チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

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吹き替え版NHK「赤と黒」第14話

2012-01-13 23:00:57 | 韓国ドラマ「赤と黒」



第14回【DNA鑑定】

 自分の正体に気付いた会長秘書・キム室長を呼び出したシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、彼から衝撃の真実を聞かされる。20年前の出来事はすべてシン夫人が仕組んだというものだった。夫のホン会長が外で作った子供を受け入れられなかったシン夫人は、DNA鑑定を偽造してチェ・テソンという名の少年、いまのゴヌクを連れてきた。しかし本物のテソンが見つかると、自らのウソが発覚しないように、ゴヌクの両親を交通事故に見せかけ殺害したのだった。一方、ゴヌクの隠し部屋を見てしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、壁に貼られたヘシンの人々の写真は何かとゴヌクを問いただす。ゴヌクは意図的に彼らに近づいたことを認め、ヘシングループへの激しい怒りを口にする。夫ジェフンの浮気現場を目撃したホン・テラ(オ・ヨンス)は離婚を切り出し、ゴヌクとの愛を貫くことを覚悟する。ゴヌクはシン夫人とテラを同時にオフィスに呼び出し、テラと自分の関係をシン夫人に見せつける。大事なテラにまで手を出したゴヌクを見て、シン夫人はゴヌクを殺害しようと考える。シン夫人からゴヌクが20年前に追い出した少年"テソン"だと聞かされたホン会長は、ゴヌクを自宅に呼び出す・・・。

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今回は もどれない道へ また一歩踏み出す
ゴヌクとジェインです。

キム秘書から 20年前の両親の事故の真相を
聞かされたゴヌクは 新たな悲しみに苦しみます。

そうして 自宅に戻ると
あの秘密の隠し部屋が開け放たれ
ジェインが椅子に座っているのを見つけます。

しかし,両親の出来事のショックの方が大きくて
もう ジェインに自分の隠していた部分が
知られてもどうでもいい気分なのでしょう。

平然とジェインの脇を通り抜け
デスクの上の本や書類を片付け出します。

ジェインはたまらず詰問します。



「ねえ ゴヌク この部屋は何?
 それにこの人たちは…」

「ヘシンの人間だろ
 知ってるだろ。」

「ちょっとふざけないで
 なんでここにこれが貼ってあるのか聞いてるの。」

「おれもヘシンに興味があってね。」

「私が誤解してるのよね。
 今まであんたがヘシンの人たちに近づいたのは
 計画だったの?  …まさかそんなことないわよね。」

ゴヌク持ってた書類でばんと机をたたいて

「なんで…? …悪いか?」

ジェイン驚いて目を見張り…

「ゴヌク…」
「よく見ろ」

ゴヌク,ジェインの肩を抱き寄せ
壁いっぱいの写真や関係図を見渡します。
ジェインは ただ ただ 驚いてゴヌクの横顔を
見つめて…

「モネは破談。テラはきっともうすぐ離婚する。
 あとは 誰だ…? ああ…あそこにはテギュンがいた
 もう死んだけどな…」

ゴヌク ヘビのように執拗な口調で言い 最後は薄ら笑いまで
浮かべてみせます。
冷静に見ている視聴者の私ですら
気味悪く心の中に冷たいものが
すうっと入り込んでくる
感じがしました。
ジェインはどれほど衝撃的だったでしょう…

ゴヌクの手から逃れて ジェインはゴヌクに向き直ります。

「どうしたの?ヘシンにうらみでもあるみたい…」

強い口調で聞きます。ジェインは時折急に核心に迫ったり
ゴヌクのガードしてある心の中にふわっと入り込んできたりしますね。
瞳が一瞬揺らぎますが,さっとガードを張り直し
ゴヌク 答えます。

