするほどだ。
次女の娘の5歳になる糸葉さんは一時、お笑い芸人になると言っていたほど。今でも、「ズコッ」とこけ、フリにはボケてくれ、一発芸で笑わせてくれたりもする。

そんな私たちが毎年、楽しみにしているのが漫才の日本一を決める「M-1グランプリ」。その決勝の様子をテレビで視聴した。

ここ数年、M-1では「霜降り明星」「ミルクボーイ」「かまいたち」「ぺこぱ」「おいでやすこが」「マヂカルラブリー」と今、茶の間(ほとんど死語か)を沸かせているコンビが決勝の舞台で光を放っていた。

今年の決勝に残った10組、正直、いずれもが平凡に思えた。あの「ミルクボーイ」や「おいでやすこが」が出て来た時のインパクトを感じることはなかった。

第1ラウンドを経て、最終決戦に臨んだコンビは「インディアンス」「錦鯉」「オズワルド」の3組。
結果、優勝は審査員7名中、5名から支持された「錦鯉」だった。

しゃべくりの上手さ・達者さからすれば、「インディアンス」か「オズワルド」だったと思うが、頭一つ抜けるには今一だったように私にも思えた。

「錦鯉」の長谷川雅紀さんは50歳で相方の渡辺隆さんは43歳、歴代優勝者の中で最年長となる。

各分野で、若くして成功を収める人がいる。一方で、年を重ねてから頭角を現す人もいる。

栄冠に輝いた瞬間、長谷川さんは、人目をはばからずに大粒の涙で顔中を濡らしたが、それを見ていたこちらも、じいんとくるものがあった。
また、彼らの苦労を知っているのだろう、審査員の塙さんと冨澤さんがもらい泣きしていた。

最終決戦に臨んだ3組に「お笑い」そのものの差がそれほどなかったとするならば、そんなところが審査員に「錦鯉」と書かれたボタンを押させる決め手となったのかもしれない。
そしてそれは、「お笑い」の大事な要素の1つなのかもしれない。

ボクシングを魅せろ

2021年12月19日 | スポーツ
プロボクサーで日本人初の世界タイトル3階級制覇を成し遂げた亀田興毅さんが会長を務める「3150ファイトクラブ」主催の第1回目のボクシング興行がAbemaTVで全試合生中継され、視聴した。

世界タイトル戦を除き、ボクシングをテレビで観る機会がなくなって久しい。かつて毎週レギュラー放送されていた「三菱ダイヤモンドグローブ」が懐かしい。

「三菱」と言えば、同じく毎週レギュラー放送されていた「三菱ダイヤモンド・アワー」を思い出す。こちらはプロレス中継だった。
当時の「三菱」の首脳陣のみなさんは、よほどの格闘技好きだったか。
試合の合間に三菱の電気掃除機がリングに登場し、マットを掃除するデモンストレーションはプロレスファンにはお馴染みの光景だった。

メインイベントのベルトが懸かった試合では両選手に花束贈呈が行われたが、ヒールの選手がその花束でベビー・フェイスに殴りかかるのがお約束だった。
プロレスには、このようなお約束事がいくつかあり、それは一種の様式美としてプロレスをプロレスたらしめる要因となっているように思う。

その「お約束」といい、華やかなリングコスチュームといい、リングに上がった選手が紹介される「リングコール」時における決めポーズといい、それは、まさしく歌舞伎の世界観に通じる。

プロレスはボクシングと異なり、日本で独自に進化、多様化し、一つの文化として根付き、花開いた。
地域おこしに一役買っている団体もあるほど、ローカルプロレス団体が日本全国に存在する。

AbemaTVでは現在「ノア」と「DDT」という2つの団体のプロレスが生中継で配信されている。
一方、地上波では「新日本プロレス」がテレビ朝日系列で毎週レギュラー放送されている。
個性豊かな逸材が綺羅星のごとく集う「新日」のプロレスは別格だ。

プロレスのように地上波のレギュラー放送はないものの、「キックボクシング」や「総合格闘技」が様々な展開を見せ、進化を遂げていく中、ボクシング界は、その魅力をどのようにアピールしていくのか。

その点で今回の「3150ファイトVol.1」の挑戦を楽しみにしていた。
3選手がデビュー戦を飾った4回戦は新鮮だった。
また、元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮選手の現役復帰戦も興味深かったが、さすがのファイトで今後に楽しみをつないだ。
さらに、アマ五冠で日本ヘビー級のホープ・但馬ミツヒロ選手のエキシビションマッチも同様で、但馬選手のプロデビューが待たれる内容だった。

この度の興行について、既存のジムやプロモーターからは、ややもすると反発を買うようなことがあるかもしれない。
しかし、ボクシング界全体のこれからのことを考えれば、何かを変えていく必要はあるはずだ。

一ボクシングファンとして、これまでのプロボクシング興業の常識を超えた今回の「3150ファイトクラブ」の新たな取り組みを私は支持したい。

あなたのおかげで私がある

2021年12月15日 | 夫婦
岡山に移って来て住んでいる家屋は、直前まで住んでおられたご夫婦がリフォームされて間もない状態だったので、そのままで何の不都合もなかった。

