峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

選ばれし者の戦いを見た

2006年01月31日 | 将棋
渡辺竜王の「渡辺明ブログ」に、日曜日に放映されたNHK杯戦・深浦八段対渡辺竜王戦の解説が記されてあります。何せ、竜王ご自身の対局の解説です。真情が吐露されてあるようで興味深いものです。
もっとも、深浦八段も応援掲示板に折々、率直なお気持ちを述べてくださいます。今回のA級復帰についても、しっかりと決意を述べてくださいました(峰野宅)。ご覧になられましたよね。

いずれにせよ、厳しい勝負の世界に生きる人たちの生の声に触れられる喜びを思います。
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生まれてきたのだから果たす役割はある

2006年01月30日 | 絵本の読み聞かせ
午後1時40分から2時まで口石小学校で「読み聞かせ」を楽しんできました。先週の佐々小学校の朝の「読み聞かせ」はずいぶんと寒かったけれど。きょうはポカポカ陽気でした。

この春から、絵本の「読み聞かせ」活動をしばらく減らそうと考えています。
ここ数年、地域社会で応分の役割を果たすべく、請【こ】われるままに、いろいろとやってきました。しかし、ここにきて「応分」を超えてしまった感を強めています。
こんな小さな私ゆえに、もし、私が今、本当に求められていることがあるとするならば、そこに力を注がなければならないだろうと考えました。

今年度は、図書館・口石小学校・佐々小学校・清峰高校で「読み聞かせ」を楽しんできました。特に清峰高校へは毎週1回2時間出かけていました。大変、有意義な交流だったと思っています。

昨年末、清峰の図書部顧問とお会いした際、前述したようなことを話し、ご理解をいただきました。清峰図書部へは私の代わりに仲間に行ってもらうことにしました。
図書部員にも話をしました。「どうしても私に来てほしいというなら考え直すよ」と冗談を言うと、彼女らも「どうしても、来てほしい」と笑顔で切り返してくれました。
1年生部員3人が熱意を持って絵本の「読み聞かせ」に取り組んでいます。その輪が広がるといいなと思っています。
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酔っ払いの戯言【たわごと】など

2006年01月29日 | 明るい選挙推進委員
ブログ、まるまる1週間空けてしまいました。申し訳ありません。

来週の日曜日、長崎県知事選挙が行われます。それに先立ち今日「佐々町明るい選挙推進協議会」では「投票は子供の未来託す夢」と記したポケットティッシュ・花の種子・綿棒を各委員が手分けして繁華街・団地で配りました。

明るい選挙推進協議会」とは、早い話が「投票に行きましょう」と有権者に働きかける活動をしている極めておせっかいで、「啓発」などという言葉を使う傲慢【ごうまん】なボランティア組織で全国の町や市に設置されています。
その明るい選挙推進協議会委員として、私は3,4年その任に当たってきましたが、当初からこの活動に疑問を持っていました。

きょうは午前9時に役場に集合しました。先ず佐々町明るい選挙推進協議会会長、選管委員長の挨拶です。その後、会長がきょうの活動の内容諸々を説明され、さぁ~出かけましょうという段になり、会長が私の元に近付いて来られました。

会長とは先日、ある酒席でご一緒したばかりでした。会長は酒を飲まれません。お開きの後、会長の運転する車で拙宅【せったく】まで送っていただいたのでした。

私の側で立ち止まられた会長は「言うてくれると思っとたとに」と私の耳元でささやかれました。
「ん?」
この日、委員からの発言がありませんでした。それで、私に何らかの発言をしてほしかったという意味なのだろう。私は、とっさにそう思いました。
ところが、手探りで話を進めているうち会長の言われた言葉の真意が分かり、冷や汗をかくこととなりました。

先の酒席で、常々思っていた明るい選挙推進協議会の活動についての批判を会長に話し、どうやら会長に共感をいただいていたようなのです。そこで、会長は、みなさんの前で話してほしかったということだったのです。
しかし、私は、酒席でそのことについて話したのをまったく覚えていませんでした。

そういえば、車で送っていただいた際「きょうは、いい話を聞かせていただきました」と言われたのを覚えています。私は、それを他の話についてだとその時思ってしまっていたのでした。

帰って来て女房どのにこのことを話すと、飲まない人はよく覚えているものなのだとたしなめられました。
女房どのは、一滴も酒を飲みません。「ヤバイ!」
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大きくなろうね

2006年01月22日 | 中学生
年賀ハガキといえば、今年、くるみさんのところにくる年賀状の多さが目立ちました。30枚ほどあったでしょうか。
もっとも、2人のお姉ちゃんたちの頃には校内年賀状というのがあって、学校の友だち同士はそれで済んでいたのでしょう。