「何がいけない? お前みたいにヘシンの人間に
 やさしくすべきなのか?」

「ちょっとあんたなにいっての?
 人が死んで 家庭が崩壊したのよ。
 なのに何とも思わないの?」

ほお…ほんとに核心的な部分をついてきますね。
この台詞は ゴヌクにとってシン夫人にそのまま言いたい台詞ですね。

「悲しめってのか?…なんだお前 今からもうヘシンの嫁気取りか?
 それともテソンがきずつくのがそんなに心配か?」

この期に及んでテソンを引き合いに出してくるゴヌクに
ジェインぶち切れます。

「彼は関係ないわ!テソンじゃなくてあんたの話をしてるの!
 あんたの話よ!自分のことを話してよ!
 なんで いつもホン・テソンのことばかり気にするの?」

「どうしてかって?
 あいつのものはすべてほしい。なにもかもうばってやりたい。
 つまらぬプライドのため他人の人生を踏みにじる奴らを
 ヘシンの仮面をかぶった奴らを…今度は俺が踏みつぶしてやる。」

…そうさ プライドのために殺された父さん…母さん…
…テソンの勝手な振る舞いに 死を選ばずにはいられなかった
 ソニョン姉さん…許せない…誰がなんと言おうと ヘシンの人間たちを
 許すわけにはいかない…

こんな風に思ってるのではないかと思うゴヌクの表情と台詞です。

そんな深い事情があると知らないジェインは何とかゴヌクを
止めたいのでしょう。必死に言葉を続けます。

「あんた正気じゃない…どうかしてるわ
 親を殺されたとしても
 そこまではできないわよ。」

「!?…今…なんて?」


ジェインがつぶやいた言葉に驚くゴヌクです。
悪い人間に染まろうとするゴヌクを
絶妙のタイミングで引き戻すジェインです。

「わかったわ。どうしてもやめない気ね。
 じゃあ やってみなさいよ。
 私はなんとしてもテソンと結婚して
 ヘシンの人間になる。
 私も踏みつぶしたければどうぞ好きにして…」

ジェイン 捨て身の作戦です。



「ムン・ジェイン 思い上がるな。」

ゴヌク 2,3歩 歩いて ジェインに背を向けます。

「俺は必要なら お前も利用して
 容赦なく捨てる。
 俺のことなんか興味ないだろ。
 善人づらするな。」

ゴヌク わざとジェインを突き放し 自分を悪い人間に染め
復讐を遂げる決意に自分自身を奮い立たせようとしているかのようです。




ジェイン もう何を言っても無駄なのを悟ったかのように
急に力をなくしてしまいます。

「分かったわ。わたしはあんたが悪い人じゃないことを願ってた。」

復讐の鬼と化したかと思うぐらい
怒りに満ちあふれていたゴヌクの心。
しかし,ジェインのひとことで
一瞬で揺らぎます。自信と怒りに満ちた瞳が急に揺らぎ
迷子になった子どものようにうろたえます。
これが愛なのでしょうか。

「でも もういい。」

ジェイン静かに立ち去ろうとします。

ゴヌクはわき上がる自分の感情に戸惑っているようです。
振り向いて引き留めたい…けど…迷うゴヌクです。

ジェイン 涙をこぼしながら 振り向き

「私に 何かいうことはないの?」

ゴヌクは必死に自分の感情と戦います。
何も言わないゴヌクにジェイン悲しげな声で
つぶやきます。

「そう よく分かった…もう 何も言わない…
 終わりにする…
 何も知らず あんたに惹かれてなんて
 なさけない…
 でも これで あんたを気にせず
 自分の道を 進めそうだわ ありがとう…」

ジェイン 静かに立ち去ります。
何かとんでもない間違いを犯したのではないだろうか…という瞳のゴヌク

心の中でジェインに呼びかけます。
「ジェイン…おまえが
 誰を選ぼうが かまわない
 おれもヘシンも
 みんな 破滅する運命だ…」

悲しいけど戻れぬ道へ 一歩踏み出した二人です。

 

  


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