去る1月4日に映像が変になって悩みの種が増えた3管カメラ Ikegami HL-83 の件です。
棚に後ろ向きに収めておきましたが再度現状を確認してみようと作業台に載せて
その前にこんなテストリードを作りました。デジタルテスターの COM に使います。
カラーバーは正常に出ています。ということは POWER ユニットは恐らく正常なんでしょう。
生出しの映像は、あれっ、いいじゃない。
被写体はこれです。
あのときは POWER ユニットの半固定抵抗を適当にいじっちゃったので電圧を確認、正規の値に調整しました。
+9.6V をデジタルテスターで見ながら調整。
-4.8V も
+6.0V もピッタリに調整。
以上で POWER ユニットの正面にある半固定抵抗での調整は完了。
次は他の電圧を確認。マザーボードの裏にチェック端子があります。
+455V は低いですね。
+255V はまあまあ。
-50V はこんなもんでしょう。
-180V は、誤差の範囲かな。
+455V はどこで調整するのか、後で POWER ユニットを抜いて調べてみます。
その他にあのとき短気を起していじったのが FOCUS 。これは HL-79E のマニュアルを参考になんとかしましょう。
赤いコードは私が追加した電源コネクタへ行く物です。
一時は壊れてガラクタになっちゃたと思った貴重な HL-83 ですが希望が出てきました。
今回、各ユニットを抜いて点検したんですが、ユニットのどれかがマザーボードのコネクタと接触不良になっていた?。
正月に不調だったのはそれが原因ということにしておきます。
せっかくの機会なので POWER ユニットを抜いてケースから出してみました。
ケースの外からは見えない可変抵抗が3セットありました。
これはすぐにはいじらないでマーキングしてからにします。
今日の作業は HL-79E の調整過程を記録するためのリハーサルになりました。