「映像による絵画のためのフリー素材」は70本に達しました。
素材テープはまだありますが第一段階はこれで一段落です。
秋、10月。質感のある雲が流れ、土手のススキの穂が光っています。
時間の経過で画面は秒刻みで変化していきます。映像のどの時点も絵になりそう!
今日はこのテープです。
テープが古いアナログのEDBetaなので再生中に脱落した磁性体によって画面が乱れるのは日常茶飯事です。
このテープも途中でこんな状態になりました。
でも30分強正常にキャプチャできました。
これが正常なシーンです。
新緑の季節の耕された畑の風景です。
映像が乱れた時点でクリーニングテープを掛けてキャプチャをやり直そうとしましたが、待てよ。
空に雲は無く風も無いのでまるで静止画のような映像が淡々と流れるだけなので30分で十分でしょう。
ここでひらめきました。NGの部分も使っちゃえ!
タイトルバックをNG部にしてみました。
「エントロピー増大」に引っ掛けたらどうだろう。
畑の作物って、大地を耕すことでエントロピーを最小に押さえ込んで、そこから増大に向かうことを利用して育てるものだと私は解釈しています。
ビデオテープの映像が微小なゴミによって乱れる現象もエントロピー増大の例と見た訳です。
素材テープはまだ十数本残っていますが一息入れてから考えます。
北信濃はこれから果物の季節です。桃は終わりですがりんご、ぶどう、梨、他にキノコも。
特に地元飯綱町はりんごの産地でさまざまな品種が育てられています。
青い英国りんご、サン津軽、紅玉、シナノゴールド、秋栄、シナノスイート、サンフジ、まだまだあって色も味も全く違います。赤くないりんごもあるんです。
そろそろ写真を撮らないと。