夢鉄道のブログⅡ

HOゲージを主体に蒸気機関車、電気機関車、電車などのブラスやペーパー工作の記事を掲載します。

叡山電鉄デオ300の最初で最後の連結運転

2022-10-29 13:00:07 | 懐かしの写真

私自身は撮り鉄ではないのですが

この趣味を持つことの原点となった

沿線の叡山電鉄の往年の写真を撮ったものが

残っています。

今回はタイトルの写真を紹介します。

当電鉄のエースだったデオ300型301と302が

廃車直前にはじめて2連で営業運転されたときに

撮影したものです。

もう2両連結運転はなしで廃車されると

思っていたのでこれには驚きました。

(宝ヶ池駅 1988.5.3)

当日は叡山線のみの運用で鞍馬線への

乗り入れはありませんでした。

(宝ヶ池駅)

八瀬駅に到着し、発車を待つデオ300型2連

車体長が他の車両より長いのでホームもギリギリで

停車している様子が伺えます。

これも従来2連運転されなかった要因のようです。

はじめて引っ張り出された貫通幌

連結器、エアホース、ジャンパー栓なども

竣工時の試運転以来手を繋ぐことができました。

ジャンパー栓はピカピカ

出町柳駅で発車を待つデオ300型2連

ここもホーム長いっぱいで停車

連結部の貫通路をはじめて通り抜けました。

車内にはトラブルに備えてなのか

作業員の方が乗り込まれ何かチェックされて

いました。

当時アルバムに記載したものです。

廃車寸前になぜこのような過去にない

連結運転がなされたのか知る由もないですが

叡電フアンにとって最後の花道的な運用に

よい思い出が残りました。

数日後、修学院車庫に赴き車庫内で解体中の

デオ300、302を撮影しました。

解体中のデオ300

台車は日立製作所のKHー23

エアサス、応荷重機構付の高性能台車

しかし、高性能すぎて後の730型には

利用されませんでした。

当時叡電唯一の高性能ポール電車として

話題を集めましたが、この路線では

その高性能を十分に発揮できず

生涯を終えたような気がします。

入線当時より通学通勤で幾度となく

乗車したデオ300

思い出を込めて組立てた模型で

往時を懐かしんでいます。

このデオ300は掲載した写真のほか

ビデオでも収録していますので

機会があれば紹介したいと思います。

また、撮影した叡電旧車の写真も

アップできればと考えています。


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