ただ、常日頃から、毎日、三度々々の食事を用意してくれる女房どのの大変さを感じている私は、台所だけは、出来る限り良い環境を用意してやらなければと考えていた。
実際、移住する前の住居の台所は近年、システムキッチンを入れ替えたばかりのところだった。

移り住んだ家の台所は、使いやすくまとまっているものの、十分な広さがなかった。また、南に面した部屋に隣接し、窓は東側の土間に向いて設けられているだけで、昼間でも灯りが必要だった。

そこで、昨年のことになるが、リビングとダイニングを含めての大幅なリフォームを決行することにした。
システムキッチンを一新し、素晴らしい景色の広がる南向きに設置した。女房どのが一番長く居るキッチンを中心としてダイニングとリビングを一体的に使えるよう間取りしたのだった。

毎日の朝食・昼食・夕食の献立を考えることから始まり、買い物、そして料理、さらには洗濯に掃除と女房どのは今日も私たち夫婦の暮らしの土台を支えてくれている。

ビバ ボクシング

2021年12月04日 | 佐々町町内会連合会長
土曜日、エディオンアリーナ大坂で開催されたキックボクシング「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」を、午後1時から夜の10時近くまでたっぷりとテレビ観戦しました。

将棋と格闘技、共にAbemaTVがフルで放送してくれるのでファンとしては有り難い限りです。
放送の合間に入浴を済ませ、夕方からは晩酌しながらの視聴です。格闘技ファンとしては、なんとも贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

先の東京オリンピックで入江聖菜選手がボクシング競技・女子フェザー級で金メダルを獲得したのは歴史的快挙でした。
それに関して「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って。こんな競技、好きな人がいるんだ」とテレビでコメントした方がおられました。

嫁入り前であろうが、なかろうが、女性であろうが、なかろうが「こんな競技」好きな人いるんです。
私も、その1人です。学生時代、ボクシング部に所属していました。今なお、ボクシングが大好きです。

この日のK-1でも2組の女子選手の試合が行われました。
ボクシング、キックボクシング、総合格闘技など、「顔を殴り合う」スポーツも色々あります。そして、野球やゴルフや卓球などの競技と同様に「顔を殴り合う」競技にも女子選手は大勢います。

入江選手は、先月28日、東京オリンピック後、初めて出場したボクシング・全日本選手権の女子フェザー級で優勝しました。それも、決勝戦・1回RSC(referee stop contest)という圧巻の勝利でした。

きっと、入江選手の背中を追っかけて、オリンピックでの金メダルを夢見る少女たちが出てくることでしょう。

勝利の秘訣

2021年12月03日 | 将棋
昨日、行われた将棋・順位戦B級1組9回戦、藤井聡太竜王対近藤誠也七段の一戦は藤井竜王の勝利で終わりました。
長い勝負の決着がついたのは、日付が変わった深夜0時過ぎでした。

AIの評価値では近藤七段が序盤からリード、森内九段他の解説陣の見解も同様でした。
その後、AIの評価値は次第に広がり、夜に入ると近藤七段70%:藤井竜王30%前後に。
ところが、午後11時頃に指した近藤七段の一手で流れが変わりました。

近藤七段の一手により評価値は互角に。
その局面をチャンスと捉えた藤井竜王が見事な手順で一気に形勢を逆転してしまいました。

藤井竜王の必勝パターンは、序盤のリードをじわりじわり広げてそのまま勝ち切るというものです。滅多なことでは逆転を許しません。

だが、この日の近藤七段のように往々にして終盤に逆転を許す棋士は少なくありません。
さらに、そこから二転三転ということも割とあることです。たとえ、それがトップ棋士であってもです。
最終盤、90:10が10:90になり、投了に追い込まれる将棋をしばしば目にします。

才能に恵まれた上で、豊富な研究量に裏打ちされた深い読みと確かな形勢判断、さらには感情をコントロールする力が、藤井竜王の快進撃の原動力でしょうか。

因縁の対決

2021年12月02日 | 将棋
きょうは、午前10時から藤井聡太竜王が近藤誠也七段を相手に順位戦を戦っています。

藤井竜王が属するB級1組は、ここまで佐々木勇気七段が7戦全勝と首位を独走、藤井竜王が7勝1敗と単独2位につけています。

順位戦B級1組は、全12戦の総当たり戦で、成績上位者2名がA級への昇級となります。

順位戦は持ち時間が各々6時間です。昼食・夕食の休憩時間もありますから、展開が一方的にならない限り、日付をまたぐような長い勝負になります。

午後3時現在で、AIの評価値は近藤七段58%に対し藤井竜王42%です。
ただし、まだ駒がぶつかっていない段階ですので、勝負の行方はまだまだです。

藤井竜王にとって近藤七段は、C級1組の時に唯一黒星を付けられた相手です。それにより、藤井竜王は連続昇級を逃してしまいました。
そんな因縁のある相手を前に、藤井竜王の胸に去来するものは‥。

先が長いので、ちょっと庭仕事をしてきます。