ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

男たちの大和

2006年02月27日 16時31分58秒 | シネマとビデオ
最近、映画「男たちの大和」を観て来た。
どうも、シナリオがいけない。
ストーリーが陳腐なのだ。
先に「北のゼロ年」を観た時も同じことを書いたけれど「何でそうなるのか」と
思うようなつまらない展開のハナシなのだ。

日本人には良いシナリオライターが少ないのではないだろうか・・・。

よくあるケースなのだが、外国映画で行われた「筋書き」だけを真似て邦画に
仕立てるケースがある。あれ、どこかで聞いたようなハナシだな、と思うと、
やっぱり外国映画で使われたストーリーが使われてたりしてつまらない。

ところで、今回の戦艦大和・・・前評判が良かった?
北の零年と同じに、すごくヒットしている・・・などとテレビでやっている。
アレは、テレビ局がグルになって流しているだけなのだろろう。
そういうテレビの話しに踊らされて観に行く方もバカだけれど、寂しい気持ち
になった。

子供の頃から戦艦大和が大好きだった。
写真を鉛筆で模写して、見ないでもその雄姿を描けるくらいだった。
大和のデータも知っている。
大砲の射程距離や総排水量、全長、全幅など・・・。
大きなプラモデルも作ったことがあった。

今回の映画に使われたセットはお粗末というしかない。
実物大の対空機銃などであったが、重厚感が全くなかった。
また、甲板で剣道大会や柔道大会のようなことが同時に行われていた?
ホントかいな、と思ってしまう。

アメリカと日本の共同制作だった「トラトラトラ」は壮大なスケールで
描かれていた。何度も観るに耐える作品だったと思う。

今回の大和、長渕の主題歌だかなんだか知らないけれど、米国映画の
「パールハーバー」と並んで駄作以外の何モノでもない。

もっと史実にのっとり、重厚なハナシにしてもらいたかった。


昨日、日曜日の何でも鑑定団に「戦艦長門の艦載旗」の本物が登場した
大きさに圧倒されるホンモノだった。
戦艦大和が出現するまで長門が連合艦隊の旗艦だったのだ。
大和・・・日本という同義の名称をもった日本人の魂でもあるのだ・・・。

チンケな映画を創って欲しくなかった。