乙女的日記*B

永遠の乙女を目指す日記。(B面)

ビッグフィッシュ

2004-09-18 | 映画館で。
上映までまだ30分もあるなぁと思って『蠍座』のカフェで
本でも読もうと思ったら 2分前だった。ヒー。
小走りで着席。
今日も主の田中氏は 黒のトックリでダンディだ。

森に魔女に大男に幻の平和な町、サーカスに双子にお花畑
ファンタジーに欠かせないアイテムが満載。

生きるという事は、良いことばかりじゃなくて
でも 捕らえ方や方向性の付け方で
ずい分『楽』と『苦』に分かれて行くものだなと思っているのだが
まさに そうなんだよなぁと思うお話だった。

『楽』の方向へ持っていくのって
勇気や優しさが固まって形成される『強さ』が
必要なんだよね。

親子って、不思議だなと思う。
その人の一部から作られて、細胞分裂を重ねて
自分になって、お世話をして貰って成長するんだけど、
相性みたいなものがあって。
もとは 同じものなはずなんだけど。
分かれた時点で 既に一人の人間同士なのだ。
成長の過程で 親の考え方とかに疑問を持ったりして
『どうしてこの考え方の人から 自分の思考が生まれたのか?』なんて
たまに思うことだってある。
面白いものだなと思う。

そう言えば、
楳図かずおも子供の頃 添い寝するお父さんから夜な夜な
怖い話や不思議な話を聞いた事に影響を多大に受けたと言う。
道徳やイイ話ばかりではなくて
そういうのいいなーと、思う。

父の話に出てきたサーカスの団長、大男、双子、詩人など
続々と葬儀場に現われた時 
感極まって泣いてしまった。

良い死に方をする為には
今を大事に生きることなのかもしれない。

先日 美輪様が 
『映画とは 他人の体験を疑似体験をすることで自分の糧にする 観る栄養。』と、
仰せられていた。
今日は 相当ファンタスティックな疑似体験ができた。

それはそうと、私は映画でよく使われるサーカスの
雰囲気・色・装飾・哀愁・人間の色々な感じとか
何とも言えず好きだなぁと、改めて思った。



                      BIG FISH

                      監督:ティム・バートン
                      出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー
                      製作:2003年、アメリカ
                      原作:ダニエル・ウォレス  





メッセージ。

2004-09-18 | Weblog
会社のビルの窓から
『あなたは正直か?』とスプレーか何かで書かれた
いたずら書きが見える。
なんとなく いつも見に行ってしまう。
そして、自問自答してしまう。

う~ん。何故そのようなメッセージを残したのだろう。
私のように自問自答している人 この周りのビルにもいたらいいな。

以前、車道の真ん中を自転車で暴走する青年を車の中から
見た事がある。
白いTシャツの背中にマジックで
『理由無き反抗』と、書かれていた。
うぉ~~~って感じなんだろうな。
なんとなく 『いいよ。いいよ。危ないけど。』って、思った。

一年に一度 誰もが白いTシャツに それぞれのメッセージを書いて
外を歩く日があったら面白いなと思う。
で、無礼講なの。
会社人とかだったら 『部長のバカヤロウ。』とか
 ~学生の頃 地下鉄大通り駅で『部長のバカヤロウ。』とか
  叫んでいるサラリーマンを二回ほど見たことがあって、(有名だった。)
  『部長=バカヤロウ』が 私の中にインプットされてしまったのだ。~

『この間貸した1.000円返して。』とか
『カツラずれてます。。』とか、普段言えないことなども。

『○○さんが スキだーッ』とか。
愛の告白の場合、背中に○×を書いてお答えするんです。
△とか書いて 小悪魔ちゃんになったりして。(バカ)

色んな幸せも生まれる一方色んな悲劇も生まれるという
実に衝撃の一日になりそうだ。
やっぱり そんな事は分からない方がいいのだろう。

ちょっと違うけど、相手の心の闇や本性が見えてしまう
手術を受けた人間を描いたコミック
『ホムルンクス1~3巻』(山本英夫)
怖いけど、気になります。