ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

祭りでも少子化が問題+幹部は何をすべきか?

2006年03月17日 09時23分52秒 | 祭人
最近、子供の数が少ない。学級閉鎖に追い込まれる学校も多々あるよう
だ。こと、二本松提灯祭りの現状でも少子化は無縁の話しではない。

一昨年聞いたはなしだけれど、二本松提灯祭り・竹田町の場合は、太鼓を
打つ子供の数が12人だったという。ご承知のように、太鼓台に乗る小若
の数は1チームで最低は4人である。4人で乗った場合、休憩というのは
全くない。小太鼓3と鉦1であるため、ずっと演奏し通しになるからだ。
太鼓を打ったことのある人なら分かると思うが、太鼓打ちはけっこうハー
ドな運動になる。太鼓台が曳き回されている間中、演奏が止められること
は無い。場面などにより囃子の内容が変わったり、祭典事務所前、太鼓台
同士の交差以外はずっと太鼓を打ち通しになる。だから、4人よりは5人
を乗せたいところだ。

しかし、町内回りの他、合同曳き回しとなると2から3チームでは数が足
りない。そして、何よりも小若というものは将来の若連の基礎となる若連
予備軍である。祭りを大切に思う気持ちとはうらはらに、少子化は将来の
二本松提灯祭りにも影を投げかけている。

子供を育成することに金がかかるから少子化なのだろうか?
確かに、教育にはお金がかかる仕組みの社会である。そのあたりを改め
て行く必要がある。(難しい問題は頭の良いひとに考えてもらおう)

さて、地域ではどんな取り組みをすれば良いのだろうか?
祭りに興味を示さない子供、保護者が増加しつつあるようだ。
少子化はともかく、地元に居ながら祭りに参加しない子供達、若連の数を
何とかしなくてはならない。

再三書いていることだけれど、祭りを楽しいものにしなくてはならない。
祭りを私物化することは、新規に参加するもの達には敬遠されがちだ。
さらに、言語道断なハナシだが、幹部の者が暴力を振るったりすることも
あると聞いている。

暴力を振るっている本人は祭りから去れ! と、言いたい。
いい気になっていると、祭りそのものがダメになる。

長期的に祭礼に携わる人たちは、新人育成、新人開発を念頭に祭りを
運営しなくてはならにのだ。それが幹部の務め、祭典事務員の務めである。