もう騙されないぞ！

本屋で立ち読みしてたら、団塊の世代向けの雑誌が増えている。
国の流れがそういう方向へ行き始めているのだ。

私は団塊の世代じゃない。団塊の世代の１年遅れだ。
この国において、団塊の世代が巻き起こした経済的影響や社会的影響は
計り知れないものがあるだろう。その団塊の世代が退職し始めた昨年、
あらゆる面において新局面を迎えることころとなっている。
国の牽引車であった彼らの事実上の引退。
モーレツ社員などと言われながら、命と引き換えにこの国のリードし
てきた団塊の世代だったが、今や世代交代の時期を迎えて、何をとって
も先行きが不安がつきまとうことになるだろう。
しかし、安住の老後を迎えるハズだったこの人たちの未来は明るくない
と思う。

無能な政治家、官僚達による机上のプログラムは失敗したようだ。
この国は迷走を始めている。
自分たちの保身だけに頭を使ったため、国民があらゆるツケを払うこと
になりそうだ。
別に武力国家を目指せと言っているわけじゃないけれど、もっと強い
日本に仕立ててもらいたかった。
優秀な彼らだったハズなのだが、明らかに、国力が弱体化し始めている。
計算違いや官僚による搾取で年金問題爆発、個人軽視とアメリカ模倣で
終身雇用の終焉、無資源国家であるが故のガソリン高騰、国策による
青年層学力低下など、以前は世界中のお手本となっていたこの国だった
のだが、国際的にも信用の無い国へまっしぐらである。
「どうしてくれるんだ」と言いたい。

あと２０年後には中国に牛耳られるアジアになるという。
団塊のリタイヤと人口減少は、不況によって、それでなくても購買力が
低下しているのに、モノが売れない時代にさらなる拍車をかけることに
なるようだ。

もう、自分のことは自分で守らなくちゃならない。
今風に言うなら、他人を蹴落としてもヤラレないようにヤルしかない。
この国には、そういう考え方が蔓延してしまった。

ウソで塗り固めたような商売がまかり通っている。
例えば、銀行などは蜘蛛の巣産業の何者でもない。
本来なら弱者も救済されるハズの金融であるべきが、吸い取れるなら
最後の一滴まで吸い取るような弱い者いじめになり下がっている。
ローンを組めない人は、高利へ走る。
そして、その高利貸しへ融資しているのが銀行なのだ。
さらに、その銀行へは国民の血税でもって赤字補填までしている。
最近では、やっとこ立ち直ったその銀行が、海外の金融政策失敗の影
響で莫大な損失をしたとか・・・

　「知るか！」　もう、騙されないぞ！