はーちゃんdays 2

春から大学生(仮)と高校2年生の二人の子供の父親。本を読むのは遅いです。絵本も好きです。

まんが やってみたくなるオープンダイアローグ 読了

2021年12月05日 | 買った本、読んだ本


オープンダイローグなるものは何だということで購入して読みました。

リフレクティングそれが一番大事とのことでした。

当事者の目の前で専門家同士の話を聞いてもらいながら、ケースカンファレンスをするような状態をイメージしてください。
P82より


どんな話でもちゃんと聞くということが一番大事で、リフレクティングによって話したことがどのように伝わっているかを話し相手にもみてもらう。妄想を妄想として理解するのではなく、妄想によって何が困っているのか、どうしたら良いのかなど具体的な提案をしたり、改善策を出してみたり、とにかく聞いて理解しようとするスタンスが大切なんだと思いました。

ひきこもりの人ばかりでなく、統合失調症などの精神疾患の人らにもオープンダイアローグは有効なようである。
そう考えると、今の精神科での治療時間は圧倒的に少ないように思う。特に大人は少ないように思う。
投薬による治療がどうしても中心なってしまっているからだろう。

8050問題の解決策として私が考えたこと。
1 行政が地区単位で人数を把握すること。できれば独居老人と同じように、誰かが時々様子を見るようにする。
2 ひきこもり歴が一年を超える前にオープンダイアローグの場に参加できるようにすること。まずはオープンダイアローグチームを国がバックアップできるシステムや保険診療でコストが取れるようにできれば、、、
3 家族と当事者では決して解決しないということを家族が理解すること。
どれも実現は難しいです。

家族が、解決と思っていることをひきこもりの人に押し付けないそれが大事なんでしょうが、それでは何年経っても変わらなく、変わらない状態がむしろ波風立たずでいいやと思って、親も兄弟も何も言わなくてなってしまっています。

気軽に相談、気軽に対応できるシステムはないものだろうか、、
藤里方式のような取り組みがどこの街にでもなければまだまだ8050問題の解決は難しいと思った。

自分が今できることは親を動かすことぐらいだが、それも80の親にいまさら地域の相談所に連絡して色々するような気力は正直無い。
どうしたものだろうか。

次回は藤里方式についての読者をしてみようと思ってます。