夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-79D 試し撮りの前に動作確認しなきゃ

2019-11-14 14:43:27 | Weblog
自力で修理に成功した放送用3管カメラですが、試し撮りの前に3/4VTR BVU-150と組んで一連の動作確認をしました。
必要な機材は全部揃っています。

カメラのVTRコネクタに19pinケーブルを挿します。


BVU-150の14pinコネクタです。


電源はBPバッテリーを使ってみました。ロケは特製の軽自動車用鉛バッテリーとDC/DCコンバータを組み込んだユニットを使います。


自作のホルダーにガンマイクを装着。


MICコネクタにコードを挿します。なお、マイクコードのコネクタは両側XLR3pinオスなので自作した物です。


わかりにくいスイッチの構成です。これでVTR側から電源が供給されます。


カラーバーを出してVFを確認。


では動作テストです。VTRのRECPLAYを同時に押します。


レンズのトリガーを押します。押す度にON/OFFです。


VTRがガチャガチャいって録画スタート。


誇らしげな4連タリーが赤々と点灯。


レンズのRETを押してみます。


VFに録画中の映像が出ます。


マイクをゴシゴシするとVUメーターが動きます。CH1はBATT残量表示、CH2がマイク信号です。


ひととおりの動作は正常でした。難をいえばVTRの照明が点かない位ですが使うには支障ありません。

以下、録画したテープからキャプチャした静止画です。
カラーバーは


人形のBrunoです。室内で窓からの光なのでIRISはほとんど開放で、撮像管には非常に厳しい条件です。


Julietteも


テスト終了後要注意事項に気が付きました。VTR側から電源を供給して運用する場合、VTRをOFFにするとカメラ側はIRISがその時点のままで電源が切れるんです。カメラのPOWER又はリヤバッテリーの場合はIRISがAUTOなら自動でCLOSEになって撮像管が保護されます。必ずフィルターをCLOSEにする癖をつけるなど細心の注意が必要ですね。

さてと、試し撮りはどこにしましょうか。晩秋の北信濃は素材に事欠くことはありません。あそこもいいしあっちもいいしそこも。
コメント
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