ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

行政と市民を繋ぐもの(新二本松市の場合)

2005年08月09日 09時38分43秒 | 祭人
今年年末には合併による二本松市が誕生する。
先に「ケースワーカーが大事」という文を書いたけれど、これが不足しているから行政と市民生活が
かみ合わないのだ、と思う。

例:ふるさと村が出来たときの話し。
安達が原には、黒塚とその菩提寺である観世寺が前から存在していた。
ところが、ふるさと村を作るにあたって、行政が勝手に作ってしまった・・・と観世寺の住職から
ハナシを聞いたことがある。
現在は、ふるさと村を訪問する人はいても、本家の「観世寺と黒塚」を見て帰るひとは少ないと
いう。また、黒塚さえ知らない人もいる。
住職の話し「4号国道に以前あった、黒塚・安達が原の文字が消え、ふるさと村になってしま」と。
個人的には、ふるさと村と観世寺は共通入場券にすればいいと思うのだが、話しは簡単ではない。
ふるさと村建設の際には、行政がよく本家と話しをしなかったようだ。
だから、今は隣にあってもお互いに協力体制ができていないのだ。

この原因は何か。それは、市民生活と行政の間に入って根強く交渉を取り持つケースワーカーが
不可欠なのである。街づくりにしても、公と私を取り持つその存在が重要になってくる。
個々人は、それぞれに千差万別の事情があるからで、公の希望とおりには行かないことの方が多い
のが現実なのだ。

道路を一本貫通させるのに何十年もかかったハナシが二本松には存在する。
只今、六角川で移転などの保証が行われているけれど・・・結局、ハナシがまとまったところから
工事が行われて行く。
話しを簡単に決めた人から保証が行われ、工事も進む。
しかし、保証の額や条件は、担当者は同じだと言っているけれど、同じではない。
最後までゴネた人が得をしているのだ。
事実、最後までどけなかった人に御殿が建っているではないか。

私と公を繋ぐもの・・・ケースワーカーが大事なのだ。
良く人の話しを聞かないで行政を行う者も多い。
時間がかかるからと言って、あるいは、公の利益と言って押せないケースもあると思う。
よく相談もしないで開始すると、松岡トンネルのようなことになる。
つい最近廃案になったとか、ならないとか?

亀谷ロータリーもここに来てゴネている人がいるらしい。
T字路に戻すという計画らしいが・・・なんで昔にもどす必要がある?といい始めたとか。

こんな話しはゴマンとあるらしい。
公聴会と名をうって持たれる話し合いの場は無関心、老人の集会、イエスマンの集会。
発展が無い。

さてさて、今後どうなることやら。
理想論ばかりかかげても、問題の市民生活の一人一人に耳を貸す者が居なかったら、誰がやっても
同じ結末になる。
長期的に市民を何処へ案内すかというビジョンが無い。

今年は市町選挙がある。
昔、汚職で捕まった市長が居たけれど、この人の選挙事務所に出入りする古参の老婆が言っていた。
「○○さんは仕事するわよ」と。1期は無難に前任者の仕事を処理したが、2期目で本性が出た。
今年出馬すると言っている人たち。
何ができるんだろう。どんな実績があるのだろう? 注目したい。

ラジカルに行政を変えることが出来るのは首長しか居ない。
市議会議員では何もできない。
新市民はどんな人を選ぶの かな?