太田農水相の秘書宅は「事務所」 団体経費2346万円(朝日新聞) - goo ニュース
どう言えばいいのだろう。
呆気【あっけ】にとられたというべきか、怖いというべきか、不気味というべきか、はたまた憐【あわ】れというべきか。
閣僚の事務所費問題は先の安倍内閣を崩壊に追い込んだ。閣僚を要請されたとき、それは太田農水相の脳裏を掠【かす】めやしなかったのだろうか。いや、きっと掠めたに違いない。おそらくは、松岡元農水相の自殺も赤城元農水相のあのバンソウコウ姿の痛々しい記者会見も彼の脳裏には浮かんだことだろう。
それでも、彼は閣僚のポストに就【つ】いた。いったい何故?
記者会見の席上、彼は「まったく問題はないと思っている」と胸を張り、辞任の意思を問われると「そういう質問は理解できない」と語気を荒げた。
しかし、その一方、表情は終始硬く、時折、弱々しい小声となり言葉を濁した。
「平然と同じようなことをやり続けていたことが理解できない」とある政治アナリストがコメントしていたが、私には彼の気持ちが分かるような気がする。
例えば、良心の呵責【かしゃく】を軽々と乗り越えさせてしまうような私たちの心の在り方が問われている。
どう言えばいいのだろう。
呆気【あっけ】にとられたというべきか、怖いというべきか、不気味というべきか、はたまた憐【あわ】れというべきか。
閣僚の事務所費問題は先の安倍内閣を崩壊に追い込んだ。閣僚を要請されたとき、それは太田農水相の脳裏を掠【かす】めやしなかったのだろうか。いや、きっと掠めたに違いない。おそらくは、松岡元農水相の自殺も赤城元農水相のあのバンソウコウ姿の痛々しい記者会見も彼の脳裏には浮かんだことだろう。
それでも、彼は閣僚のポストに就【つ】いた。いったい何故?
記者会見の席上、彼は「まったく問題はないと思っている」と胸を張り、辞任の意思を問われると「そういう質問は理解できない」と語気を荒げた。
しかし、その一方、表情は終始硬く、時折、弱々しい小声となり言葉を濁した。
「平然と同じようなことをやり続けていたことが理解できない」とある政治アナリストがコメントしていたが、私には彼の気持ちが分かるような気がする。
例えば、良心の呵責【かしゃく】を軽々と乗り越えさせてしまうような私たちの心の在り方が問われている。