くるみさんは毎朝、クラスの友だち全員に「おはよう」と声をかけることを自らに課しているそうです。女房どのの話では「くるみちゃんがいるから学校に来れる」と言う子がいるといいます。

くるみさんに届いた賀状の中に、彼女が3ヶ月弱通った佐賀清和中学時代のクラスメート2人からのものがありました。くるみさんが佐賀清和中学を去った後、2人辞めたそうです。
「3人もいなくなっちゃってさびしいけど元気だよ。くるみちゃんにまた会いたいナ」とありました。

きょうもくるみさんと話したのですが、くるみさんは貴重な経験を経て、人間として大事なものを身につけることができたように思います。
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未成熟な私たち この国の大人

2006年01月21日 | 暮らし
きょう、お年玉年賀ハガキの当たりの賞品を受け取りました。すべて切手です。例年、確か切手以上の物は当たったことがありません。それで十分です。私たち親子は、それで十分楽しめます。

ただ今、疑惑の渦中にあるお二人は、共に自家用ジェット機をお持ちだとか聞きます。
私は資本主義自由社会を決して悪いシステムだとは思いません。金銭的に豊かになることに最高の価値を置く人がいて、彼が経済的に成功するのを悪いことだとも思いませんし、うらやましくも思いません。
が、個人でジェット機を持つことはないだろうと思います。それほど儲【もう】けることはないだろうと思います。
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大人って一体なんだろう

2006年01月20日 | 中学生
新年を迎えたばかりの1月9日、3学期の始業式の朝、私がかつて通った中学校の2年生の男の子が自ら命を絶ちました。

それにしても彼が死を選ぶ他ないと考えるに至った理由は、いったいなんだったのでしょう。
耐震偽装問題でヒューザーの小嶋社長との関係が取り沙汰されている自民党代議士・伊藤公介元国土庁長官の「分からなかった」「知らなかった」と、あまりにも無責任な態度に終始一貫する記者会見の様子をテレビで見ていて、改めて少年の死を思いました。

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彼らは決して新しい人ではない

2006年01月18日 | 暮らし
ライブドア・堀江貴文社長宅への東京地検の家宅捜索、ヒューザー・小嶋進社長の証人喚問のその後がテレビで大きく取り上げられています。
もっとも、テレビというメディア、もっと言えば私たちの国のジャーナリズムそのものが信用に足る存在かどうか私は、はなはだ懐疑【かいぎ】的です。
その理由を1つだけ記せば、消費者金融をテレビ番組のスポンサーにしている点です。
もちろん、私たちのこの国は資本主義自由社会ですから、法律に触れなければ何をしてもOKです。
しかし、それは本当でしょうか。自由な社会というのは、法律に触れなければ本当に何をやってもいいのでしょうか。
「法に触れなければ何をやってもいい」まさに、これこそがライブドア・堀江貴文社長の考え方そのもののようでした。ただ、彼は古い経営者にどんなにたたかれようとも、ネクタイをせずに通しました。私は、そこに反骨の精神を感じていました。が、時と場所と場合をわきまえない、ただの礼儀知らずだったのかもしれません。

彼は一見、新しい人のように見えました。しかし、根っからの古い人間です。お金を最高の価値観とする古い古い人間でした。彼は、あろうことか人の心までも金で買えると公言してはばかりませんでした。

お金に最高の価値を置いて、いったい人は幸せになれるのでしょうか。もう、この結論は出ています。
だが、今もテレビは株式の売買をする中学生を新しい人のように取り上げます。マスコミが時代の寵児【ちょうじ】ともてはやした堀江社長の影響を多くの若者が受けています。
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これが私たちの創り上げた社会なのだ

2006年01月17日 | 暮らし
今朝の新聞の1面、株を買ったり売ったりするだけで大金を手に入れ、金に物を言わせ他人の会社をのっとったりしてお金持ちになったと言われるライブドアの堀江貴文社長の自宅及び会社が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたと大きく報じています。

午後1時半過ぎ、今度はテレビです。大人の女性と話すことができなかったと伝えられている連続幼女殺害事件の宮崎勤被告に対し、最高裁が上告を棄却する判決を言い渡したと伝えました。事実上、死刑確定です。

続いて午後2時過ぎ、テレビは、でたらめなマンションを売りまくり大金持ちになった、ヒューザーの小嶋進社長が衆院国土交通委員会の証人喚問に応じるため、同委員会に入っていく姿を映し出していました。

堀江社長は先の衆院選挙に立候補した際、自民党の竹部幹事長や竹中総務大臣の応援を受けています。そこには、政敵を追い落とすための小泉首相の意向があったに違いありません。
また、耐震偽装問題に関しては、伊藤公介衆議院議員が小嶋社長から多額の政治献金を受け取っていました。きょうの証人喚問では新たに安部官房長官の名前が挙がっています。
古くはロッキード事件、リクルート事件と黒い金が動くところには必ず政治家がいます。

