デリリウム17 (新潮文庫) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
40過ぎたおっさんにはなんだかこそばゆいような、10代の恋愛小説です。
帯をみてそんなのわかるだろうって感じですが。
”オバマ大統領が娘に贈ったミリオンセラー”
これにやられました。オバマが娘に贈る本って??
しかも舞台のアメリカ合衆国は”愛”が禁じられており、18歳になるとロボトミーのような治療を受けさせられ、政府の決めた相手と結婚して子供をもうける、そんな世界が当たり前の近未来。
おもしろそー。
確かに面白かったです。
”愛が病と禁じられた近未来の世界で17歳のレナは恋に落ちたー。”
は読んでませんでんした。たまにはこういう小説を読むのもいいです。
ただラストは・・・
読み終わってわかるのですが、実はこの1冊は3部作の中の上巻で、まだ翻訳されていない中巻、下巻があります。そういうわけで非常に中途半端なところで終わっています。作者が伝えたい愛について、1/3以下しか言えてないのだと思います。
もやもやしたくないという方は残りの2作が翻訳されたのを待って読むことをお勧めします。それか英語版を読むかですが・・・・