楽天の試合が郡山で開催される予定だった。
だが、現実はいとも簡単に、説明なしに、主催者によって中止となった。
理由は何か。
それは原発放射線量が郡山市は高いからに他ならない。
「日本はひとつ」「元気を出して」とTVでは有名人が連日のように激励の言葉をおくる。
「私たちのプレーで被災地を元気づけたい・・・」(なら、郡山でやってみろ!)
しかし、所詮は他人事なのだ。(仕事でもフクシマにだけは行きたくない、と)
被災地の財布の中や健康まで真剣に考えてはいない。
結局、自分は自分で守るしかないのだ。
早々に福島から逃げ出した人も居る。だが、逃げたくても逃げられない人が殆どだ。
学者先生には、政府のひも付き、企業のひも付きで「放射線量の基準値」に対する考えが変わる。
企業は営利事業、費用対効果で必要十分を追及する。だから、ギリギリの安全値でよしとした。
だが、自然の力はそれ以上だった。
はやり言葉でこれを「想定外」という。(今年の流行語大賞決定だナ)
(結局、弱者の考えはいつの時代にも踏みにじられることになる)
悲観的なことばかりも語ってはいられない。
少なくとも、残った人たちは根っ子がここにしか無いのだ。
やるしかない。ここに残って、何とか工夫して必死に生きるしかない。