連続幼女殺害事件、1988年から翌年にかけて東京や埼玉で4歳から7歳までの幼い女の子4人が誘拐され殺されるという痛ましい事件が発生しました。
あれから17年、子供が狙われる事件が繰り返し起こるたび、教育委員会・学校・PTA・青少年健全育成会等などによって、いろいろな対策が語られ、さまざまなことが講じられてきました。
そして、痛ましい事件は続発しています。

やっぱり、これまでの価値観や思想ではいけないんじゃないかと私は思います。
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親子っていいな

2006年01月16日 | 父親と子
昨日、有紀さんの通う橘香館は入試が行われました。それで有紀さんはきょうまで帰省していました。
昼食、何にしようかと冷蔵庫をのぞくとウドン玉が2つ入っています。昨夜のすき焼きが残っていたので、味を調え直し、ウドン玉を加えて2人で食べました。
午後は有紀さんは勉強、私は県知事選挙に関する事務処理と放置自転車の処理を頼みに役場へ出かけたりして過ごしました。
夕方、珍しく早くくるみさんが帰ってきました。くるみさんは、勤務を終えた女房どのと有紀さんを大村まで送っていく予定になっています。

最近は、有紀さんとくるみさんのけんかがめっきり少なくなりました。2人で何やら話し込んだりしています。夜も2階の同じ部屋で仲良く就寝しています。

きょうは、お年玉年賀はがきの当選番号が新聞発表されている日です。教室に年賀状と新聞を持ち込み、なんだかんだおしゃべりしながら手分けして番号を調べました。

女房どのは歯医者さんに寄り、午後7時近く帰宅。それからくるみさんと共に有紀さんを送っていきました。私は塾です。大村までの往復時間がちょうど私の塾での時間と重なりました。
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とどまらない少子化をどうする

2006年01月15日 | 暮らし
一昨日、午後7時からの青少年健全育成会の会合に出かける直前、出産の無料化の導入を検討していると語る猪口少子化担当相の記者会見の様子がテレビに映し出されていました。

いわゆる団塊【だんかい】の世代が親となり子供を産んだ1970年代前半の第2次ベビーブーム以降、出生数は坂道を転がるように減少の一途をたどり、1970年代前半200万人以上あったそれが昨年の推計では106万7千人となり、ついに死亡数107万7千人が出生数を上回ることになりました。いよいよ私たちの暮らすこの国は自然に人口が減っていく時代を迎えたのです。
高齢化が進み、産まれてくる子供が少なくなれば、自然と社会の活力が失われ、年金・医療などの社会保障制度にも大きな不安が生じてくることが容易に想像できます。

晩婚化、非婚化、結婚しても赤ちゃんを産み・育てることができない現実の労働の実態、経済的な問題、将来への不安等などが出生数減の要因と考えられます。
これに対し、政府はこれまでさまざまな少子化対策を打ち出してきました。しかし、一向に歯止めがかからないどころか、政府の予想を超える速さで深刻な事態が予想されるところまできてしまった感があります。

そこで政府は、2006年度予算で出産育児一時金を30万円から35万円に増額したり、児童手当の支給対象を小学3年生から6年生まで引き上げたり、2008年度から3歳児未満の医療費の2割負担を小学校就学時までに拡大したりと対策を強化してきています。
今回の猪口少子化担当相の発言は、そんな程度では少子化に歯止めはかからないという国の舵取りを行うリーダーの危機感の表れと一定の評価が与えられてしかるべきものと考えます。

それにしても私たちの国のリーダーのでたらめを改めて思います。高度経済成長期、高齢者の医療・福祉政策は、そこまですることはないだろうと思えるほどのものでした。ところが財政が厳しくなると、平気で後退・切り捨てです。
若い夫婦や子供の方は票にならないからでしょう。これまでずいぶんとおろそかにされてきました。
今さら、出生数が減って、このままでは国家の一大事だからと少々おいしいことを言われても、それは所詮、あんたたちの都合でしょうと若者は言うに違いありません。

私たちのこれまでの価値観や思想が変わらない限り、どんな法律を作ろうと、どんな経済的な支援策を講じようと、若い夫婦が子供を産み・育てるようにはならないと思います。

それでは、どうすれば若い人が結婚をして子供を産み・育てるようになるのでしょうか。
実は簡単なことです。若い人が、夫婦という関係はいいものだと思えるような夫婦が身近にいること。
人間が生まれ、人間が育つのを間近で見られ、彼らに関われることは楽しいことであり、これ以上ない喜びであると感じている親が身近にいることです。
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